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ヒプノセラピーのなかの自分を 3

自分の本当に伝えたいことが言えない、喉が詰まってしまう原因はなんなのか、というテーマで催眠療法を受けている私は、原因となった場所へ誘導されていました。

戦時中の秘密結社のような場所で働いていた女性の私がいました。義務感と孤独感と誰にも知られてはいけないという苦しさでいっしょくたになった気持ちを感じました。

療法士のY先生は

「こんなことはもうやめたいと思っているのでしたら、是非声に出しておっしゃってください」

と言われましたが、私は大丈夫、少し休んだら出来ます、を繰り返していましたが、

やめたい、

と恐る恐る口にだしてみると、両方の腕を掴まれて連行されていたような拘束感から、拍子抜けのように軽くなりました。それから2、3回は続けて声にだしました。

「それでは、彼女に向かって、光を送ってあげてみて下さい。」

と、しばらく間を置いてから

「その光が真っ直ぐに2022年のあなたにつづいているとして‥あなたはどんなあなたでいますか」

そんな分かりません、と言いたくなるのですが、場面は切り替わっていくのです。

明るい昼間の日差しがいっぱいに入った部屋の窓から、目の前の公園を眺めている私がいました。

穏やかに満たされていてあたたかい気持ち。

あー、あったかい。

思わず言葉がでてしまいました。

Y先生「そんなご自身を表現するとしたらどんな言葉になるでしょうか」

これがReiさんなんだよって‥こんな穏やかで暖かい気持ちの私が、Reiさんなんだよって‥

暖かい気持ちのまま、自然に出てきた言葉になりました。


帰りの電車の中でY先生からLINEのメッセージをいただきました。

もしまた苦しい場所を思い出したとしても光の存在としての感覚と感情を思い出せるといいですね。

本当に‥日常生活のなかで、簡単にあの暗い感情の塊を感じてしまうことはこれからも何度もあると思うのですが‥明るい昼間の日差しの部屋で感じていた、充足感やあたたかさこそ自分なんだと思い出すことが深い癒しにつながると思いました。

初体験のヒプノセラピーをはじめてお伝えさせていただきました☺️

過去の自分を抱きしめる、という貴重な体験から腑におちたことたくさんありました。

オススメのセラピーだと思います。

読んでくださった方、ありがとうございました🙇‍♀️







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