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介護経営(2)

赤字経営の施設を改善した内容を伝えると、
  利用者の入所窓口の対応が思わしくなかった。

利用者の状態を決めつけ、窓口の段階で受け入れできるか、
  できないかを即答していた点にある。

入所できる条件は、契約書に記載されており、
  慎重に精査することが求められる。

正直なところ、電話での聞き取りや資料のみで、
  状態を把握することは困難である。

「忙しいから会いにいく時間がない」というが、
それは言い訳にすぎず、施設入所とは、利用者や家族にとって、
  生活環境が変わる重要なことだからです。

また、この施設は窓口の責任者が独断と偏見によって、
  利用者の入所を決める体制にあったということ。

そうなると致命的で、外部評価は低迷する一方で、
手の掛かる利用者は入居させないと外部からレッテルが張られ、
問い合わせすら来なくなってしまいます。

そもそも、手の掛からない利用者とは、どういった利用者なのだろうか、
介護を必要として施設を探し、自立支援に向け生活し、
できない部分を支援してもらう。
このとおり、利用者に安心と安全を提供することが、
施設側に求められているのだ。

これまでの話で分かるが、当たり前の対応ができていないということ。

「当たり前を、バカにしないで、ちゃんとやる」

そこが求められている。


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