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【レンタル友達】初めて腹が立った依頼について

公式LINEに一言のメッセージが。

「遊びたいです。」

トプ画が真っ白で名前も珍しかった。
僕は自動的に頭の中でカラオケ、ボーリング、ビリヤード、ショッピングなど仮想の依頼者を頭の中に作りプランを瞬時に練っていた。
僕は明日の午後空いてる旨を伝えるとこう返ってきた。

「性的ってどーゆうのダメなんですか?」

正直、がっかりだ。
この手の質問はとても多い。返信すると2パターンに分かれる。

①大人しく去っていく

②強行突破をもくろむ性獣

②は狂気的な猪突猛進で自分の依頼を承認してもらおうとする。
その目標達成に向かう姿勢をビジネスに使えば、六本木にタワマンを構えられそうな勢いだ。
注意書きしているのにも関わらず来る。
心が疲れる。
しかし、丁寧に説明する。

了承したようだが、一つ気になる点が。

時折出てくる、ため口。。。

僕はメッセージ上では基本敬語を使う。ましてや、面識のない人に対しては絶対だ。(一度会って、依頼者側が望む場合は敬語を取る)
依頼者の中には最初っからため口の人もいる。
そこで僕の危険人センサーは黄色信号だ。

21時に渋谷のカフェで集まることになった。

カフェにつき外で待っていると、二人組の男が現れた。
1人は僕と変わらないくらいの身長でもう一人は180cmくらい。
どちらも細身だ。夜職をやってそうだ。

僕の危険人センサーがここでも反応した!!!

・距離が近い
・挨拶がない
・何か企んでる

まさに
中学生の集団がちょっかいを出しに一人もしくは二人派遣して、話しかけてくる感じだ。へらへらしていて、リスペクト、他者への愛、気遣いなどが欠如している。(実際の年は20代前半)

店に入ろうとすると、もう一人の男のスマホの角度がおかしい。

盗撮されてる!!!!!!!!!!!

しかし、取り乱してはいけないと何とか気丈にふるまう。
僕の理想の姿はどんな相手でも気負いせず、吞まれることなく相手をハッピーにすることだ。
その姿に近づくためにも、僕は明るくした。

席について、一拍空いてあっちがからの質問がない事を確認し、僕から話しかけた。

レンタル「今回なんでレンタルしようと思ったんですか?」

依頼者A「…あそびたくて(ニヤ)」

企みがあることが確信に変わった。

動画撮影していいかと尋ねれたが、僕は撮られていると思ったので一瞬曇った表情をしたが、承認した。どうやらクリエイターのようだ。

質問が続いた。
「なぜレンタルやろうと思ったのか」
「今までやばかった依頼は」
「夢、目標は」
「収入のこと」

僕も話を広げようと同じ質問をした。

しかし、、、

すべてかわされる。
レンタル「なんて呼んだらいい?」
ジョイボーイ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レンタル「クリエイターなの?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レンタル「なぜクリエイターをやろうと思ったの?」
ファンがいるから。視聴者を喜ばせたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
レンタル「有名になってどうしたい?」
…ファンを喜ばせたい……
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


心ここにあらず。
まともに話してくれない。
挙句の果てに言われたのが、、、


「コミュ力あんまりなくない?w」


うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!

なめ腐っているぅぅ。
確かに、会話のテンポはよくなかった。
ボケているのかわからない。ボケが弱すぎる。
そしたらツッコミも躊躇する。
あっちは恐らく動画の構成のことで頭いっぱいだったのかもしれない。
そもそも僕はホストみたいに盛り上げるのは得意じゃない。
知らない人巻き込んで面白い事言えない。

僕は一生懸命落ち着いた。


依頼者が腹痛を訴え、席を立った。
僕はカメラを撮っている男と話した。
レンタル「彼女いるの?」
いないです。
ちょっと前いろいろあって
レンタル「差し支えなければ、聞いてもいい」
はい。前の彼女は・・・

こっとはまともに話ができた!!!
どうやら悪い子たちではなさそうだ。
ただ慣れないことをやっているうえ、真剣な話が苦手だと察した。

男が戻ってきて、撮りたい動画があると言い、説明を受け撮影した。



最終的には若いからで僕の気持ちは収まった。
今回は僕にも非があり、新たに注意書きを増やそうと思う。

良いか悪いか、僕は依頼者一人一人適当に扱えない。接することができない。そのため僕の心を開示するし、依頼者の心も開こうとする。
それは少しでも今の状態よりも良くなってほしいという想いがあるのだが、心を開くと傷ついてしまうこともある。逆もしかり。
今回のことで勉強になったので以後気を付けたい。
僕の生活範囲内には今日のような人はいないのだが、レンタルをやっていると色んな人と関われる。とてもそれは興味深く、自分を知るためにいい機会だと思うので、やってよかったと思う。

この通り僕はポジティブ変換が得意だ。
無意識下でできる。
僕と会って話すことであなたに何かいい変化が起こることを願っています。






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