質問できない人は、エンジニアにはなれない。
「質問力」って実はとても大事です。
言葉を選ばずに言えば、質問できない人は、そもそもエンジニアに転職できないか、運よくエンジニアになれたとしても3か月以内にクビ(=試用期間を満了できない)のどちらかになると思います。
また、フリーランスや人材派遣型(≒SES)企業に所属しているエンジニアは、プロジェクト毎に派遣先が変わり、メンバーや使用技術等がガラッと変わってしまうことが、しばしば発生します。
そのような状況で質問下手だと、未経験者だけでなく、業界経験がある方でも現場とマッチしないと判断され、「退場」ということになります。
※フリーランスや派遣の方が現場とマッチせず「1か月で退場」という事態は、この業界ではかなり普通です。
個人的には、3か月で半分の方は切られると思っています。(もう少し詳細にいうと、予め欲しい人数の倍の人数を連れてきて、使えそうな人だけを残すイメージです。)
また、質問するときは、質問された方の手間や時間を取らせている事に対する「申し訳なさ」と「感謝」を忘れないことが大事です。
質問をするときは、質問された方が答えやすいかを考え、
円滑なコミュニケーションを行うように心がけましょう。
今回は良くない質問例と、どうすればよい質問を行えるようになるのかテンプレとその実例について、紹介したいと思います。
良くないの質問テンプレ
・やりたいこと
・本人なりの仮説や考え
・現状
この3つしか書かれてないケース非常に多いです。
場合によっては、現状も書かれていないものも多いです。
もう少しわかりやすくするため、質問例を以下に記載します。
良くない質問例
ローカル環境(自分のマシン)で、dockerで開発環境作ってる人の質問。
質問
https://qiita.com/NaokiIshimura/items/7cb2390243939a34754f
上記サイトを参考にXXXX.rbでの以下の一文をコメントアウトしましたが、ブラウザでは依然bad gatewayが表示されます。
port ENV.fetch(“PORT”) { 3000 }
一読しただけで、以下のような疑問が沸くと思います。
・上記サイトのどの部分を?
・XXXX.rbでの以下の一文ってどこ?(※アプリ全体としてgitのURLは共有されていましたが、プルリク等はありません。)
・bad gateway以外にログやメッセージはないの?
そして、質問に回答するためには、質問文章の不明点や複数解釈ができる部分を一つ一つヒアリング、もしくは、あらゆる可能性を考え一つ一つそれらを検証するという作業が発生します。
そのため、質問された側は多くの時間と手間を奪われることになります。
また、質問した側も追加のヒアリング等が発生するため、追加の手間が発生しますし、結果として、早く答えが欲しいと思っているのにも関わらず、答えをもらうまでの時間が遅くなってしまいます。
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