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FNS歌謡祭2024の視聴傾向

12/4(水)と12/11(水)の2週にわたって放送されたFNS歌謡祭。
ライブ率の高かった時間帯や視聴者の属性が気になったので、レグザ視聴データを使って確認してみました。

※ライブ率:リアルタイムで番組が見られていた合計時間の割合≒視聴率


【参考】タイムテーブル

第1夜:12/4(水)18:30~23:28

第2夜:12/11(水)18:30~21:54


第1夜

まず、番組全体の平均ライブ率は9.07%。
12/4(水)に放送された全番組の中で最も高く、圧倒的1位でした。

時間別で見てみると、ピークは21:06で、20:00~21:15ごろのライブ率が高くなっています。

番組全体のライブ率の推移(第1夜)
対象地域:関東

20:00~21:15ごろの出演アーティストを見てみると、Snow Man・NewJeans・timelesz・乃木坂46・StrayKids・Mrs.GREENAPPLE・Number_i などなど。
番組側としても特に重要な時間帯なんだろうなと想定できます。

ちなみにライブ率がピークを迎えた21:06は、Snow Manの歌唱タイミングだったようです。流石。。

続いて性年代別のライブ率も見てみました。

性年代別のライブ率の推移(第1夜)
対象地域:関東

F1・F2・F3といった女性層のライブ率が高く出ています
また、T・M1層も比較的高いライブ率で推移しており、男女問わず若年層からの注目度が高いです。

男性と女性で大きく差が出ている点も特徴的かなと思います。

※M1やF1といったターゲットの定義は記事の最後に記載しているので、気になった方はそちらをご参照くださいmm


第2夜

ここからは第2夜です。

番組全体の平均ライブ率は6.66%。
第1夜(9.07%)と比較すると下がっていますが、番組尺の違いも影響していると考えられます。

時間別で見ると、開始から徐々にライブ率があがっていき、ピークは21:01
第1夜と同じく20:00~21:15ごろのライブ率が高くなっています。

番組全体のライブ率の推移(第2夜)
対象地域:関東

20:00~21:15ごろはLE SSERAFIMやINI・King & Princeといったアーティストに加え、アーティスト同士のコラボ企画や、約9年ぶりの出演となった香取慎吾さんの出番もあり注目を集めていたようです。

なお、ライブ率がピークを迎えた21:01はSixTONESの歌唱タイミングでした。

続いて性年代別のライブ率。

性年代別のライブ率の推移(第2夜)
対象地域:関東

こちらも第1夜と似た傾向で、F1・F2・F3層といった女性層の視聴が高く、次いでT層となっています。

一方、ピークの21:01を過ぎたタイミングで女性層(F1~F4)のライブ率が一気に下がっており、この点は第1夜と異なる動きでした。
番組終了に向けて女性層のライブ率をもう少し維持できていると、番組全体の平均ライブ率もより高くなっていたんだろうなという印象です。


感想

私も好きなアーティストがたくさんいますが、なるべく多くの方に見てもらうためには(番組の構成次第でもありますが)20時~21時前半ごろに出演するのが理想的なんだろうな~と感じました。

また、FNS歌謡祭は男性人気の高いアーティストも多く出演していましたが、男性層のライブ率が(女性層と比較すると)高くなく、この辺りはアーティストに対する向き合い方(最近の言葉でいうと推し活)の根本的な違いが表れているのかもしれないと思いました。

ほかの音楽番組でも同様の傾向になるのか、CDTVやMステ・紅白歌合戦などの視聴データも確認してみようと思います。時間があれば・・・。

▼ターゲットの定義
T:男女13歳~19歳
M1 / F1:男性20歳~34歳 / 女性20歳~34歳
M2 / F2:男性35歳~49歳 / 女性35歳~49歳
M3 / F3:男性50歳~64歳 / 女性50歳~64歳
M4 / F4:男性65歳~ / 女性65歳~

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