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志ある者は事ついに成る~(希望や理想を持って努力すれば夢は必ず実現する)

志ある者は事ついに成る

何かを成し遂げたければ、強い意を持たねばならないという戒め。

[由来] 「後漢書耿弇こうえん伝」に出て来る話から。一世紀の初め、地方豪族だった劉秀が、後漢王朝を打ち立ててもないころのこと。耿弇という将軍が、まだ対勢力として残っていたある強敵を平定する作戦を提案しましたが、劉秀にはそれが実現できるとは思えず、まともには受け止めませんでした。しかし、耿弇は着実に計画を進め、次第に敵を追い詰めていきます。そして、ついにその敵を平定することに成功したその戦勝を祝う場で、劉秀は「志有る者は事竟ついに成るなり(志がしっかりしている者は、どんな困難なことでも最後には成し遂げるんだな)」と述べて、多くの家臣たちの前で耿弇をたたえたのでした。

こちらの格言はまさにそのとおりだと実感しています。

SF作家である、ジュール・ヴェルヌの格言、「人が想像できることは、必ず人が実現できる」にもそれに近いニュアンスがありましたね。

わたし自身もこんなことを経験して、それを噛みしめています。


憧れの丸の内勤務

無名大学出身のわたしは、

「どうせ俺なんか一生パッとしない田舎の会社勤めになって人生終了だろう」

そう考えていました。
事実、倉庫業のアルバイトや、とある会社に正社員として作業の仕事の面接にも行っています。

しかし、秋葉原のある会社の編集や校正をフリーターとして、働いていた時のこと。

たまたま、何度かその会社のある丸の内本社に何度か荷物を運ぶ仕事をしていました。

皇居外堀から丸の内2丁目を撮影

丸の内のど真ん中にあるビルの中の会社。
社内に入ると、壁一面にある大きな窓から見渡せる景色は絶景で、
さすがは一等地。
さすがは丸の内。
選ばれた人たちは、こんなに素晴らしいところで働けるんだと、溜息をついていました。
自分のような低学歴では無縁の世界。
でも、どうしても、ここで仕事をしてみたいという欲求にかられます。

ある日、そのバイト先で、会社全体の飲み会がありました。
わたしは、本社営業の課長と話す機会があり、一緒にお酒を飲んでいました。
すると、その課長から。

「君は話が面白いな。どうだ、ウチで営業やってみないか?」

という、お誘いを受けることに。

その半年後でしょうか。

わたしは、そのことを覚えていたので、本社勤務に応募してみました。

時事問題試験と学科試験、役員面接になんとかパスして、わたしは本社の営業として、丸の内勤務が決定しました。

社長を含む、他の社員の学歴は、国立、慶應、早稲田、MARCH、一部が日東駒専レベルでしたから、わたしは学歴フィルターをなんとか突破できたということになります。
ほぼ新卒の年齢でしたので、大変ありがたい話で、わたしは8年間、がむしゃらにそこで働き、雇ってくれた会社と上司らに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

そこでのわたしの仕事は、300社余りの大企業の秘書室や人事部と取引をすること。
取引先の担当者さんらは超エリートばかり。

なかでも、五大商社のうち、わたしは伊藤忠商事と丸紅担当。


そして、今はなき日商岩井の担当で、青山や竹橋の本社に定期的に訪問。
ちなみに、残りの三菱商事、三井物産、住友商事は上司が行ってました。

そこへ通うたびに。担当者と打ち合わせをするたびに。

「あー、商社。。。やっぱりこうした会社で働く人々は違う。自分などは及びもつかないエリートさんたちで、接点がまるでない。一生無縁な世界なんだよな」と。

自虐的に笑うしかありませんでした。。。。


しかも、バブル崩壊後、この会社も倒産してしまいます。。。。。

商社の元役員さんとの出会い


いくつかの会社を転々として、NTT販売代理店へ。

そこで、わたしは電話営業として、がむしゃらになって、朝から晩まで、営業電話をかけまくりました。

わたしには、電話で話すことくらいしか取り柄がなかったからです。

ADHDの人は、ささいなミスを連発するので、事務職とか苦手なんですよね。

2年間、食事も抜いて、一日中、営業電話をした結果、セールスで全国優勝しました。

その話はほうぼうに伝わり、ある銀行の役員さんの耳に入ったようです。

その役員さんから話があり、

「君を中心にして新会社を作らないか。わたしには資金が不足していて出来ないが、知り合いに大金持ちがいる。その人を紹介するよ」と。

その大金持ちという方が、元商社の役員で、不動産会社の社長さんでした。

その社長さんの直属の部下で、商社のエース級の方と連日の打ち合わせに入りました。
喫茶店のルノワールが多かったかな。。。。

そして、ついにわたしを認めてくれて、新会社設立のために、出資をして頂けるという運びになります。

オフィスから什器から、全てお膳立てした下さいました。

その会社のための、顧問弁護士や税理士まで手配してくれました。

わたしは、以前取引先だった商社の経営者クラスの方とタッグを組み、新会社の役員に選ばれました。

起業する気も、経営者になる気も微塵もなかったわたしですが、千載一遇のこのチャンスを逃しては一生後悔すると思い、その話を快諾したのです。

エリートの中のエリート。

それが、その新規オーナーさんと、その部下の方でした。

ついにわたしは、生涯無縁と思われていた商社の人と仕事をするようになったのです。

そして、総合商社で培われたさまざまなノウハウも伝授して頂きました。
目から鱗の毎日。。。。。

そこから先もいろいろとあったのですが、割愛します。

人間、仕事を夢中になってやり、結果を出すと、叶いそうにない夢が叶う。

✅無名大学出身
✅精神と体の病気もち
✅野心の低い臆病者

こんなわたしにもチャンスが回ってきました。

作詞家でプロデューサーの秋元康さんが

『ビジネスで成功する秘訣、それは運です』

と言ってましたが、まさにその通りです。

わたしには、実力も人望もありません。

ただ、人と話すことが好きなだけです。

わたしが、ここまで来れたのも

『運』と周囲の力があったからだけなのです。

 こんなに恵まれた環境にいるわたしは、常に人に感謝しています。

周りの人たちあっての自分。だからこそ、それにこたえなくてはいけない。

いつしか、わたしも、社長と呼ばれる立場になりました。

沢山の失敗も経験しました。

しかし、夢と希望だけは忘れずに、全力で仕事に取り組んでいこう。

という気持ちだけは忘れたくありません。

まだまだ、成功者だなんて、だいそれた身分ではないので、
これからも、気持ちを引き締めて、周囲と自分のために、努力を怠らないように邁進していきたいです。

報われない努力はない。夢や希望は必ず達成する!!

そうした信念を持ち続けていきたいものです。

志が低いわたしのたわごとでしたが、少しでもお役立ちできたら幸いです。


最後までお読み頂きありがとうございました😊これからも頑張りますので、良かったらスキやフォローをお願いします💖








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