【雑談】”Language Exchange”を通して気づいた日本語の面白さ!
こんにちは!
メルボルンで学部留学をしているれいです!
前回の投稿からだいぶ期間が空いてしまいましたが、まだnoteは更新していきたいと常に思っています。笑
実は11月から2月まで長期休みがあったため、日本に一時帰国していました。そしてまたメルボルンに帰ってきて現在2年生の1学期後半を迎えております。
なのでまだメルボルン歴は合計で半年くらいの私。
今日は最近ハマっている"Language Exchange"(直訳すると「言語の交換」という意味で、それぞれの話せる言語を教えあおうよ〜みたいなもの)を通して気づいたことをシェアします!
日本への関心の高さ
オーストラリアに来て驚いたのは日本語への海外の人の関心の高さ!
言語だけでなく、日本という国、日本文化に対する海外の人の興味関心はすごく大きいなと日々感じます。
アニメや日本食など世界に誇れる文化が日本にはたくさんあるので予想はしていましたが、想像以上!
「日本から来た」と自己紹介すれば「この前日本行ったよ」とか「一番今きたい国なんだよね」といった反応がよく返ってきます。
そして日本語を話せる人も結構多い!
話せると言ってもいろんなレベルがありますが、短いフレーズくらいなら多くの人がアニメから学んでいるみたいです。
あと、大学に日本クラブがあるのですが、その会員数はなんと100人越え!どうやら大学内のクラブで最大規模らしい…。
いつもイベント会場は人が多すぎて席が足りていません笑。
私は現在、中国人の女の子2人とルームシェアをしています。
そしてよくお互いの言語を教え合っています。(Language Exchange)
これがすっっっごくいい環境なんです!!
日常的に中国語を学べるのはもちろんのこと、日本語を教えてる中でたくさん面白い発見があるからです!
以下では私が日本語を教えてる中で気づいたこと、そしてルームメイトに質問されて気付かされたことを紹介していきます!
①日本語のニュアンスの幅広さ
ある日、ルームメイトの1人が私に質問をしてきました。
「れい、『そうだね』と『そうか』と『そうですね』の違いって何〜?」
って。
え、なんて説明したらいいの〜〜〜!母国語だから違いはわかるけど、改めて聞かれると説明するのむずっ!
『そうだね』は相手に共感している感じが強くて、
『そうか』は共感しつつ1人で納得してる感じが強くて、少し男っぽい、
『そうですね』は相手に共感を示す感じで、ちょっと丁寧。
みたいな感じ?
なんとか説明したんですけど、唐突に聞かれたこともあってすごくあたふたしてしまいました笑 こういうのってシチュエーションにもよるしなー。
他の友達にも「さよなら」「じゃあね」「またね」の違いは?って聞かれたことがあります。全部別れ際にいう言葉だけど、意味合いが少しずつ違いますよね。
あと「ひらがなとカタカナってどう使い分けるの?なんで漢字も使うの?」っていう質問もよく聞かれます。なかなかこれも鋭い質問!
カタカナは外国語からくる言葉に使う。漢字は一目見て意味が理解しやすい、文章が読みやすくなるからじゃないかなって答えました。でもカタカナは可愛いさやロボット感などニュアンスを出すために使う時もありますよね。漢字もわざと使うとき、使わない時がある。
日本語ってニュアンスを大事にする言語なんだなーって改めて気付かされました。そしてその違いを聞かれるととても困る!笑 でも質問されるとその違いを必死に考える。この、普段気にしないことを説明しようとする過程がすごく面白いなって感じます。
②不規則な変化が多すぎる!
これはどんな言語にもあることですが、ルール通りにいかない言葉ってありますよね。英語でも複数形の作り方とか、過去形の不規則変化とか、例外が多すぎて何回うんざりしたことか。笑
でもLanguage Exchangeを通して、日本語ももれなく学習者をうんざりさせる言語だってことに気づきました。
まず発音編。
ある日ルームメイトが質問してきました。
「私は〜の『は』の発音はどうして”Ha”じゃなくて”Wa”なの?」って。あ〜〜〜確かにね??
ごめん、私もちゃんと理由は知らなんなーってなりました笑。
多分歴史的に色々あったんだと思うけど、とりあえず「私は〜」の『は』は”Wa”なんだよなー。
理由がちゃんと説明できなかった代わりに、他の「こんにちは」などの例外も教えてあげました。あと「じ」と「ぢ」、「ず」と「づ」は同じ発音だけど、使い分けるんだよってことも教えてあげました。使い分けのルールなんて普段意識したことがなかったのでググったのですが、これもまた規則がありながら不規則な例外が多いこと! 結局その日は同じ発音だけど使い分けるってことだけ伝えて、さすがにルールまで教えるのは諦めました。笑
次に漢字編。
漢字は中国語と同じ文字が多いので、中国人の友達は大体文字を見れば意味は理解しています。ただやっぱり漢字の読み方に苦戦している様子。
これは私が中国語を勉強している時にも思うのでお互い様という感じもしますが、日本語が厄介なのは1つの漢字に読み方がたくさんあるということ!中国語は文字1つに対して読み方は1つしかありません。
発音がたくさんある例として「日」の読み方を教えてあげました。
特に「日曜日」の読み方を教えた時、めっちゃウケました😂
読み方違いすぎでしょ〜って3人で言い合って楽しかったです笑
最後に数字編。
言語学習の時って初期の段階で数字の数え方を覚えますよね。
だからルームメイトも「いち、に、さん…」って数えてたんです。
その時「4」は「よん」とも言うし「し」とも言うなーって思い出したんです。同じく「7」も「なな」と「しち」と2種類ある。
はっきりとした違いは見当たらないし、使い分けは場面や人によるってことに気づいて、またなんて教えればいいんだ…って困らされました🤷♀️
そして「年齢を言いたい」と要望されたので10以上の数字の作り方も教えてあげました。これは数字を並べるだけだし、中国語と同じシステムだったのでサクサク進みました。
問題は100以上の数字を数え始めた時。
私は3桁の時も簡単よ〜って「ひゃく、にひゃく」と数え始めたのですが、「さんびゃく」で止まりました笑。ごめん、300だけは例外だ!
そして後々「ろっぴゃく」「はっぴゃく」も例外だということに気づく。
ルール通りにいかない日本語。
日本人として謝っておきました笑
③発音が難しい!
私からしたら英語や中国語にはたくさんの発音があるし、発音を間違えると違う意味に通じてしまうから、その点日本語は簡単だよなーって思ってました。文字通りに読めばほとんどの場合意味が通じるじゃないですか。(例外はもちろんあるけど。私は〜の『は』みたいに)
でも逆に発音に長けている外国人からすると、日本語の発音は難しく感じることがあるみたいです。
例えば日本語は「Hu」と「Fu」どっち?って聞かれたことがあります。
日本人からすると正直どっちも「ふ」なんですけど、この2つって発音の仕方が違くて、中国人はこれらの音を使い分けているので日本語を学ぶとき混乱するようです。日本語はそもそもその2つを区別しないということを教えました。
あとは「R」の発音も混乱を招きやすいです。
日本語の「らりるれろ」は「ra, ri, ru, re, ro」と表記しますよね。でもこれらを発音するときに私たちが使う音は、英語でいう「L」の音。ローマ字表記と発音が一致していないんです。
実はこの気づきから、私は自分の名前が2種類あることに気づきました。
日本語で話しているときは自分のことを「れい」と言うし、呼んでほしい。だけどスペルは「Rei」なので、英語で自己紹介をするときは必ず「R」の音を使っています。日本語だと「L」の音なのに、英語を話しているときに「L」の音を使われるとなぜか自分の名前じゃない気がしちゃうんです。
今まで意識したことがなかったので、この気づきは衝撃的で、おもしろっ!てなりました。
あとは小さい「っ」「ゃ」「ゅ」「ょ」や伸ばし棒の「ー」の発音。
ひらがなを一通り学んでも、これらの文字が出てくることによって発音に困っている人は多いと思います。
④番外編(日本語のタイピング)
最後は日本語を教えていて気づいたことではないので番外編にしてみました。
これはオーストラリア人の友達といた時のこと。
私が2種類の日本語入力を使っていることに驚かれました。
みなさんはどちらを使いますか?
私は好みは特にないので、ランダムにその時出てきた入力ボードを使っています。海外の人には特に「日本語かな」の入力ボードが珍しく見えるようで、長押しか複数回タップすると文字を変えられるということを実演して見せたら感動していました笑。
以上が最近のマイブームである”Language Exchange”を通して気づいた日本語の難しさ・面白さでした!
おそらくどれも当たり前のことだと思われたかもしれませんが、当たり前だからこそ意識を向けた時に気づくことが多く、そして海外の人はいちいちそれにリアクションしてくれるので、私はそれが面白いな〜と思っています。
もっともっとLanguage Exchangeをして、英語・中国語、そして日本語のレベルも上げていきたいと思います!!
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