Nutrition 1
本日は、Nutritionについて語らせていただきます。
臨床場面において食事摂取量を確認することは必須だと私は考えています。
それは、リハビリテーション(理学療法)の効果を左右するからです。
炎症評価・・・CRP 脂質評価・・・コレステロール値(中性脂肪、善玉・悪玉コレスロール) 糖尿病・・・HbA1c
では、低栄養は?? Alb値と言いたくなるかもしれませんが、、、
①血清アルブミン値は、低栄養診断項目ではない (White JV et al.ASPEN Consensus Statement 2012) ②血清アルブミン値は、要介護高齢者の栄養指標ではない (Kuzuya M et al.Clinical Nutrition 2007) ③ESPEN定義の低栄養とアルブミン単独指標は使えない (Nishioka S et al.Eur J Clin Nutr 2017)
とされています。では何かを見ていくかということですが
スクリーニングして、低栄養が疑われる症例にはアセスメントしていくことが重要です。しかし、経過を見て食べられないから、介入しようとすると遅れてしまい、十分なリハビリテーションの提供が難しくなってしまいます。
そこで、我々は、簡易栄養機能評価指標(MNA)を使用しています。この評価を入院時に確認しておくことで、①栄養状態がわかる②アセスメントも出来るというメリットがあります。
課題は、食事の重要性があまり浸透していないことです。ここは啓蒙活動なのかなと反省しております。
本日は、「栄養評価は、Alb値に頼るのではなくスクリーニング、そして低栄養の可能性がある場合は、アセスメントをする」でした。