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[1/7] 北海道一人旅 2023/01/24-28


動画にはできなかった(悲しみ)

あとで動画できればな~と思って素材を集めながら旅行をしていたのですが、思ったより使える動画が取れておらず、また動画ってあれ大変なんすわ(めんどうくさかった)。主に素材集めと完成の道筋が。
途中まで作ってひっくり返すときのコストが、文章でやったときと比較にならんほど大変。慣れもあるだろうし、自分の型が決まったり、その実現方法が見えていなかったら、無駄な往復を無限にやってしまうのです。
バイキングの会場に到着して、嬉しすぎて会場1/3くらいまで回った時点で皿二枚パンパンになって、「後半寿司あったんだ…」みたいな無計画さで何回もひっくり返らなければならないのでした。
また機が熟せば動画のお勉強しましょ。

2022/11/某日

ANAにキュンという存在

コロナ大師匠が大鉈を振るって人類を粛清しはじめてからこっち、仕事辞めて一人で生きていく方向を探るタームとして大いに引き込もって小銭を稼ぐことにしておりました。
2022年は、実際落ち着いてもないものの、コロナを理由に旅行をしない世の中でもなくなってきたことや、自分の投資スタイルや一日のルーティンもなんとなく決まってきたこと、身内の死のゴタゴタも落ち着いたことから、別に趣味でもないのに「旅行でもすっか」とちょうど考え始めておりました。もっと正確にいうと、俺はこれから何をしながら死んでいくのか、金を稼ぎながら金を使っていく方向を考えないといけない、という危機意識を持ちはじめた頃でもありました。
というところに、「ANAにキュン」という、「おっFANZAの新作かしら」と思うようなキャンペーンを定期的にやっていることを知りました。

しゃらくせえ邦画風手書きタイトルロゴ

https://www.ana.co.jp/ja/jp/promotion/ana_kyun29/

もし本当にあったらこの記事のために買うまであった(覚悟)

その時は、日付と行き先次第で大体8000円+αで片道の航空券をとることができました。「じゃあ遠い方がいいやん」と北海道か沖縄ってことにして、冬の旅行に北海道に行かないというのはなんか逃げたみたいになる気がして、北海道に決めました。
ちなみに正規のお値段は片道30000円という感じ。無職はANAをキュンキュンいわしていけ。

なんとなく始めないと始められない人間

旅行に行くまでに2ヶ月ほど。交通手段を確保したからには宿泊先や移動手段、そもそも「そこで何をするのか」も順次決めないといけない。決めたと同時に、2ヶ月先のために使用する金ももりもり発生する。
こっから年明けちょいまで、生きていなければならなくなった。旅行というものは、おぞましく面倒なイベントだったということを思い出した。これが更に人と行く旅行だったら、打ち合わせなど山程いるからな。行くまでに軽く、行った先でちょっと険悪になったりもするからな。思い出させてくれてありがとうな。
日程は2023年1月24日から28日の4泊5日、函館空港に着いて新千歳空港から大阪へ帰るということだけをなんとなく決めました。なんとなく決めないともう何も始まらないと思ったのでした。

出発前日

前日、日頃の行いが実を結び、出発日の2023/01/24は、全国隈なく寒波が襲い、「できたら外出すんな」くらいの予報がなされました。ギャフン。
僕は、「まあ、俺等らしいよね(拳を軽く合わせる)」というセリフ(思考)が、亀頭を擦る手伝いさせられてるようで死ぬほど嫌いなので(一人だし)、とりあえずは冷静に当日の対策を考えました。

『飛行機飛ばなかった場合は8000円捨てて前日に鉄道出発とかそういうことになんの?』
『その場合飛ぶかわからない空港の様子を逐一チェックしながら荷物持って向かって』
『ダメならその場で鉄道予約して』
『飛行機ダメな日に鉄道の予約が問題なく行けるんやろか』
『最悪翌日出発だったら、ANAと函館に1万ずつくらい一旦寄付することになるか』
『すべてダメだった場合は前日だから戻ってくる金は半分ないだろうな』

本名は上記の模様を水晶風モザイクと読ませるキラキラネームです

出発が11:05。ホテルは駅前にあるらしいやつを予約しており、到着時刻を考慮しないとすれば、とにかく陸路が生きており、金に糸目をつけなければ、当日中に北海道に到着することは可能。

例えば新大阪から8時間以内で到着する。想像より近い。

可能なんだけど、もちろん初日は観光とかそういう話ではなくなるだろうし、たらればがあまりにも多すぎる。とりあえず出した結論は「早く空港に待機して、適宜北海道に向かえるようにしておく」ということでした。

2023/01/24 函館着まで

空港にて

伊丹空港に3時間前集合(一人)

地元を走る駅から伊丹空港までは若干の遅れが発生。
ANAアプリから遅延や欠航のお知らせもないが、とりあえず空港へ。そもそも空港って、ギリギリに行って許されるような感じでもなかった記憶が。思い返したら、15年前に長崎に一人で行ったときに乗ったLCCが最後の飛行機だった。こちとらおじさんなので、現場に行きゃアドリブでなんとかなると思ったし、実際なったのでした。
大体飛行機というものは出発地と到着地の都合がよろしい場合につながることができるので、そもそも現場に早く到着して待機する意味があったのか?新大阪あたり陸路切り替えのためのスタンバイしながらお茶でも飲んでりゃ良かったのではないか?と着いてから改めて疑問を持ちはじめました。その疑問は解消されることはありません。一人なので。一人楽しい。

当日唯一取った空港内施設の写真(記憶がない)
朝から鯛塩らーめんをいなりと合わせて食らうのか

なんか無事飛びそうなムードが漂う。空港施設内を散々回遊したものの、時間潰すにも限界で、結局1時間以上恐ろしく暇になったのでした。
搭乗の際には液体の持ち込みがアウトということを知って、手持ちの伊右衛門をガブ飲みするなど。多分、飛行機初心者による搭乗前伊右衛門ガブ飲み案件頻発してんでしょうね。

地蔵のように座る男の主観

空港内は無線LANが濃く飛んでいて、タブレットで楽天マガジンから経済誌を読んで時間を潰しました。あとなにか読んでないKindle内の本を読んだり、ラジオを聞いたり。なんの記憶も残っていません。

離陸

これから一時間半この羽を眺め続ける

結局何もなく予定通りに搭乗し、何もなく飛行機は出発しました。久々に乗る飛行機は、目つぶってりゃ異音の鳴る電車でしかないのですが、特に思い出したのは、離陸の瞬間に本当に考えられないレベルの加速をするところです。誰かが自分の頭と肩を抑え込むかのような圧力がかかり、「おっ死ぬな」と一瞬生物としての危機を感じます。
ヴァン・モリソンは飛行機が嫌いなので来日公演は絶対に叶わないのだ、とファンが話しているのを聞いたことがありますが、実際こうして人の無力さを思い知る飛行機パワーを感じますと、ちょっと気持ちも理解できるのでした。理屈じゃないんだよねこういうことはね。

荷物はこのカバンひとつだけなので持ち込み
おのぼりさんなので羽の写真を取る
もうキャプションに書くことない

機内は厳密に電波の使用を制限しており、機内無線LANの使用は、ANAアプリと連動していて、機内モードに切り替えないと使用できないようになっていました。安全上当たり前の話なんですが、15年前無線LANどうたらみたいなのを気にした記憶がないので、ピーチよりANAがしっかりしてるってことなんですかね。ちなみに機内の無線LAN死ぬほど通り悪くてなんの通信もできませんでした。もしかしたらデータじゃなく、僕たちの心のLANは繋がってる、ってことかもしれないですね。ガハハ。許さない。
あと客室乗務員さん、異様にお綺麗な人ばっかだった。LCC乗ったときも同じ感想持った記憶がある。墜落したらお綺麗な人もこれだけのお客さんも一緒に死んでくれるんだぜ。
天気はもちろん最悪だったので、数度ガクンと揺れることがあったが「全然あるからこんなん」と処女を手籠めにし慣れているイケメンのようなアナウンスが流れ、僕はただ「(コクン…)」と目を閉じて頷くだけでした。ANAくんのこと、信じてる…(翌日着信拒否)。

函館到着

トンネルを抜けると云々かんぬん

雪見てテンション上がりました。
大阪では積もった雪は運動部中学生男子ハイソックスみたいなきったねえ色のものしか見ていないので、こうも無防備に白い雪は、冬にたまたま外出したようなタイミングでしか見ることがないのですね。ちなみに僕はしっかり高所恐怖症なので、この景色きついです。

「函館空港」と書かれたような写真は一切ない。寒くて手だせないから。

そういった浮かれ気分が消え去るくらいに、一瞬で指先の体温が奪われる気温に怯み、一気に写真を撮影する手が止まりました。寒いのは寒い。でも指先の体温が奪われるのは、寒いより不快が勝つ。その後の行動も制限されるからな。
旅行には現在メインにしてるものと、以前にメインにしていたスマホを二台持っていき、新しい方を静止画用に、古い方を動画用にして旅行をしておりました。手袋の上から撮影は、一応対応のものを購入したのですが反応は鈍く、この旅行を通してずっと「スマホを取り出して撮影」という作業がひたすら億劫でハードルとなってしまいました。冬の北海道、テメエこの野郎。寒さバグってんか(バグってる)。
ちゃんと記録する気なら、結局アクションカメラと専用のジンバルは必要ですね。動画ももちろん撮影してるんですけど、どういう装備がベストだったんやろか。GoProっすかね。

空港から外に出て、出発しそうだった函館駅行きのバスに乗り、とりあえずホテルへと向かったところで文章長くなったので一旦切り。
写真はない。手ブレの酷い動画しかないんだよ(半ギレ)。


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