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【アサクリ問題】弥助問題の経緯をざっくり解説

アサシンクリードシャドウズについての問題について、既にゲームだけの話ではなくなっているため、経緯がよくわからなくなっています。
そこで、経緯がよくわからない方に、ざっくりとした説明を行います。
なお、問題が多岐に分かれており、間違っている認識もあるかもしれませんが、大筋は間違っていないはずです。
情報源などの詳細については個別に調べてください。

問題点

ゲームの問題から派生して、歴史改竄の問題ではないかと言われており、現状は大きく分けて二点の問題があります。

【1】トーマス・ロックリー氏による「歴史ノンフィクション」書籍等に関する問題

・弥助が伝説的な活躍をしたとの偽史が本当の歴史として海外で拡散
・日本人が積極的に奴隷貿易を行っていたとのデマが拡散
⇒日本人では信じないようなことを、海外の人は信じることもあり、第二の従軍慰安婦問題と言われることもあります。

※海外の書籍は以下参照してください

【2】ゲーム「アサシンクリードシャドウズ」(以下、アサクリ)に関する問題

・問題点は多種多様なため、以下の経緯内で説明します。

経緯(時系列)

1.日本大学の法学部准教授トーマス・ロックリー氏、鳥取トム名義で、海外のWikipediaで弥助に関する内容を書き換える

・参考文献を自分の本にするなどの改竄

2.トーマス・ロックリー氏、「歴史ノンフィクション」として弥助の本を出版する

・日本社会の頂点に立つほどの伝説の黒人侍がいた歴史を創作した本が出版(「AfricanSamurai」等)

影響:
・海外ではすでに信じ始めている人がいる
 ⇒ブラジルでは、英雄弥助を題材にカーニバルを行っている
・意味不明な日本のことわざがでまわっているらしい(出所不明確)
 ⇒「侍が勇敢であるためには少しでも黒人の血が入っていなければならない」

ことわざは以下の一つ目が元で出てきた話となっているようです。原典のことが記載されているのは二つ目にあるらしい。(2024/07/28 追記)

3.ゲーム会社UbiSoftが「アサシンクリードシャドウズ」を発売すると発表し、「実在した歴史上の人物や当時の出来事を忠実に描いている」との報道を行う

注)アサクリシリーズは、歴史考証が正確との提供のあるゲーム

4.主人公が黒人侍の弥助との報道があり、ゲームのコンセプトアートや宣伝用動画が公開される

5.間違い探しが始まる

・日本を舞台にしたアサシンのゲームなのに黒人侍がでてくる
 ⇒弥助は実在したが、侍であった証拠は見当たらなく不明確(曖昧)である
 ⇒いままでのシリーズは、主人公はその土地の実在しない人物だった。今作では実在した人物である黒人の弥助が、歩くと日本人が全員ペコペコお辞儀をする
 ⇒戦闘シーンでは、ヒップホップの音楽とともに、日本人を斬首するなど日本人男性蔑視の人権問題も指摘されている
・監修した人々は日本の何を監修したのかわからないほどひどく、リスペクトがないと思われる
 ⇒日本の宣伝用動画に中国語字幕で配信
 ⇒畳が四角とか四季がおかしい
 ⇒武士は正座している
 ⇒風景はミャンマーではないか等々
・関ケ原鉄砲隊の旗や文化物の盗用疑惑等の杜撰な権利関係がみられる

6.ゲーム批判者に対するゲーム会社の不誠実な対応

・専門家チェックも入れた史実であり、これを批判するのはレイシスト等と発言された

7.トーマス・ロックリー氏、アサクリとは関係がないと発言

・作者がゲーム会社のポッドキャスト出演しており、なんらか関与していることは確認されている

8.トーマス・ロックリー氏、ブリタニカを編集する

・ブリタニカは、Wikipediaよりもファクトチェックがあるため信頼されている。ファクトチェックした人は、Ethan Teekah氏とのこと。

番外

■仏ジャパンエキスポで、漫画ONE PIECEのキャラクターであるゾロの刀(三代鬼徹)を弥助の刀として展示してしまう

・織田と尾田を間違えたのではないか説がある

■弥助と直江がLGBTQ+

・実在した人物に、センシティブな属性をつけていいのか等の問題がある

まとめ

ざっくり説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
おそらくゲームは発売はされるでしょうが、発売してもツッコミ所が多そうな感じですね。
歴史改竄は洒落になってないです。

補足

Music Video(AI)も作ってみましたので、よければ聞いてみてください。

イカレタ世界へようこそ (AI Music Video)#アサクリ問題 (youtube.com)

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