メンタルコンサル#2
前回からの続きです。
まだの方はコチラを先にどうぞ
↓タップ
メンタルコンサル#1
◆殺し屋
あ~ぁ。。。専任捲いちゃったよ。
表に売り出すわけでも無いのにwww
ダメ元で知り合いとかに振ってみてダメなら専任切れで返せばいっか。
そんなことを考えながら木村さんの事務所を後にする。
「お大事にどーぞー」
受付のスマホ女が目も合わさずに呟く。
てか俺は患者じゃねぇし。。。
あと占いに患者って何だよww
査定時のやる気が嘘のように雲散霧消した。
専任契約書持ってこなければよかったな~ww
事務所に戻りながら車を運転していると着信が鳴る。
ヴーーーー・ヴーーーー・ヴーーーー・・・
画面を見ると【木村さん】の文字。
あれ?なんか忘れ物かな?
路肩に車を停めて電話にでる。
「あ~金城さん。先ほどはありがとうございました。運転中ではないですか?大丈夫ですか?」
こんなすぐに電話したら運転してるにきまってるじゃんwww
「あ~路肩に停めてるので大丈夫ですよ」
「そうですか~よかった。それで先ほどの専任媒介の件ですけどね、6000万円で契約をしていますが、コレ、買主さんには最初は8000万円で出してもらいたいんですよ。8100万とかにして~端数はお任せします」
・・・・まだ吊り上げるか?
ていうかそんな金額の物件は恥ずかしすぎて知り合いとかにも見せれねえわwww
「あ、もしも~し。金城さん聞こえていますか?」
「はい、聞こえていますよ」
ルームミラーの中の殺し屋みたいな目の自分と目が合う。
「よかった~。でもどうなんですかね?高すぎる金額だと思いますか?私は素人なのでプロの意見を伺いたくて。私も別に欲張っているわけではないんですよ~」
・・・イラ。これを欲張っていなくて何だって言うんだよ。あと、何度もこっちがプロの意見を出したけど一切聞く耳持たねえじゃねえか。
「いいえ、高すぎるとは思います。それはさっきで何度もお話しましたよね?なので特に意見とかはないですよ。ではご要望の8000万で売り出しします。動きがあればご連絡しますね」
「よかった~。金城さんに不愉快な思いをさせていないか心配になってしまいました。ではよろしくお願いいたします。」
ツーーー・ツーーー・・・
チ・・・
メンタルコンサルとか精神対話とかするなら俺のイライラくらい読み取れよ。。。
ま、この案件は完全にお蔵入りだな。
気持ちを切り替えて”ちゃんとした”物件を売ろうwww
※基本的に私のnoteは公開からしばらくしたら有料になります。Twitterで更新情報をお知らせしますので、無料でお読みになりたい方はフォローお願いします。
@REGATE5
-----------------------------
ここから先は
¥ 100
沖縄の不動産という独特な世界に迷い込んでいます!明るい外の世界の事は忘れました!これからも深海をはいずります!