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「花束みたいな恋をした」(2020)坂本裕二脚本 土井裕泰監督

明大前駅から始まるラブストーリー。
学生時代に出会った二人の物語。
お互いの価値観がズレからできてしまう溝。
王道の恋愛あるある。

男の麦の方は現実的で職が安定してお金に余裕ができたら結婚すると言う考え。
女の絹の方は理想的でお互いが好きなことして今の楽しさを優先。
この二人の価値観のズレから二人の関係が悪くなる。

趣味は似ていたにも関わらず、麦は仕事ばかりで家に帰ってきたら疲弊。
麦の帰りを待っている絹は一緒にゼルダをしたいと思っていても、
疲れているせいで「パズドラしかできないんだよ」と言い放つ。
このシーンが20代の世代に刺さると思う。
自分はゲームをする人間ではないから共感はないものの、
ターゲットをしっかり絞った映画だなと感じた。

二人の未来を見据えていくにはお互いのものさしを合わせていくことが大事なんだと改めて思わされる。
当たり前で基本的なようで、将来のことを考えた時の不安から見えなくなっていく。
麦の考えは正しいものの麦の魅力がどんどんなくなっていくのがわかる。

令和版 正統恋愛映画。

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