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2025.1.15 テクノロジー系朝刊チェック(ASEANで多言語AI、JERAの火力制御をAIで)

日本がASEANで多言語AI

AIの大規模言語モデル(LLM)整備において、日本政府がASEANと連携する。

この連携はLLM分野に於いて、中国に対するAESAN介入へのけん制だ。
ChatGPT等、生成AIのコアになるのが大規模言語モデル(LLM)だ。

LLMとは、簡単に言うとどのような文章が尤もらしいかを確率的に判断して文章を生成する。

例えば、LLMの著書「大規模言語モデルは新たな知能か 著者:岡野原大輔」から引用すると、

1.「私」という言葉を抽出した場合、「私」という言語の後に、どういった言葉が来る確率が高いのかをLLMから評価する。
 → 結果、「私」という言葉の後には「は」が来る確率が高い。

2.「は」の次に、どういった言葉が来る確率が高いかをLLMから評価する。
 → 結果、「走る」という言葉が来る確率が高い。

3.これら確率から抽出された言葉を繋げると「私は走る」という文章が生成される。

上記文章を生成する際どの言葉が尤もらしいかを判断する材料にLLMが使用される。

その為、LLMを恣意的に作ると、政府のプロパガンダのような文章しか生成しないAIも作る事が出来る。

中国がASEANと連携しLLMを構築した場合、中国を讃えるような文章しか生成しないAIが生まれる可能性がある。

結果は、今回の兵庫県知事選挙のようなデマがネット中に溢れる状況が生み出される可能性が十分に考えられる。

日本を敵視する文章ばかりが生成される可能性もあるかもしれない。

容易にデマを信じてしまう人が沢山いる事は、今回の兵庫県知事選挙で明らかになった為デマが溢れる事は非常に危険だ。

世論や政治をデマが動かしてしまう可能性が十分にある。

だから日本政府はASEANと先手を打って連携することによって、中国に対するけん制を行っている。

国内では日本政府に対する風当たりは強いが、外交については抜け目なく対応している。
評価されるべき成果だと思う。

JERA、火力をAI管理

JIRAは昔から統計情報を利用し、電力の需要予測や、火力発電の燃料の調整を行っているが、この度AIを火力制御に活用するようだ。

熟練工が、どういうシチュエーションでどう対応しているのかをAIに食わせれば、AIが熟練工と同じように判断する事が可能になる。

今はAIを補助的に活用するようだが、AIが補助でなく業務の中心になる未来は遠くないと思う。

完全に業務を任せることはできないと思うが、松下幸之助の言うAIに「任せて任せず」状態になると思われる。

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