見出し画像

読書日記〜ドクターストーン〜

昨日は遅くまで本を読み寝落ち。寝苦しい体勢で目を覚ます10時前。今起き1日を始めればまともな休日。分かっていながらも2度寝。頭はぼんやり。腰辺りにぴたりとくっつくように猫が眠る。起こしたら悪い。仕方なく目を閉じるが直ぐ目覚ましが鳴る。かける必要もない。何となくまともな時間帯に動こうとして昨晩かけたもの。察する。直ぐ止め何となくSNSを見る。みんなclubhouseという新SNSに興味を惹かれている様子が垣間見える。何となく時代に乗り遅れているような焦燥を覚える。焦りが何処からくるものかを遡り考える。面倒になりスマホを閉じもう1度眠る。次に起きたのは12時。猫ももういない。餌場の近くの窓際に座り如何にも猫らしい影を作る。水を1杯飲み玄米フレーク、オートミール、果物グラノーラを1:1:1で混ぜたものに牛乳を注ぎ食べる。昨日調べた中で最も終了期日の近い個展場所を再度調べ、服を着替え化粧をする。また段々眠くなり耐えきれずもう1度布団に入る。10分だけ寝ようと思い目覚ましをかける。次に目が覚めたのは4時。16:00だった。外出したかった1日が肉体の怠さ、眠気に飲まれ錘をつけられたかのように身体を深海へ沈めていく。段々と日の光は遠ざかり暗い夜が近づく。どうして私はこう。1日1回は必ず思うセ台詞を声に出し何処に行ったか分からない猫も何も言わない。再度行きたかった場所の営業時間を調べると8時までと分かり拍子抜け。寝起きで乱れた髪を整え財布、リップ、読みかけの本を鞄に入れ外出。あまりに眠い。すっかり春が来たか。普通に冬。寒すぎて途中コンビニで貼るカイロを買う。

表参道に着く頃にはすっかり日が暮れる。CHANEL、MoMAの店が入ったビル4階に上がると展覧会。名和晃平の作品は幾つも見た。何時も妙な静けさ、清潔感に満ちている。じっと見つめていると長い間手入れされていない深い森の奥の大樹、生き物の一部を顕微鏡で覗いた時に見える神秘的な粘菌の粘ついた生命の姿のような正反対と思えた事象が浮かび上がってくる。実際、技術、科学領域の専門知識を用いて制作をする芸術家。その方面の知識経験がある人にはより違った見え方がある。専門知識の無い私でもとてもwkwkさせられる作品ばかり。実験結果がはっきりと意図を持ってなされていくことの気持ちよさ。「Dr.STONE/稲垣理一郎、Boichi」という大好きな作中で「聖人様だろうが殺人鬼だろうが誰がやろうが必ず同じ結果が出る」という台詞が出てくる時のはっとさせられる感じと似たような明快さを今日も感じる。ごく個人的な理由に基づいた何か感情の機微、ブレにより左右される何かが一旦なくなった世界を思う。遥か遠くから大きな目で生命の流れ、生まれ、種子を残し、朽ち、また新しい苗が育つような大いなる流れを眺めるような気にさせられる時間。

いいなと思ったら応援しよう!

R
サポートよろしくお願い致します( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )❤︎