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読書日記
1、ロッキン・ホース・バレリーナ 大槻ケンチ(☆4)
バンギャとバンドマンの話。ロリータにヴィヴィアンのロッキンホースバレリーナを履いたキャラの強いバンギャと出会ったバンドマンが何故か少しの間一緒にツアーをまわるみたいな話。読んだのは中1の頃。正直内容も結末もきちんと記憶にはない。刹那的で表現が綺麗。超エモくて青春。日々流れ行く時の中で重なる一瞬が描かれてる。人間関係は惑星みたいなもの。凄く分かりやすく書かれてる。結末は覚えていない。何時か機会があればまた。
2、手紙魔まみ、夏の引っ越し 穂村弘(☆4)
穂村弘のエッセイが大好き。歌人は大好き。ファンの女の子との歌でのやりとり。穂村弘の短歌は短歌っぽさがない。とてもいい意味で。近年更に崩れてきてる。「甘いデニッシュパンを死ぬ朝も丘に登って食べる」凄くない?短歌と言われないと分からない。
3、家出のすすめ 寺山修司(☆5)
中1の時に読んだ。あまり覚えていない。印象に残ったのは「結婚は売春の成れの果て」。男は、自分が成功している時に結婚を考える。女は、自分が上手くいってないときに結婚を考える。共働き、主夫。女は男に養われる。本能的に。そう。余談。私が親との喧嘩後には家中で1番目につく所にこの本を置いて寝る。
4、砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない 桜庭一樹(☆5)
もう読書好きなら読んだことがあったり、聞いたことがある。読みやすく、心の何処かしらに引っかかる話。未読の方は読んだほうがいい。読書苦手な人にもお勧め。
5、メロウ 田口賢司(☆2)
あまりポピュラーではない。馬鹿よ貴方はってお笑い芸人がいる。似た空気。感傷的で何回読んでも意味不。最後まで読むと少しいい話。ウケる。虹色の装丁もポップでとても似合ってる。
6、ぼっこちゃん 星新一(☆5)
大先生。月の光という話が大好き。いい意味であまり星新一っぽくない。星新一っぽさの出ている話だとゆきとどいた生活が好き。
7、ロリヰタ。 嶽本野ばら(☆3)
中1の頃に読んでいた本。この本のB面にハネという話が入っている。大好き。いつも諄いくらいの服の描写、性描写も綺麗に収まっている。無駄なものは何もない。嶽本野ばらだねっていういい塩梅。
8、鳥葬の山 夢枕獏(☆4)
夢枕獏の短編集。柔らかい家という話が気持ち悪くて大好き。注文の多い料理店っぽい話。ゾワゾワした気味の悪さ。灘らかに昇っていくから怖いもの見たさで読み進めちゃう。題になってる話がドキュメンタリー寄り。柔らかい家も延長。読み始めると何やら様子が可笑しくなって完全にファンタジーになる。
以上8冊。本は1人で読むもの。人に紹介するのは難易度が高い。長期休みは図書館に行って「まだ読んだことのない本がこんなに」ってクラクラ。大好き。
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