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バレンタイン騒動記:人生の甘さとほろ苦さ、そして時々大雪警報
バレンタインデー。それは愛と欲望と義理と計算が渦巻く、年に一度のチョコレートの祭典。今年はついに、妻からしかチョコレートをもらえなかった。人生の縮図を見たような気がした。
10代:義理チョコの嵐、そしてホワイトデーの悪夢
小学校高学年の頃は、クラスの女子全員から義理チョコをもらうのが恒例行事だった。無理やり頼んで、無理やりもらっていた。そして、やってくるホワイトデー。お返しに四苦八苦し、クラスの女子全員に平等に、かつ喜ばれるものを贈るというミッションを達成しなければならなかった。担任の先生からは「お前らは本当に小学生か!」と全員叱られた。若気の至りとはいえ、今となっては笑える思い出だ。
そんな中、ガールスカウトの女子が自宅まで不二家のハートチョコを持ってきてくれたことがあった。顔も名前も知らない子だったが、それが私の初本命チョコだったのかもしれない。淡い恋心とともに、甘いチョコレートの味が今も記憶に残っている。
中高時代は非モテ、そして大学で義理チョコ復活
しかし、中高時代は非モテ街道まっしぐら。バレンタインデーはゼロ行進。トホホ。大学に入ってようやく、同級生の子たちから義理チョコをもらえるようになった。それでも嬉しかった。義理でも、ないよりはマシ。それが当時の私の正直な気持ちだった。
彼女とのバレンタイン、そして会社での義理チョコ攻撃
20歳を過ぎて彼女ができると、バレンタインデーは欠かせないイベントになった。手作りのチョコレートや、チョコレート以外のプレゼントをもらったこともあった。手編みのマフラーやセーターとか。。幸せだった。
会社に入ってからは、部下の女子社員たちから義理チョコ攻撃。ありがたい限りだが、経営者時代には社内外から最高72個のチョコレートが届いたことがあった。お返しに数十万円かかり、帰りは抱えきれずにタクシーで帰宅した。バレンタインデーは、ある意味で経営者にとっての試練でもあった。
フリーター時代のモテ期、そして不惑の危機
一番モテ期だったのはフリーター時代。3人から同時告白されたこともあった。お相手は女子大生や専門学校生だった。しかし、そんな運もついに尽き、不惑を過ぎたら義理チョコすらもらえなくなった。まぁ、そんなものだろう。人生は甘いだけではない。
マッチングアプリでの出会い、そしてバレンタイン
数年前の独身時代では、マッチングアプリで意気投合した数人の女性からバレンタインデーにチョコレートをもらったことがある。数えるほどではあるが、それでも嬉しい。
バレンタインデーは人生の縮図
バレンタインデーは、人生の縮図のようなものだ。甘いこともあれば、ほろ苦いこともある。モテ期もあれば、非モテ期もある。義理もあれば、本命もある。それでも、チョコレートという甘い誘惑に乗りながら、私たちは人生を歩んでいく。
今年のバレンタインデーは、妻からのチョコレートだけだった。でも、それで十分だと思った。人生の終着駅は、きっとそこにあるのだろう。
来年のバレンタインデーは、どんなドラマが待っているのだろうか。今から楽しみだ。
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