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急成長中ITコンサル3社を徹底比較!【ノースサンド / Dirbato / ビジョンコンサル】各社の特徴や強みを解説。

こんにちは!
アクセンチュアでDXコンサルタントを経験し、
現在はコンサル業界特化エージェントをしております、浅田と申します。

今回は、急成長中かつIT経験者から非常に人気が高いITコンサルティングファームであり、事業内容、売り上げ規模、社員数が近く競合として比較されることの多いノースサンド、Dirbato、ビジョン・コンサルティングの3社について、比較していきたいと思います。


3社の共通点

まずはノースサンド、Dirbato、ビジョン・コンサルティングの共通点について説明します。

①創業者がベイカレント・コンサルティング出身

ノースサンド代表前田氏、Dirbato代表金山氏、ビジョン・コンサルティング代表佐藤氏はいずれも、日系最大手コンサルティングファームのベイカレント・コンサルティング出身です。
このような背景から、3社ともベイカレント社のモデルを踏襲した組織体制となっております。

②ワンプール制を採用

3社とも「ワンプール制」という組織体制を採用しています。ワンプール制とは、コンサルタントの所属を業界やソリューションによって細分化せず、1つのプール(部門)の所属とします。
こうすることで、コンサルタントは特定の業界、ソリューションにとらわれず幅広い案件に参画することが可能です。

③コンサルと営業が別組織

アクセンチュア、Big4などの大手コンサルティングファームでは、ディレクターやパートナーと呼ばれる最上位クラスのメンバーが、事業会社の役員、事業部長とのコネクションを利用して案件を獲得することが一般的です。

上記のような案件獲得は数百億円規模の大型案件の獲得が可能な一方、上位メンバーは既存のプロジェクトの推進(デリバリー)と新規案件の提案準備、獲得の両方にコミットしなければならないため、負荷がかかり効率が悪くなるという課題がありました。

一方で、ベイカレント・コンサルティングはコンサルタントとは別で営業組織を作り、営業とコンサルの分業化を行いました。営業専任のメンバーが新規案件を獲得し、社内のコンサルタントをアサインするというプロセスです。

こうすることでコンサルタントはプロジェクトのデリバリーにコミットすることができ、効率的なサービス提供が可能となります。
ノースサンド、Dirbato、ビジョン・コンサルティングの3社も同モデルを採用しており、結果として非常に速いスピードで企業規模が拡大しております

ノースサンド


ノースサンドの概要

設立:2015年7月
人数:1,127名(2024年10月1日時点)
売上高:91.4億円(2024年1月実績)
本社:東京都中央区銀座4丁目12−15 歌舞伎座タワー 7F

ノースサンドは2015年7月設立のコンサルティングファームです。現代表の前田 知紘氏がSAP、ベイカレント・コンサルティングを経て創業。

東京本社のほかに大阪に関西オフィスを構えています。

ノースサンドの強み

  • 売上高が急増

    • 直近での売り上げ高の増加率が非常に高く、2022年→2023においては前年比2倍成長を達成している。

  • 従業員の会社満足度が高い

    • GreatPlace To Work® Institute Japanより「働きがいがある会社」として、7年連続でベストカンパニーに選出。

    • リンクアンドモチベーション社の調査による「エンゲージメントスコア」が中堅・成長ベンチャー企業部門で3位。また、「ベストモチベーションカンパニーアワード2024」を受賞。

どんな会社か?

代表の前田氏がコンサルタント出身であり、顧客目線の徹底した支援を行う点を重視しています。クライアントが求めるのは見栄えの良い資料ではなく目の前の課題の解決であり、そこに泥臭く伴走支援することを大切にしています。

また、前田氏は「コンサルタントにとって重要なのはスキルよりセンスだ」と考えており、クライアントに入り込むことでクライアントが直面する目の前の課題を一緒に解決できるコンサルティングサービスを目指しています。

コンサルタントの"人"の部分にフォーカスをしているため、良い方が多く、成長意欲の高いメンバーと働ける環境である点も魅力です。

Dirbato

Dirbato概要

設立: 2018年10月
人数:非公開(約1,000名)
売上高: 282億円(2024年3月時点)
本社:東京都港区⾚坂九丁⽬7番1号ミッドタウン・タワー32階

Dirbatoは2018年に現代表金山氏がベイカレント・コンサルティングの営業部門の統括責任者を経て創業。
「テクノロジーで世界に喜びを。」というミッションを掲げ、日本におけるIT人材の市場価値向上を実現するべく設立されました。

Dirbatoの強み

  • 案件の単価が高い

    • 売上280億円で従業員数が約1,000人であるため、コンサルタント1人当たりの年間売り上げは約3,000万円となる。(全社員のうち95%がコンサルタントと仮定)

    • この数値は大手グローバルファームに匹敵する。

  • IT領域の支援が強い

    • エンジニア出身のメンバーが多く、開発に詳しいコンサルタントが上流から下流まで一気通貫で支援を行うため、大規模システム統合など高難易度の案件に強い

どんな会社か?

DirbatoはITの上流から実行支援までの一気通貫した支援に強く、特に実行支援において高い技術力に定評があります。エンジニア出身のコンサルタントが多く在籍し、実際のシステム開発やインフラの構築のプロジェクトでは上流の設計だけでなくパラメーターのレビューなど詳細まで踏み込んだ支援が可能で、トラブルのないリリースを強みとしています。

また、コンサルタントのキャリアカウンセリングや組織開発、評価制度の立案や実行を専門に行うEmployee Success(ES)という組織があるのが特徴です。ワンプールモデルのコンサルティングファームはコンサルのキャリアカウンセリングは営業が担当していることが多いですが、Dirbatoはそれらに特化した組織を作ることで社員のキャリアパスの実現や、妥当性の高い評価を実現しています。

ビジョン・コンサルティング

ビジョン・コンサルティングの概要

設立: 2018年10月
人数:1,135名(2024年10月時点)
売上高: 106億円
本社:東東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー39階

ビジョン・コンサルティングは「イノベーションで世界をより良く」を経営理念に掲げ、
日本発のグローバルコンサルティングファームとして2014年に設立されました。

東京本社のほか、西日本支社(大阪府大阪市)、中部支社(名古屋市中区)を持ち、また海外拠点としてロサンゼルス支社、シンガポール支社、オーストラリア支社を持っています。

ビジョン・コンサルティングの強み

  • グローバル案件に参画可能

    • 日系コンサルティングファームとしては珍しく海外に拠点を構えており、海外拠点での勤務などグローバル経験を積むことが可能。

  • すぐれた労働環境

    • 平均昇給率10%以上 / 離職率8% / 平均残業時間16h

    • 日本次世代企業普及機構(ホワイト財団)より、大手総合系コンサルティングファーム“初”としてホワイト企業に認定。

どんな会社か?

ビジョン・コンサルティングは経営の意思決定のスピードが非常に速く、グローバルへの進出など、同業他社にはない事業展開を行っています。新しいサービス立ち上げ・案件化のスピードが速く、市場の変化に対応した競合優位性の高いサービス提供が可能です。

まとめ

今回は急成長中かつ人気のある3社について説明をしていきました。

3社を含めたITコンサル業界へのキャリアチェンジをお考えの方は、是非一度面談で詳細をお伝えさせてください。

実際の働き方プロジェクト事例想定年収などの情報をお伝えさせていただき、通過確度の高い書類作成コンサルならではの面接対策など、徹底的な対策を実施させていただきます。

コンサル・IT未経験の方も是非ご連絡ください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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