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[4/7] 北海道一人旅 2023/01/25 五稜郭駅、ニュースター、札幌、山岡家


五稜郭タワーと五稜郭駅

駅前の概念

五稜郭と五稜郭駅は、その2つがまるで近接しているかのような誤解を与え、旅人の足腰にダメージを与えるために命名されたそうです。大阪でいえば、京橋駅に大阪城公園駅と名付けるよりもまだ遠いですね。
僕は難波梅田を地下鉄を使わず特に理由なく歩く人間なので、1-2時間歩く程度の距離なら実際全然気にしないのですが、結局雪靴が売っている場所は見つからず、見知らぬ土地で迷ってバスの時間を越えたら札幌移動が滞るので、流石にちょっと怯みました。

時間は、今タワーにいて14:30くらい。バスは15:55出発なので、まあどうゆっくり行っても普通は間に合うし、いざとなったらGoでタクシーでも呼べばいいか、と結局歩いて向かうことにしました。早く着きすぎてもやることないしなあ。

途中は寒すぎて、道があってるかどうかもわからなくて写真を撮る余裕はなし。
大体の方向は間違えようがないくらいにはわかるものの、道路が雪で見えず、雪かきで出来上がった人が通るための道らしきところをひたすら辿っては、点在するセイコーマートで風と雪を避けて一息ついて地図アプリを確認、というのを繰り返しました。

途中、自分が左を一度曲がったか二度曲がったかわかんなくなった瞬間があり、近くにいる男性に「すいません、五稜郭駅ってこの方向で合ってます?」と尋ねると、完全に無視されました。
『聞こえなかったか、そういう気分だったか』と思いながら、別の方に「すいません」と尋ねると、二連続で完全に無視されました。地域性か、よそ者丸出し過ぎて気持ち悪かったか、まあそんなこともありますわね。正直大阪で生きててあんまり経験しないことでした。

五角形が4つ並んで決まりが悪いのでもう一つ並べたい
雪に埋まる喫煙所と顔出しパネル

30分よりはかかったものの、十分な余裕を持って五稜郭駅に到着。五稜郭駅前は太い道路が通っており、普段遣いできそうな大きなカフェや、ヤマダデンキとビックカメラがありました。
もう少し歩けば丸亀製麺やラッキーピエロ、マクドなどもあるみたいですが、その時点で時刻は15:20くらいと、行って食べて戻ってバスに間に合うかどうかが非常に微妙な時間になってしまったため、今日の昼飯はなしということしました。

クソデカヤマダ電機の二重扉に入って休む
ちょうどそんな時間だったので学生さんが電車が着く度に出現していた

バスで札幌へ

バス来ねえ。
アナウンスとかアプリでのお知らせがあったかどうか覚えていないのですが、結果的に昼飯食いに行けたくらい時間が空いてしまいました。
北海道バスのニュースターは、便宜上バス停として五稜郭駅近辺を利用しているだけで、おそらくはJRに到着や出発を管理する義務はないっぽくて、歩いて1分ほどのバス停に、到着したかどうかをときどきチェックしにいかなくてはなりません。
よって、スタンバイしてる五稜郭駅の待合室から遠く離れるわけにもいかず、様子を見ては頭に雪を乗せて帰ってくる、という作業を数度繰り返し、結局数十分ほど遅れてバスは到着しました。

予約のバス

バスに乗ろうとすると、運転手さんよりご忠告。おそらく道民ではないのか、強い訛りのある話し方でした。北海道はほぼ標準語だと聞いていたんですけど、地域にもよるんかしら。

「今日いつ着くかわかんないですよ」
「いつも使ってる有料道路が封鎖になってるところが何個もあって」

ニュアンス的には「今日どうしてもじゃなきゃ、行かないという選択肢もあんじゃない?」といった感じでした。今日どうしてもなんだよ。ヤマダデンキの二重扉で野宿許してくれたら多分死にはしないんですけど。
時間的には16:30くらいだったような。予定では15:55-21:09と書いてあったので、すでに出発が遅れている分と合わせたら、例えば日付が変わるくらい遅れる可能性があるってことなのか。
ちなみに、お客さんは自分を含めて3人。

初日は吹雪からの飛行機墜落で終了の可能性あったが、バス転倒で終了の可能性が発生しました。冬の北海道、面白いですね。
俺以外の客、運転手さん、俺と一緒に洞爺湖に沈んでくれ。これでずっと一緒にいられるね(ほむら)。

最終的にどういうルートだったのか不明
表示のルートはGoogle師匠で検索したときにデフォルトで表示された

地図上では、北海道の半島部分を『キュッ』って曲がっただけかと思いきや、道路で300km以上離れておる。どうなってんだ北海道。縮尺ミスったか。話聞こか?

バスで震える壮年男性
三半規管が天下一弱いので前の方に座る
もちろん酔い止め服用済み

暗くなっていく外の景色と、街から街の継ぎ目に、人がいない地帯がどんどん大きくなっていきます。大阪住んでたらあんま街の継ぎ目って感覚もないかもしれんな。

本当に都会に向かっているのか
ファイナルファンタジー終盤の大陸

先述の通り、昼ごはんを食べそこねていたものの、途中なんとなく入ったセイコーマートでいくつか食料を買い込んでおりました。といっても別に量があるわけでもなく、そもそも五稜郭駅で待ちぼうけ食らっているときに、その僅かな食べ物もほぼ消費してしまい、手に残るのは小学校の給食牛乳サイズよりまだ小さいくらいのソフトカツゲンだけになっていました。
ていうか最低6時間バス乗るのわかってんだから、そこは予め準備できたところだな!おいお前本当そういうとこあるな!人生トータルそういうところあるな!

俺はこいつと旅に出ている(カツゲン)(鳴き声)

運転手さんは無線で使える道路を本部とやりとりしながら確認していて、恐らくは地図上で『キュッ』と行けるところをいくつも遠回りしているようでしたが、全く何もわかりません。時々Uターンめいた動きをしたり、しばらく止まっては何かを確認するやりとりをしておりました。室蘭を経由したことは覚えている。
考えてみれば、このルートの最中にも登別や小樽といった北海道の名所をスルーしてしまっていることを考えると、数日行っただけじゃこの土地のことは全然わからんですね。ていうか函館自体も全然回れてないわ。また行ってみたい。

札幌到着

突然現れた都会

ルート選択なのか運転手さんの腕か、都会の景色を認識できたのが22:17。こっから数十分で札幌駅前とのことで、幸い遅れ自体は2時間もありませんでした。
降車できる場所は数か所あって、どこで下りても宿泊先のホテル、コンフォートホテルには歩いてたどり着けるようでした。

てことで勘で適当に下りたら、雪こそ積もってるものの、久々にビルとアスファルト、地下鉄の駅など都会の風を感じました。街中にはスーツ来た飲み会帰りの人たちやら、学生さんやカップルがその辺におり、生活感強かった函館と違って完全に景色が変わっていました。

札幌、めちゃめちゃ繁華街です。

降車後かろうじて撮った大通駅の写真

コンフォートホテル札幌すすきの

https://www.choice-hotels.jp/hotel/sapporosusukino/

本当に面食らうほどの街中に、検索すれば観光用・ビジネス用のホテルが山程ヒットします。正しく方角が把握できていないと、逆に迷うくらいですね。
ホテルにたどり着いたのは23:00頃。フロントにまだ人もいて、周辺にもまだまだ観光客もいました。事前に到着が日付を超える可能性があることを電話で伝えてたのですが、いらん心配になりましたね。

ビジネスホテルくんのこと、キライじゃないよ…?(マネージャー)

部屋が余っていただかなんだかで、一人だってのにツインに案内され、1/25、26と、ここで二泊することになります。

ビジホ特有ちっちゃ冷蔵庫くんのこと、カッコイイって思っちゃった(チアリーダー)

山岡家

ザンギ弁当とミルキッシモとカツゲン以降飯食ってないんだわ。
ホテルの床に荷物を放り出して、風呂も歯磨きもせず寝たい気持ちになるのをぐっと抑え、ご飯を食べることに。しかし、重いリュックがボディバッグになるだけで、荷物管理による精神的なコストが減って、嬉しい気持ちになる。
移動中にやたら見かけた山岡家というラーメン屋さんが、ホテル近くにもあったようなのでそこに行く。こういう地元で展開しているラーメンチェーンが、やがて全国規模に展開していったりするのよね。ちょうど家系ラーメンというものを食べたことなかったし。

立地的にホスト御用達とみる
卵は万病に効くと聞きました

注文したのは一番普通のやつと卵かけごはんだったような。塩分と油分と糖分が脳に染み渡る。うまいだろこんなもんは。俺はラーメンでまずいもの食ったことがない。
あとで知ったのですが、山岡家というお店は、北海道出店はかなり強いお店であるものの、まじで食おうと思えばどこでも食えるどメジャーラーメン店らしいです。上場もしてました。
まあ大阪には出店してないから(兵庫にはある)(半ギレ)。
よう考えたら丸千代山岡家やんけ。僕飲食株やってないんですよ。

フラフラしてベッドに倒れました。
このホテルはバイキングがあるので翌朝の楽しみです。

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