中国史座右の銘探求[私選]③
引き続き中国史における個人的に戒めとしたい言葉について書きたいと思います。自分のアウトプット用です。もし宜しければお手すきの際にご覧になってください。
①不虞に備えざれば、以て師(いくさ)すべからず (春秋左氏伝 陰公五年)
[意味] 万一の場合の準備をしていないときには、戦争はすべきものではない。
[感想] 自分自身の勝負事全てにあてはまりそうです。色々なパターンを想定しておきたいものです。
②隣の厚きは君の薄きなり (春秋左氏伝 僖公三十年)
[意味] 隣国が厚く発展してくることは、こちらの国が薄くなって危うくなるとみるべきだ。
[感想] 相手の発展に気づいている時点で、自身を相対的に評価し相手に合わせた伸びしかしないようになっているかもしれません。(ただし、立ち位置をはかるのも重要ですが) 相手が伸びている時に、その発展が分からないほど自分の能力も伸ばしていきたいものです。
③辞、順なるに、従わざるは不祥なり。 (春秋左氏伝 文公十四年)
[意味] 相手の言葉が道理にかなっているのに、自分がそれに従わないのは良くないことである。
[感想] 自分の意見に固執せず、何が正しいのかを柔軟に把握するよう心掛けられたらと思います。誰が言ったかにも左右されそうなことを示唆する言葉です。普段から信用されていない人が理にかなっていることをいっても支持される可能性は低いかもしれません。