
ばくだん、いらない
War is not the answer.
2024年10月11日(金)、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)がノーベル平和賞を受賞した。
1945年8月6日(月)、午前8時15分、日本の広島県広島市に原子爆弾が投下された。
56万人が被爆した。
1945年8月9日(木)、午前11時2分、同じ日本の長崎県長崎市に原子爆弾が投下された。
15万人が被爆した。
この地球の上、人が住んでいるところに、原子爆弾が投下されたのは、ヒロシマとナガサキだけ。
原爆投下から79年後に、日本被団協にノーベル平和賞が送られた。
……79年後。
日本被団協がノーベル平和賞を受賞したニュースを見たフランスとロシアの20代と思われる若者が同じようなことを言っていた。
「受賞はすばらしい。でも我が国は原子爆弾を手放さない。抑制のために。」
抑制のため?
抑制?
抑制とは、”おさえとどめる”こと。(小学館)
何を”おさえとどめる”ために原子爆弾を手放さないの?
相手からの攻撃・・・?
を”おさえとどめる”ため?
誰が攻撃をしてくるの?
何のために?
たったひとつのこの地球。
我々人類、動物、植物が生きている。青く美しいこの地球。
今、毎日、地球の上のあちらこちらに爆弾が落とされて、
地球は泣いている。
地球は怒っている。
同じ地球上に住む人間、動物、植物を傷つける。
我々が住む水と緑あふれる素晴らしい星、地球そのものを傷つける、
そんな爆弾って、必要?
爆弾の発射スイッチを押す人、スイッチを押す命令をする人へ。
相手の身になって、想像してみよう。
10歳の子供の身になってみて。
自分が住む街に爆弾が落ちて、自分は運良く軽傷ですんだけど、おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、妹と弟、家族全員が命を落とした。
その時の10歳の子供の気持ち。
自分がその子だったら、どう思う?
それでも爆弾発射のスイッチを押せる?スイッチを押す命令を出せる?
もうひとつ、想像してみよう。
爆弾を持っているから、誰かが攻めてくるのかも?
爆弾がなかったら・・・
武器“そのもの”がなかったら・・・
戦車も空母もロケットもいらない。
銃も刀も槍もいらない。
軍隊もいらない。防衛費もいらない。
・・・防衛費?
2023年の世界の防衛費は、2兆4434億米ドル(約377兆円)だって!
すごい金額!
いらない。
防衛費にそんな大金、いらない。
377兆円を他のことに使おう!
例えば、
この地球上でお腹を空かしている子供たちに使おう!
住むところがない人々に屋根のあるお家を建てよう!
環境問題で苦しんでいる人たち動物、植物の為に使おう!
まだまだ使い道はたくさんありそうだ。
人や動物や植物を苦しめているために使っている377兆円を
地球上で苦しんでいる仲間、動物、植物、そして地球のために使うのはどうかな?377兆円を使って、人や動物や植物が悲しむより、
377兆円を使って、みんなが笑顔になって、幸せになったほうがいいよね!
ばくだん、いらない。
いらない!