事例紹介:49歳男性 自宅に帰れず施設への移動に伴う片付け
今回は、以前書いた記事の続きになります。
3つの要望
前回の記事では、
居住者が入院していて退院した時の事を考えての片付けでしたが、今回は退院ではなく施設入所になるため、
○着れる服と着られない服に分けたい
○印鑑を見つけたい
○携帯電話の充電コードを見つけたい
という要望3つをお聞きしました。
本当に必要な物以外は処分する方向で話が進み、ご家族と話をしながら片付けをしてきました。
前回、そのままで良いと話があった箪笥の引き出しは、中の洋服を要望通りに仕分け、要らない物(穴が開いている服)はごみ袋へ。
10年ほど放置された引き出しは、ネズミが子育てをしていました。噛まれないように8匹ほど捕獲。
「10年放置されて子ネズミが子育てしてた場所の服なんて着れる物ないんじゃない??」
そう思う方もいると思います。
でもレガーロではその考えを持ちません。
お客様が「穴の開いていない服は着れる」と判断するなら着れる服なのです。実際にご家族に判断して貰いながら、1枚1枚見ていくと、
「それは○○で買った服だ」「それは○○の時に着ていた」「探してた服はココにあったのか」など、記憶や思い出を辿る会話が交わされました。
どんな状態のものでも”物”には“思い出”があります。
ボロボロになっても何度もほつれを縫って大事にしていたぬいぐるみや手放せ無かった掛けタオルなど子どもの時にあったという方も多いのでは無いでしょうか。
見た目と自分の物差しだけで良い、悪いを判断する事はしていません。
総作業 可燃10袋
不燃:0.5袋
子ネズミ8匹
作業時間:3時間 スタッフ1名
引き出し、袋に入れた処分する服、不燃は全てご家族で処分するということで、処分費用はかかりませんでした。
まとめ
居住者の方が退院してきたら介護ベットを置いて・・・というお考えから、今回退院ではなく、施設への入所になり、自宅への帰宅は叶いませんでした。そのため、施設で必要な物以外は処分で話が進み、見つけたい物も見つかりました。退院出来るかと思っていたけど、帰って来ることが出来なかったという気持ちを置き去りにせず、1つ1つ丁寧に作業出来たと思います。どんな状態でも片付けます。悩まずお気軽にご相談下さい。
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