3.「性・年代バランス」グラフの見方
◆このグラフの見方
「性・年代バランス」グラフは、集計対象の番組の性・年代別の順位を比較することで、相対的にどの性・年代で強いのか弱いのか、などを俯瞰して見ることに適しています。
すべての性・年代に人気がある番組は限られます。一方で、特定の性・年代に人気がある番組の存在も重要ですが、これらは総合順位だけ見ても埋もれがちです。また、性・年代別の順位をそれぞれ確認しても、どの作品がどの性・年代でどの程度強いのかを横断的に把握するのは手間がかかり、それぞれのランキングの中の1つ1つの作品の順位を見つけて他のランキングでの順位と見比べる必要があります。そこで、性・年代 (複数) でどの程度の順位にあるかを一覧できるツールとしてこれを用意しました。
横軸に並んでいる項目は以下となります。基本は、”T”、”F1~F3”、”M1~M3” (以上は個人で利用しているテレビからのデータ) を見比べ、”地域全体” の数字と比べてみる、といった見方がお勧めです。
T: 男女 13歳~19歳 (ティーン)
F1: 女性 20歳~34歳
F2: 女性 35歳~49歳
F3: 女性 50歳以上
M1: 男性 20歳~34歳
M2: 男性 35歳~49歳
M3: 男性 50歳以上
家族全体: 家族で利用しているテレビのデータ (無視して良い)
地域全体: 上記すべてのデータの合算 (総合定期な順位)
◆具体例で確認
ティーンのみ強い例
上記の『ATRI -My Dear Moments-』では総合順位が42位と低め (57作品中) ですが、ティーンでは11位で同層には人気がある作品と言えます。
女性 F3・F2 が強い例
上記の『烏は主を選ばない』では総合順位が20位と比較的高い (57作品中) ですが、F3 では4位、F2 では7位と女性の36歳以上に人気がある、と言えます。
総合的に強い例
上記の『ラーメン赤猫』では総合順位が4位と非常に高い作品 (57作品中) ですが、F3 でも3位、F2 で4位、F1で6位と女性に人気が高い上、男性もそこそこにて総合力で4位を獲得しています。このように平均的に順位が高い作品が総合順位も高いということがわかります。