ピアノでジャズ的サウンドを簡単に得るためのボイシング(初心者向け)

はじめに、筆者はDTMで作曲することが主で、ピアノをコード弾きでしか弾けず、ジャズに関してもそこまでの知識はなく的外れなことを言っているかもしれないので言及しておきます。あくまでもそれっぽくなるだけです。
※多少のコード理論の理解を必要とします。


この記事ではCのコードを主として例を出します。

まずジャズの基本のコードとして7thが多用されることを頭に入れてください。


それでは本題

Cを基音とする7thの音はBかB♭ですね。
C△7の構成音はC・E・G・Bとなります。
C7ならC・E・G・B♭です。

今回はC△7を元にボイシングを考えていきます。

まずは3音と5音をオクターブ上に上げます。
左手で弾くのを基音と7音と考えます。(C△7だとCとBの音)

これだけでもそれっぽい音になります。
このままピアノでC4の音を加えてもいいでしょう。

さてジャズのコードにはテンションという概念を多用しますが、
今回は比較的オーソドックスな9thを使用します。(筆者も多用します)

9thは基音の9度上の音を加えたコードです。
C△7の場合はDの音になります。(ルートの2度上のオクターブって覚えればわかりやすい?)

この上のようなボイシングが簡単にジャズ的サウンドを得るためのすべてのコードの基本形です。
ちなみにジャズにおいて5音の音は主張が強すぎるので省いてOKです。
ルートのCもベースが他にいる場合は抜いて問題ないですね。
そうやって音を抜いたことで別の音やメロディに指を使えると思います。


ここからコードやテンションに合わせて音を変えたりします。
m系ならEをE♭に、7th系ならBをB♭に移動します。

最後に個人的に好きでもっとも多用するCm9がこちら↓


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