失われた美の秘宝を取り戻せ!!後編
失われた美の秘宝を取り戻せ!!前編からの続き
今度はインディージョーンズの気分で読んでください(笑)
失われたまま、二度と取り戻せないという
美の秘宝エラスチン
エラスチンはかつて原始細胞と言われ、種の起源ともされてきました。
私たちの身体のあらゆる柔軟性に関わる素材で、26歳頃を境に自分で作ることができなくなり、失うと二度と取り戻せないと言われていました。
このエラスチンを取り戻すことができないのか?
コラーゲン学会というものは存在しないけれど、エラスチン学会が世界には存在し、世界中の多くの科学者が魅せられ、研究を重ねてきました。
■ 酵素分解で抽出し商品化はされたものの、その抽出方法では不十分だったのです。
まずエラスチンの抽出に使われたのが酵素分解。
これは食物の酵素分解の図ですが、
消化酵素と同じように、エラスチンを多く含む動物の部位からエラスチンだけを抽出しようと、酵素分解が用いられました。
しかし、それでは不十分。
酵素分解の過程で、活性化のためのミネラルの添加、酵素分解の際に発生する微生物の死骸など、酵素分解ではエラスチンだけを抽出することができず、エラスチンとその他…という成分になります。
■ 純粋なエラスチンしか身体で作用しないという衝撃の事実
化粧品やサプリメントでエラスチンを添加することができるようになりましたが、ここで大きな問題が!?
純粋なエラスチンしか身体で作用しなかったのです。
有効成分でないエラスチンは、それだけ単独で商品化されることはなく、トーク成分、添加物としての処方に止まらざるを得ませんでした。
そこで!
さらなる研究が進むことになります。
■ 世紀の発見!!九州工業大学がアルカリ抽出での高純度エラスチンの抽出に成功!?
福岡県郊外にある、九州工業大学。
生命情報工学科の研究室でエラスチンの研究がなされました。
国立大学の研究成果だけに、この奇跡の大発見は誰にも知られることもなく、数年の月日が流れていきました。
しかも、抽出に成功したと言えども、それが本当に身体に作用するのか?は、長年の臨床結果なくしては証明することは出来ません。
そして、それには、多額の研究費が必要となるのです。
果たして、本当に美の秘宝を取り戻すことができたのか!?
物語は佳境のまま、長くなるので次回につづく