【日本にいるのにフィンランドにいるような感覚です】留学生インタビュー！vol. 2

今回のインタビューは、札幌滞在がそろそろ1年になるフィンランド出身のSさんにさせていただきました！前回インタビューしたKさんのように、Sさんも北海道大学で勉強しています。これから札幌にあと3年半いる予定です。

1年間札幌で経験してきたことを振り返って、今までやこれからの生活についてはどのように考えているのでしょうか…？札幌の名物のスープカレーを食べながらいろいろなお話を聞かせていただきました。

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－本日はありがとうございます。さっそくですが、北海道大学でどのようなことを勉強しているんですか？

「今年と来年は日本語の授業もたくさん取っていますが、専攻は日本の社会制度と政治経済です。特に日本の政治は母国のフィンランドとまったく違うので、とても興味を持っています。」

－なるほど！札幌に来る前に来日したことがなかったとのことですが、フィンランドから日本行きの飛行機に乗った時は緊張しなかったんですか？どんな気持ちだったんですか？

「そうですね、結構緊張しました（笑）。日本に行ったことがなかったということのほかに、初めて海外へ引っ越すということもあったし。でも、小さい頃から日本に興味を持っていたので、日本のイメージがなんとなくできていて、全く知らない国に行くより、ちょっと馴染みがある国に引っ越すという気持ちだったと思います。」

－それでも勇気が必要だったんでしょうね…！たぶんいつも聞かれる質問で申し訳ないのですが、どうして札幌を選んだのかをぜひ聞かせてください！

「他のフィンランド人から「住みやすくて、自然がきれいで、フィンランドと似ている」と聞いたことがあったので、初めて海外、日本に住むなら、北海道からスタートしたほうがいいかもしれないと思ったからです。もちろん、今入っている学士課程は北海道大学にしかなかったということもありました。」

－なるほどですね！札幌は特にどんなことが好きですか？

「やっぱり住みやすさ、順応しやすさです（笑）！フィンランド人がびっくりするほど多くて、聞いていたように気候や自然も本当に似ていますし。たまに、日本にいるのにフィンランドにいるような感覚です。」

－そんなに似ているんですね！これからもカルチャーショックになる恐れがあまりなさそうですね（笑）。

「確かに、たぶんならないと思います（笑）。でも、フィンランドと出身地と違うことももちろんたくさんあります。」

－たとえばどんな違いですか？

「第一に、やっぱり街のサイズなんですかね。フィンランドは面積として日本とあまり変わらないんですが、人口は北海道とだいたい同じです（笑）。人が少ないから、首都のヘルシンキ以外だと、街の中での公共交通機関はだいたいバスしかなくて、札幌の地下鉄に慣れるのに結構時間がかかっちゃいました。もう一つの大きな違いは札幌はあまり緑がないということです。他の日本の大都市と比べると、札幌は緑が多い方ですけど、フィンランドの街よりはぜんぜん少ないです。湖や森に囲まれるのがよく恋しくなります。」

－自然は似ていることが多いのに、違うこともやっぱりあるんですね…。日本、札幌で経験したこと、これから経験していくことを将来どのように活かしたいですか？

「日本の政治や、日本語についての知識を将来の仕事で活かしたいと思っています。まだまだ1年生なので、具体的にどのような仕事をやりたいのかはまだはっきりわかりませんが、国際的な、コミュニケーションに関する仕事が夢です。」

－本日のインタビュー、本当にありがとうございました！これからもがんばってください！

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留学生インタビュー！vol. 2、いかがでしたか？
次回のインタビューは、留学生ではなく札幌で働いている方にしようと思っているので、お楽しみに！