【詩作】自転車に乗って隣町へ

自転車に乗って隣町へ

ペダルを踏みしめ、風を切って
隣町へと向かう旅路に
小さな冒険が始まる

アスファルトの上を滑るように
自転車は静かに進む
心は自由に飛び回り
思いは遠くへと広がる

道端の花は微笑みを投げかけ
空は広く、限りなく青い
鳥たちは歌い、木々は囁く
自然の中で、一体となる感覚

坂を上り、坂を下り
力強くペダルを回す
汗は珠となり、頬を伝う
それでも前へ、前へと進む

隣町に到着したとき
新たな世界が広がっている
出会いと発見の場所で
自転車はただ、そこに静かに佇む

帰路につく頃には
心に新しい風が吹き
自転車の旅は終わりを告げる
だが、記憶は永遠に残る

自転車に乗って隣町へ
それは小さな旅だけれど
心には大きな意味を持ち
いつまでも色褪せない思い出となる