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事例紹介:お父さんが亡くなられての遺品整理


(お写真の許可をいただいていないので文章のみです)

場所は一軒家で最後に住んでいたお父さんが亡くなり、遺品整理となりました。片付ける場所は、一軒家と裏庭のゴミ、そして離れの小屋2つ、犬小屋解体、中に詰まったゴミ処分。

お父さんには息子さんが2人いて、依頼者であるお客様は県外にお住いでした。見積もり時、最終確認の時は立ち会っていただけました。

依頼内容・要望は
・アルバムを探して欲しい
・写真は全部取っておいて欲しい
・電気工具がでてきたら取っておいてほしい
・全て搬出してほしい

主にこの4つでした。

最後まで住んでいたお父さんは
扉という扉が開かないように隙間にダンボールやチラシなどを詰めていたので、家の中は湿気が立ちこめ、カビも目に見て分かるくらいでした。
(今までの現場で一番のカビの大きさと量でした)

まずは、玄関から整理していきます。
靴箱(備え付け)の中は、家族の靴がぎっしり。
お父さんは登山が趣味だったようで、登山靴が出て来ました。
(カビだらけだったので処分です)

次に、玄関から近い部屋、そこから近い部屋へと整理をする範囲を広げていきます。ある部屋は家の土台が崩れ、畳が抜けていました。
(畳回収)

お父さんが読んでいたと思われる100冊以上の本が出て来たり、雑誌、ビジネスマガジン、そしてお客様が探していたアルバムがでてきました。アルバムは子どもたちの幼稚園の頃の物から学生時のアルバムも全てダンボールに入ってまとまっていました。

キッチンには、購入した米の袋、缶コーヒーの空缶、お菓子の袋、全てかどうかは分かりませんが、通常家にないだろうと思われるほどの袋の数がキレイに折りたたまれてキッチンの収納を埋め尽くしていました。

そして、このときに何か有ったのだろうなと思わせる、2015年で止まっている調味料たち。カップラーメンの空き容器は重ねてレジ袋に入れて、80食ほど収納棚に入っていました。

読書家で登山が好きなお父さん。50代で新たな資格を取得したお父さん。
最終確認でお話したら、多趣味だったそうで、これでも少なくしたそうです。

お写真の中から、お家を建てている時の写真が出て来て、若いお母さんとお父さんに抱かれた長男さんが写っていました。その写真だけでも、子どもが産まれてから家を建てたこと、お父さんとお母さんの面影が分かります。

最終確認をしてもらった時には
「こんなにキレイにしてもらえるとは思っていませんでした。昔の面影が沢山残っていて、写真もアルバムも取っておいてくれて、電動ノコギリもキレイになっていて、本当にありがとうございました!」

家族の思い出(良い事も悪い事も)が沢山残っている所に、ご縁があって私達が整理をさせて頂いています。遺品整理は、家族みんなの思い出を辿って、残っている家族に故人の気持ちを伝える事が、私達の仕事だと思います。

作業日数は1週間。
総作業スタッフは26人。
使用したゴミ袋は450枚。
蜂や蚊、アブの出る地域だったので香取線香や虫除けスプレー、殺虫剤など準備しての作業でした。

畳が抜けている、カビが生えている、物が多い、冷蔵庫の中身が腐っている、など対応致しますので、まずはご相談下さい。

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