子育て②1人目育児・産後の入院生活~恐怖の授乳指導
産後3日目くらいからおっぱいが滲み始めた
体の回復優先で、
赤ちゃんは基本新生児室で預かるね
お見舞いの人が来てお部屋に連れていきたいときは言ってね
と言われていた
夜間のミルクも看護師さんたちがあげてくれていたので
私は回復してきていた
乳腺の緊張具合をみてもらい、
おっぱいマッサージの指導が始まった
これがまた想像を超えてくる辛さで、乳首をちぎられるかと思った
触ると痛く、ちまちまと触っている私に
そんなんじゃ全然でないよ!もっと強くこう!!
と助産師さんはガンガン乳首を縦横につぶしたりした
痛い!痛いよ~~!!と私は泣きながら助産師さんの手を抑えた
もともとキツめの顔の助産師さんだったが、私には本当に般若のように見えた
助産師さんが戻った後、絶対もう、やられないように必死で一人でマッサージをした
刺激で子宮も収縮するのでお腹も痛かった
そんな日に夫が、産後はじめて会いに来た
夫は娘と初対面し、初めて父の顔を見せてくれた
大切そうに抱え、
あくびしたり、眠ったり、たまに少し目をあける娘を
じーっと見ていた。
〇〇ちゃん、ぱぱだよ
と話しかけたりもしていた。
私はそんな姿に癒されつつ、
助産師さんの授乳指導が地獄だった
鬼のようなこわい人だった
と告げ口をした
夫は
大変だね~とおそらく聞き流していた
恐怖の授乳指導のおかげで母乳は少しずつ出るようになった
沢山作られる母乳のわりに
出口がまだ少なかったので詰まってしまい乳腺炎にもなった
熱が上がり、胸は痛くて、それでも吸わせるしかないと言われ
白目をむきながら授乳した。
痛さが勝り苦痛だった。
それでも必死で吸おうとする娘は可愛かった。
少しずつ量もたくさん飲ませられるようになり、
助産師さんありがとうございます
と思えるようになった
でも病院内であの助産師さんを遠めで見かけると
子宮がギュっと痛くなった
あの時の恐怖がよみがえり、反射的に、あ!鬼だ
と思ってしまっている自分もいた