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公認会計士 不合格体験記【勉強再開〜一回目の短答式試験編】

皆様こんにちは、こんばんは!会計士受験生Bです!
本日は、わたしが公認会計士試験の短答式試験に不合格になるまでの体験談を記したいと思います。

下記の記事は、こちら↓の記事から続いています。よろしければこちらの方もご参照ください。

大学三年生になろうとする2月の頭、私は進路について再度考えてみることにしました。何種類かの業種を調べたり、働いている姿を想像してみたりしましたがてんで見当つかずで途方に暮れていました。その中で何かしらのきっかけがあったわけではありませんでしたがある日の夕方、学校の課題をこなす最中に、ふと「そうだ、会計士の勉強を再開しよう」と思ったことが始まりで、そこから行動するまで遅くありませんでした。

2月上旬から10ヶ月ほど勉強したのち、見事に12月の短答式試験は不合格になったわけですが、(今だから思う)不合格の理由をもとに、話を広げたいと思います。

私が当時不合格になった理由とは、
①無茶な計画をたてた。
②授業をおろそかにした。
③勉強時間が足りなかった。

の3つが主に挙げられます。

①無茶な計画をたてた。

勉強を再開するにあたって、「10ヶ月後の12月短答式試験」を、「塾なしで、未履修部分は独学」で合格することを目標にしようと考えました。
勉強開始時点での進捗は、財務計算7割、管理計算は履修済(連結会計等、理論科目未履修)といった感じでしたが、そもそも履修済みの範囲も半年以上触れてもいないので、ほぼ全範囲を勉強し直さなければならない状態でした。
勉強を再開してから3ヶ月ほどは、5月の短答式試験をお試しで受験することをも踏まえて、
・履修済みの範囲は総復習
・できる限り理論分野の範囲も触れる
というおおまかな勉強計画を立てました。

この「できる限りやる」というざっくりとした勉強計画が一つの仇となりました。履修済みの計算分野でさえも疎かになっている状況の中で、未履修の分野にどれだけのリソースを割くのか決めきれていない場合だと、「計算の勉強が面倒な時の逃げ道」あるいは「最悪理論は直前に覚えればいいから適当でもいいといった甘え」が芽生えてきて、結果として闇雲の状態で3ヶ月を過ごしました。

また一度払った予備校代をもう一度支払うのが嫌で、独学で勉強をすす得ようと大真面目に考えていました。べらぼうな天才ならば合格も可能でしょうが、多くの受験生が予備校のサポートを受ける中で、独学のハンデをわざわざ背負うのは非現実的な計画だなと我ながら思います。

結果5月の短答式試験は20%強(計算分野でさえ4割程度)の得点率というお試しとはいえど散々な結果となりました。この事実を踏まえ、無闇な勉強計画を立ててしまっていたことを自覚し、さらに独学の合格は不可能だと思いとどまった当時の私は、6月中旬にLECの短答式試験上級講座を通信で申し込むことにしました。

②授業をおろそかにした。

6月から9月下旬までは財務会計計算分野の一部と理論分野の授業を受けていたのですが、困ったことがありました。内容が全く頭に入ってこなかったのです。会計士試験講座ですから、内容は難しくて当然でしょうし、右から左へ抜けていくこと自体は仕方がないことなのかもしれません。
しかし、私がここで反省すべき点とは、
・内容が入ってくるように工夫をしなかったこと
・どうせわからないから、内容理解をあと回しにしたこと

にありました。
 
講義速度をゆっくりにしたり、三時間ある講義動画は、一時間半ごとで区切って別講義を視聴して飽きないようにしたり何かしらの工夫ができたにも関わらず、ただ脳死で講義を流しているだけでした。
また、大量の講義の消費を目的としてしまったことで、内容理解という本質的なことをつい忘れてしまい、講義を終えても何も頭に入ってない状態が続きました。にも関わらず、「あとで自分でやればイイや」と現実逃避している状況が9月いっぱいまで続きました。

③勉強時間が足りなかった。

さて勉強時間ですが、細かく記録をとったことはないですが2月に再開してから12月短答試験にいたるまで、ざっと1500時間程度の勉強時間でした。

時期ごとに
2〜6月末まで週に30〜40時間程度
7〜12月まで週に50〜60時間程度

毎日7、8時間程度勉強していたわけだはなくて、5時間しかできなかった日と10時間がんばった日が交互に来るような波のある生活リズムでした。

1500時間程度の勉強時間があれば、人によれば合格するには十分かもしれませんが、私のように勉強計画が無謀だったり、授業をおろそかにするようなことがあれば全然時間が足りもしないことは明らかでしょう。

10月に始まった直前答練では得点率2割程度しか取れないまま一向に成績を伸ばすことができずに意気消沈し、半ば諦めの状態で受験した12月の短答試験の結果は

財務40/200
管理42/100
企業20/100
監査30/100の 合計132/500という絶望的な結果に終わりました。(まさかの5月のお試し受験とほとんど変わんない結果)

不合格の原因として3点挙げてきましたが、10月以降に答練が解けなさすぎてやる気をなくしてしまったことも原因の一つかもしれません。
諦めずに最後まで頑張り切る!という受験の最低条件さえもこなすことができないまま本番を迎えてしまいました

最後に

話をまとめに入ります。
私が不合格になってしまった理由として
「計画が破綻した、授業をおろそかにした、勉強量が不足した」の3つを具体的に挙げましたが、いずれの理由も「行為」として見受けられたものであります。最後に、述べた3点のような「行為」にでてしまう私の考え方の癖、思考パターンについて言及して締めようと思います。

わたしは、会計士試験の難易度を過小に見積り、かつ自身のスペックを過信しました。簡単にいえば、「舐めてかかった」といえばいいでしょうか。

自身の現状を把握し、さらに合格レベルと現在の自身との距離から逆算して勉強計画を立てて実行し続けることが、受験勉強の要であると、大学受験でも学んだはずでした。
しかし会計士受験勉強を始めるや否や、「できる限り頑張ろう」と闇雲に走り出し、「授業よくわかんないけどなんとかなるやろ」と無根拠に楽観視して現状把握を怠り、極め付けに答練の結果からやる気をなくしてしまうというハングリー精神の欠如がみられました。

ある程度学業に勤しんできたというプライドから、独りよがりに勉強を進めてしまったことは個人的な反省点です。予備校の先生や友人との相談、情報収集によって、客観的な視点を取り入れながら現状把握を怠らないことが大事だったなと振り返って思います。

今回は以上になります。わたしのような不合格受験生にはならないように、反面教師にしていただければ幸いです。私自らも自身の記事を参考にしてまいります。

次回の不合格体験記では、【〜2回目の短答式試験編】を書きたいと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました!


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