私ってO脚?X脚?特徴とチェックポイントを解説
こんにちは、理学療法士のりはかぶらっこです。
今回はO脚やX脚の特徴や、自分の脚がO脚やX脚になっていないかを調べるためのチェックポイントを解説します。
O脚ってどういう状態?
【脚が閉じれていない状態】
O脚とは立ったまま脚を閉じるようにしても膝やももの間に隙間ができてしまう状態です。
通常少しの隙間はありますが、拳1個分の隙間とかは完全にO脚でしょう。
ガニ股のような状態です。
【膝の軟骨に負担がかかっているかも】
O脚は膝の内側に負担がかかりやすいです。
つまり、膝の内側の軟骨が常に強い負担を受けている状態です。
この強い負担が何年、何十年と積み重なっていくと、軟骨がすり減り、変形性膝関節症になる恐れがあります。
X脚ってどういう状態?
【内股になりやすい状態】
X脚とは膝やももの隙間はありませんが、ふくらはぎの間が離れている状態です。
内股歩きのはX脚になっている可能性が高いです。
【X脚も膝の軟骨に負担がかかるかも】
X脚の形では、膝の外側の軟骨に負担が強くかかります。
O脚ほど数は多くありませんが、膝の外側の軟骨がすり減り、変形性膝関節症になり場合もあります。
生まれつきO脚やX脚の人もいる
生まれつき、骨の形が彎曲していたり骨盤の形から内股になりやすい人もいます。
自分がO脚なのかX脚なのかを知る方法があります。
まず何も考えずにその場で足踏みをしてみてください。
10回ほど行ったら止まってください。
自分の足元に目線を移します。
足先が外に開いていてガニ股のような状態、膝小僧が足部の外側に見える状態などはO脚の可能性が高いです。
足先が内に向いていて内股のような状態、膝小僧が足部の内側に見える状態などはX脚の可能性が高いです。
O脚やX脚はどうしたら良くなる?
【そもそもO脚やX脚になる原因は?】
生まれつきのO脚やX脚ではない人は、日々の生活の中で少しずつO脚やX脚になってきてしまったと考えられます。
O脚やX脚になる大きな原因の一つとして、骨盤の使い方が考えられます。
【O脚は肥満と関係がある?】
みなさん、重いものを両手で持つ時どんな姿勢になりますか?
重いものはお腹の前で抱え、両膝は曲がり、ガニ股になり、後ろにのけぞっていますよね?
この姿勢がO脚なんです。
体重が増えると、重い体を支えるためにガニ股となって骨盤を後傾させます。
骨盤が後傾するとよりお腹がぽっこりになりやすくなり、よりO脚を助長させてしまいます。
X脚の人はお尻が大きくなりやすい?
X脚の人は内股の脚に合わせようと、骨盤が前傾しやすいです。
骨盤が前傾すると反り腰になり、お尻が突き出ているような状態となります。
良くなる鍵は骨盤周りの筋肉
すごく単純な話、
・O脚は内ももを鍛える
・X脚はお尻を鍛える
以上を鍛えるとO脚、X脚の修正、予防となります。
次にO脚やX脚を良くする筋トレを紹介します。
O脚やX脚を良くする筋トレ
【O脚の筋トレ】
両膝でクッションを挟む
①イスに座った状態で両膝の間にクッションを挟む
②ギューっと10秒間力を入れて挟む。
これを繰り返しながら内ももを鍛えていきます。
【X脚の筋トレ】
バスタオルを膝に結んで脚を開く
①椅子に座った状態で両膝を閉じてバスタオルで結ぶ
②ギューっと10秒間力を入れて脚を広げようとする。
これを繰り返しながらお尻を鍛えていきます。
まとめ
・O脚やX脚は日々の生活から生じている
・大きな原因は骨盤周りにあり、筋トレすることで修正、予防できる
もし、腰や膝などに痛みなど症状が出ている場合はお近くの整形外科の受診をお勧めします。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。