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事例紹介~お母さんと死別後、お父さんが支えとしていたのはねこだった。遺品整理~

ツイッターでの出逢いからのご依頼でした。

ツイッターフォロワーさんで、普段から弊社のツイッターを見て下さり、ご依頼を下さいました。掲載ご許可を頂いております。

【作業前】

(お見積もり時何度やってもブレた写真しか撮れず見づらいかもしれません)

台所には足の踏み場がありませんでした
本が多くありました
趣味のスロット台や釣り竿などもありました
どの部屋も物で溢れていました
鳥かご、仕事道具、鞄、洋服ダンス、
畳まれたままの布団がありました

【作業風景】

カビ、ネズミの糞、鳥や猫の毛があったので
故人様やお客様には申し訳ありませんが
防毒マスク着用しています

大家さんやお客様は「土足で良いです」と仰ってくださいますが元々は住んでいた方がいた家ですので、シューズカバー(青いビニール)をして作業しております。

故人様は自分の会社を畳んだあと、スキルを生かし、再就職先を探し就職活動をされていました。何社受けたのでしょうか、分からないくらいに地元の面接資料が出て来て、それと同じ枚数の不採用通知が届いていました。そんな日々が続いたら落ち込みますよね。そんなお父さんが支えにしていたのは猫だったのだと思います。亡くなった猫の位牌を作り、冷蔵庫にタオルに包み、猫が2匹入っていました。見た瞬間、猫の表情に血の気が引きましたが、これも故人様が「猫を近くに置きたい」「埋めて腐敗していくのはかわいそう」と思った結果なのだと思います。中を見ないで捨てればいいのに、というお声が聞こえてきそうですが、分別作業があるため、中を確認しない訳にはいかないのです。


【作業後】


緑色とクリーム色のカーペットが引かれていましたが、
床の模様が出て来ました
本があったお部屋
一部ネズミがかじった穴が開き、床が沈んでいました
足の踏み場が無かった台所
片づけると広いですね
植木鉢や苗ポットなどがあった縁側


その他、トイレ、お風呂、もう一部屋片付けをさせて頂きました。

【お客様の声】


遠い道のりが有りながら3日間来てくださり、ありがとうございました。頼んで片づけていただき一安心。助かりました。



お部屋で亡くなられていたそうなのですが発見が早かったため、特殊清掃のような消毒はせずに作業を致しました。やはりいち早く片づけてあげたいと思うのは亡くなられて居た場所。布団は隣の部屋に畳んだまま、こたつに長座布団を敷いて寝ていたところ、亡くなってしまったようです。詳しくは書きませんが、遺品整理をしていくと実際の様子が伺えます。

・好きだったたばこ
・猫が支えとなり生活していた様子
・落花生が大好きでオレンジジュースとカフェオレを良く飲んでいたこと
・牛乳は猫にあげていたこと
・猫が亡くなって深く悲しんでいたこと
・猫のために食材は冷蔵庫ではなくクーラーボックスを使っていたこと
・亡くなった後も猫を自分のそばにおいて置きたかったこと
・現状から抜け出せずにいたこと
・再就職がうまく行かなかったこと
・沢山の仕事のスキルをもっていたこと
・交流が広かったこと

家族の故人への思いは長年の付き合い、関係があって一言では語り尽くせない事ばかりあると思います。私が実際現場に行かせて頂き身分証などでお顔を拝見します。そこで作業をしている時に抱く感情と家族の抱いている感情は180度違うことも良くあります。故人が私達に伝える思いとお客様の思いを大事に1件1件作業させていただいております。


片づけ、遺品整理、特殊清掃
株式会社Regalo(レガーロ)
福島県郡山市菜根5丁目9-16柳沼ビル2階西
TEL:024-953-6184

メール:ihin.regalo@gmail.com

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