2025.1.9 朝刊チェック(ネトウヨによる外国人排斥問題/アシモOS)
ネトウヨによる外国人排斥問題について
日経によると、アメリカの成長を支えていてる先端人材の2割が外国人。
その中では、インド人と中国人の割合が多い。
そして、トランプ政権で何かと話題のイーロンマスクも南アフリカからの移民だ。
翻って日本はどうか?
日本では、ネトウヨが中心となりSNS上で中国人や韓国人の排斥が声高に喧伝されている。
最近では、岩屋外相の中国人向けビザの緩和に対して、日本の国民健康保険が中国の高齢者に食い物にされるといったデマまで拡散されている。
ネトウヨの主張が全て間違っている訳ではないと思うが、外国人憎しが行き過ぎると、ただでさえ成長していない日本の成長が停滞し、ますます日本が困窮する。
そして昨今問題なのが、これらの根の葉もないデマを信じる大衆が増えてしまっている事だ。
兵庫県の斎藤元彦知事は、公職選挙法違反、公益通報潰しの疑惑と、現在は情報漏洩を傍観し是認している信じられない知事だが、N国や石丸氏そして国民民主党を支持する大衆が、ネット上のデマを信じ今でも熱心に斎藤知事を応援している。
そしてこれらポピュリズム勢力が躍進している現状は非常に危うい。
日本におけるファクトチェック機関の整備・拡充が必要だ。
アシモOSについて
ホンダが自動運転実現に向けて、アシモに使用していたOSを車に乗せる。
特筆すべき所が自動運転の方式を、高精度センサーやミリ波レーダー等機器に使用した方式から、カメラを中心としたAIによる判断方式に変更する。
この方式はテスラの方式と同じで、様々なシーンにおけるカメラの情報をAIに食わせ、自動運転における最適な方法を学習させる方式だ。
これは最先端の機器(デバイス)がAI(ソフトウェア)に敵わないことを意味している。
通常は、高精度センサーやミリ波レーダーと言った最先端機器を使用した方が安全に自動運転を実現できると考えていたが、そうではなかった。
AIの基礎技術は難しくはなく、入力されたデータに対して正しい答えを学習させているだけのびっくりする位単純な技術だ。
こんな単純な技術が、膨大な入力データを食わせる事で、最先端の機器を凌駕し、そして人間すら凌駕するものに化けてしまう。
シンギュラリティは近い内に本当に起こるのかもしれない。