【初心者向け】身体図式〜前回の記事の補足〜
タイトルにあるよう、前回の内容が
初心者には分かりづらいとの指摘を受けたため、
身体図式について少し噛み砕いた説明をしていきたいと思います。
はじめに
いやー、文章で伝えるのって難しいですね。
というか、伝える相手の層を考えないといけない
と、指摘を受けてヒシヒシと感じてました。
前回の記事はどちらかと言うと、
理学療法士や医療関係者の方に向けて
姿勢制御・身体図式の説明を古武術を用いて行う
といった内容になっていたかなー。と…
前回は脳について解剖学的な言葉を入れてしまったからより分かりにくくなってしまったかなー。と考えたり…
それでは、今回は、
より噛み砕いて身体図式について
簡潔に説明していこうと思います🙌🏻
身体図式
さて、身体図式についておさらいしましょう。
前回、身体図式とは、
カラダの姿勢や動きが無意識で制御されること
と説明しました。
実際、歩くときは意識して歩いていますか?
歩いているとき、
坂を登ることもあると思います。
その際、意識してふくらはぎや太ももに
力を入れていますか?
このように身体図式は触覚や聴覚、視覚などの
感覚情報や環境より統合されます。
脳内で行われている作戦会議
身体図式とは感覚情報や環境より統合されると
説明しました。
これだけでは少し分かりづらいですよね…
例えば、
会社の会議の際、社員が集まり、各個人が情報を
提供し、より良い企画を提出すると言った状況を
想像してみて下さい。
この状況に身体図式が形成されるまでを
当てはめて考えてみましょう。
この場合、
社員は「感覚情報」、企画は「身体図式」です。
より分かりやすいよう図で表してみます。
上の図のように、
触覚、聴覚、視覚、
関節が曲がっている感覚(深部感覚といいます)などの感覚情報が集まり会議を行います。
つまり、
「触覚」は 〜 な情報を提供、
「聴覚」は 〜 な情報を提供
といった会議が頭の中で行われます。
身体図式って会議で作り出された企画みたいなもの?
感覚情報たちが行った会議の結果、
それを基に作り出されたものが身体図式となります。
さらに、このように形成された身体図式の情報を
基に運動が発現します。
おわりに
いかがだったでしょうか。
今回は、簡潔に、身体図式について考えてみました。
今回の記事を踏まえて、前回の記事を読むことで
より理解が深まればなと思います。
まだ読んでいない方も、
読んだけどイマイチ理解ができなかったという方も1度、目を通していただけると幸いです。
今後は、応用として身体図式を利用した
リハビリテーション・トレーニング方法なども
投稿していく予定です。
今回は以上になります🙌🏻
記事を読んでいただきありがとうございました。
おもしろい・興味があると感じていただいた方はスキしてもらえると励みになります!
分かりにくい点は適宜質問して下さい🙇🏻♂️