幸せな時間

 今日は娘たちとの時間。特別なことをするわけではないのだけれど、下の娘とは一緒にちょっとリッチなランチを食べて(今回は娘がご馳走してくれました)上の娘のお家に夕方からお邪魔して、夕飯をご馳走してもらった後に、ワイワイとボードゲームやトランプで盛り上がった楽しい時間を過ごしました。

 自分が親に育てられた時は、こんなにしてあげているんだから大きくなったら恩返しをして当然と言わんばかりな感じで、結婚して子供が生まれてからは毎週のように押しかけてきて、しまいには毎週泊まっていく感じになって、いやではなかったけれど、かなり無理して負担だったのを思い出しました。

 そんなこともあったから、自分の子育ては、将来を期待して何かをしてもらいたいからとか、子供に親の願望をお仕着せて何かになってもらいたいから育てるということは絶対にしたく無いと思っていました。

 あまり豊かではなかった子育て生活の中で、全てを物質的に十分にできたわけではなかったけれど、目の前の成長の変化を毎日見逃さないように見守り、今この子が感じていること考えていることに私のベストを尽くそうとそれだけをしてきました。

 魂レベルでは、今回は私は親と言う立場で、先に生まれてきて大人だけれど、本質的に持っているものは大人も子供も同じだという認識が私にはあったので、この世的な生活ルールや躾のようなことは伝えて育むようにしたけれど、どんなに小さくても魂は対等だと思っていたから、3歳ぐらいからはどんなことでもちゃんと話し合うスタンスをとってきました。気持ちの行き違いは当然あるけれど、話し合うことでお互いがちゃんと納得できるように、大人の権威で押し付けで我慢させるのはどこかおかしいと思っていたので、それだけは根底から外さずに育んできました。私が間違えた時はちゃんと謝る姿勢を見せました。私が謝らないのに、子供だけに謝らせるなんておかしいと思っていましたから。

 今、すごくいい関係にあるのは、きっと小さい頃からの積み重ねの年月だと感じています。もちろん反抗されたこともあるし、私の言うことに耳を傾けず暴走した時もあるし、友達付き合いの方が断然いいので親なんてそっちのけの時だってもちろんあったし、でも、色々なウエーブがあって、親だって完璧に何もかもできるわけではないけれど、それでも頑張って生きている一人の人間。そんなことが子供が成人して大きくなるにつれて、親を一人の人間として長所も短所も含めての関係性を築いてくれるようになってきたのだと思います。

 それはとても幸せなこと。他人と楽しく愉快に過ごすこともとても素敵だけれど、大人になった家族と心から話せて、なんでもない時間を過ごせることは、本当はみんな望んでいることだと思うのです。

 魂のご縁で結ばれた親子関係だからこそ学び合い成長し合えることを喜んで積み重ねる中で年輪が愛の時になると感じる今です。

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東 れい
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