[小説]できない男(227文字)
ずっと自分に自信が見出せなかったし、傲慢な態度を取る事は子供じみた事だから遠ざけて生きてきた。街を歩いても下ばかり向いて人と目を合わさない様に生きてきた。それが利口な生き方なんだ。
そして、最近活路が見えてきたが、傲慢になる事もなく、昂る事もなく、相変わらず自信は無いが着実に実力が付いてきた。
誰もいない道を通り自分だけの道を探す。そんな生き方がしたい。
金が入ればラーメンの一杯でも食べに行きたい。
自分の力で金を手に入れたときは胸を張って前を向き歩きたい。
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