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【理学療法士】外来リハビリっていつまで続く?「治るまで」ではない

今回は理学療法士で働いている方が、一度は思ったことがあるのではないでしょうか?

「外来リハビリが終了できない」、「終わるタイミングが見つけられない」など、自分の担当患者様で週間予定がパンクしそうになったりします。

私がそんな感じでした(笑)

外来リハビリを円満に終了させていくためのポイントをお伝えします。


ちゃんと最終目標を決めよう!

 

学生の頃から言われていることかと思いますが、やはりゴールを決めておくことは重要です。

臨床に出てからより実感しました。

外来に来る患者様は何かしら、問題を解決したいがために、病院へ受診し、お医者さんからリハビリやってと言われてきます。

病院に来るくらいですから患者様が抱える問題は”痛み”がほとんどです。

しかし、その痛みの評価が細かくできていないと、いつまでたっても患者様の抱える問題は解決されません。

問診で「どこが痛いですか?」と聞いて、「肩です」だけですと情報が全く足りないですよね。

安静時でも痛いのか重いものを持つと痛いのか、腕を上げると痛いのか歩きでは痛くないけど走ると痛いとか色々可能性はありますね。

もちろん痛みが取れるのが患者様の望みですが、患者様の生活(趣味や仕事)によって、どうしても痛みが完全にとりきれないこともあります。

痛みがとりきれない可能性があるならば、その可能性も患者様に伝えておいた方が良いと思います。

特に患者様の目標レベルが高い場合、よく初回で話し合う必要があると思います。

治療の中に必ず自主トレを伝える

 

外来リハビリでは週に1回の介入がほとんどかと思います。

週に1回しか関われない間、患者様は無自覚に自分の体を痛めてしまうような生活をしている可能性があります。

無理な生活をしているかどうかは、担当している理学療法士にしか気付けません。

よく問診して生活状況を確認し、可能性のある問題を見つけましょう。

そして、その問題を解決するための生活指導と自分でできるトレーニングをしっかり伝えます。

もちろん指導をしても患者様が守れないことも多いです。

その時は医師と患者様双方と連絡をとり、具体的な期間決めて取り持ちます。

自主トレや生活指導が聞いてくれなくとも、週1でもリハビリを行なっていれば、効果が出てくるかと思います。

その改善具合からも具体的なリハビリの期間が予想できるでしょう。

おわりに

 

外来リハビリでは、私は1年近くまで行ったことがあります。

同じような主訴や痛みでも、求めるゴールによって全く方向性が変わります。

もし、求めるゴールが高すぎる時は、よく傾聴し、介入中に少しずつ折衷案を決めていく必要があるでしょう。

最後までお読み頂き、ありがとうございました。


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