立ち退きのお話#2
前回からの続きです。
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◆現地確認
弁護士との打ち合わせを終えたあと、念の為に物件の周辺を見に行く。
壁全体が蔦とか葉っぱに覆われたラピュタの要塞みたいな外壁の家がある。
窓もあるっぽいが多分開けることはできないだろう。
入り口付近には人を寄せ付けないように有刺鉄線でガッチガチになった錆びた門扉がある・・・
勝手に入るな!という看板も・・・
確実に変な人が住んでいる。。。
これ地場二桁のおっさんでも買わないかもwww
出口戦略が難しすぎてやる気がなくなってきた。。。
とりあえず花田さんに売却の難易度を理解してもらうか。
現場から引き返し弁護士の見解と出口の狭さ、売却の難易度の高さを説明するために花田さんに会いに行く。
・入居したままだと売れない
・退去させるためにも法律的なプラス要因が少ない
・時効、生前贈与、代物弁済などで争う可能性もある
とにかく厳しい状況であることを入念に伝える。
「やっぱり難しいですか。。。金城さんなら解決できるはずって松井も言っていたんですが・・・」
お、おぅ。。。嬉しいこと言うやんけ。
松井さんの時もかなり気難しい売主さんとの交渉をまとめたし、それが評価されて紹介されたと言うことなんだな。
そんなん言われたら頑張るしかないやんけ。
「価格も相場通りでなくてもいいのでとにかく処分して現金化したいんです。金城さんならできると信じています」
まんまと乗せられた私は「絶対に売って見せます!」と大見栄を切って花田さん宅を後にした。。。
(『あなたにだけ任せる。あなたならできると思う。』これは宅建業者をその気にさせる基本文言です。毎年試験に出ます)
見栄を切ったものの出口が薄いことには変わりない。
さて、どうしよっかな。www
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沖縄の不動産という独特な世界に迷い込んでいます!明るい外の世界の事は忘れました!これからも深海をはいずります!