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瑞牆新エリア探索

ソロキャンしてからの二日目。

6時頃に起床。あんまりよく寝れなかった。コット買ったほうがいいかも。

疲労感でもう帰っても満足かもな…と思ったけど、ここで帰ったら宿泊した意味がないので耐える。

必要ないけど焚き火を少ししようとしたが、本当に全く火がつかなくて諦めた。朝露でシケったのか?

とりあえず朝食はバーナーでカレーと米を温めて2杯食べた。あとはお昼ご飯におにぎりを2つ作る。めちゃくちゃ安上がりでこれは今後もやったほうがいいかも。

カレー食ったらコーヒーを淹れる。朝の冷たい空気と温かいコーヒーの組み合わせが最高。この時が一番キャンプの価値を感じる幸せな瞬間だった。

麓は紅葉真っ只中だったけど山の中は終わりかけだった。数少ない赤々と紅葉したキャンプ場の木。

そんなことをしてたらK名くんが瑞牆新エリアのヒドゥンバレーを探索するとの連絡が来たので急いで片付けして合流。

ヒドゥンバレー

ヒドゥンバレーは駐車場からちゃきちゃき歩いて徒歩10分くらい。グリーンロッジ周辺エリアからは5分くらい。

遠いってほどでもないけど近くもない。でも基本平地を移動なので植樹祭エリアの上部を目指すよりは楽だと思う。

とりあえずK名くん率いる某大登山部の面々と合流。

お目当てはフェルミオン(初段)だったけど下地が斜め過ぎるのでやめにして、多少下地が平らな真空崩壊(二段)をやる雰囲気らしい。

真空崩壊(二段)

こちらは垂壁ハイボールな一本。目測5mくらい。

僕が準備している間にO崎さんがそれっぽいホールドにチョークをつけておいてくれた。

スタートは左カチと右ガバカチのセパレート。

足がキモい高さで、立ち上がってハイアンダーポケットへ。

スタート姿勢。足の位置がキモい。

アンダーポッケは割と深くて持ちやすいけど朝イチは流石に指が痛い。みんなも痛がっててこのままでは指皮消滅してトライ終了しそうな勢い。

何回かトライするうちに温まってきてアンダー保持のダメージは軽減されてきた。その次は上部のガストンカチか左横の悪いポッケ。

ポッケは悪すぎてあり得なさそう。

K名くんがガストンカチを中継して上部の斜めカチに出ようとして落ちてきた。

僕もそれに倣う。

左のポッケも大概だけどガスカチもかなり悪い。触る程度で中継して体を引き上げて、さらに上の斜めカチ。だいぶ遠い。

ガスカチを持って動こうとしているところ。右手のポッケは痛いけど結構ガバい。

アンダーポッケの引け具合で右足を切れるか、右足のスメアをどこまで上げられるかが変わってくる感じ。

ちゃんと右足切ってスメア、それも低い位置だと届かないので少し上めに張らないと斜めカチには届かなそう。

何回かトライして斜めカチ保持まで来たが、こいつもかなり悪い。上手く保持して良いポジションに入れればそこそこ動けるか?

カチを探ってるところ。右端が良さげだけどそれでも悪い。

このカチ保持が核心なら出来そうだけど、もう一悶着ありそう雰囲気もある。
上から確認したけど(斜めすぎて怖くて見れなかったが)抜けも悪そうに見えた。

みんなもアンダーポッケ保持からのムーブ出しに苦戦。そもそも下地とか高さとかであんまりテンション上がってないような感じもある。マイナーなハイボールって嫌だよね。

一日中やってればもしかしたらいけるかなーと思ってたらみんな敗退する雰囲気だったので移動。

来た時に最初に他の課題も観光だけしておいた。

石、またの日の魂(初段)はイシタマのオマージュだとしたらランジなのか…?リップにランジは高すぎてかなりヤバそうだけども。

クェーサー(1級)は悪そうなのは下部に見えたのでそこそこ取り組みやすそうに見えた。

ストレンジレット(三段)は面白そうだし下地もマシな方なので今度やってみたい。

午後はコッシーランドへ。

コッシーランド

O崎さんがコッシーランドの闇射抜く光をやりたいとのことだったのでこちらへ。

駐車場からすぐに岩が見える

エリアに着いて降りるとすぐに自由への讃歌(4級)がお出迎え。バカでかくてテンション上がったが、皆責任ある社会人たちなのでこの課題はとりあえずスルー。

すぐ近くに黄金岩もあり、黄金(初段)もあった。これは写真よりもかっこよくて面白そう。やってる人もいたし帰りにやろっかーとか話しつつ見るだけでこちらもスルー。

闇射抜く光は川の対岸側だったので軽い渡渉が必要。

多少増水しているのか渡渉ポイントに悩んだけど、花岩(Nの岩)のあたりで2mくらいのジャンプで濡れずに渡渉できた。怖かったのでマットはあらかじめ対岸に投げておいた。

O崎さんは靴を脱いで足だけ浸かって渡ったらしい。強い。

で、目的の闇射抜く光は待機場所も狭めで先客がいたそうなので彼らに譲り、反対側の悪の煌めき(初段)をやることにした。

悪の煌めき(初段)

見た目的には初段あるのか?といった感じ。中間部はかなりガバいので下部核心と踏んでオブザベ。

悪の煌めき。持ってるところはかなりガバ。

スタート左手が少し悪いカチで、そこからデッドするのが悪いと思われる。

O崎さんが先にトライしてくれたがやっぱり初手が悪いらしい。

おにぎりを食べてから僕もトライ。確かに悪い。デッドしてジャストミートしないとダメそう。

引いてくれたティックを正確に狙うと何故か上にズレるので少し下を狙ったら止まった。

スタート


からの、一手目。バシッとデッド。

初手止まったら右側にヒールして一手寄せ、ガバでちょっとトラバースして、リップへ。

右ヒールして寄せ。

リップのスローパーがめっちゃ甘い。簡単なのは中間部だけだったか。

何箇所か探ったけど最初に叩いたスローパーが一番マシそうだった。

頑張って保持して足上げ、ブラインドだけど奥のガバらしき場所をデッドで叩く。

良いところは外したけど耐えられた。

耐えたところ。

これでビクトリーかと思ったらマントルに何もない。

積もった葉っぱをどけたらガバがでてくるかと思ったが、濡れた平らな面しか無かった。

一応マントル体勢に入ってみるが普通に悪い。

葉っぱを払ってるところ。だが何もでてこない。

流石に駄目だと思って一度降りた。

何かいいムーブかホールドがあるかもだけど、そこそこ粘って疲れたのでひとまずレスト。

レストしている間にO崎さんがリップのスローパーの横に小カチが隠れていることを発見。

さらにスタートは右ヒール右手出しが楽なことを発見してくれた。

でも僕が試すとヒールがすっぽ抜ける。3回やって3回すっぽ抜けたのでスタートは左出しすることにした。

左出しの方が悪い気がするけど得意系の動き過ぎて差を感じない。まあ出来るならどっちでもいいか。

レストして再トライ。

下部は左出しで解決。ガバを繋いで、リップへ。

リップはスローパーじゃなくて小カチ。こっちの方が大分持ちやすい。

コブ状の膨らみの隣にカチが隠れている。

平らなマントルはそれっぽい場所にチョークをつけて少しはフリクションが良くなるようにする。

一応こちらもよく見たら小さいエッジがあったのでこれを持てば良さそう。

左手をガバに上げて、ヒール。でもこれだと体が上がっていかない。

ヒールしたところ。高すぎるのか上げにくい。あと怖い。

ヒールは辞めて右足上げを試すが、ヒールが悪すぎて怖い。

右ヒール。こっちは悪すぎる。

これも辞めて、小カチを踏んで上がってみる。

まあまあ怖いがこれなら体が上がる。

カチを踏む。抜けないと信じて荷重すると上がれた。

十分上がったら両手でプッシュして、登りきれた。

無事登れたので後はみんなを応援。

O田さんは色々ムーブ出しをして右ヒールからの一手目出しに落ち着いたものの、途中までで満足して降りてきた。

普段敗退しまくってて途中までで満足してしまう体になったらしい。笑

O崎さんは寝てレストしたけど回復しきらなかったようで敗退。

そもそも闇射抜く光をやるつもりだったはずなのでまた今度リベンジするつもりだそうな。

K名くんはマントルで2回くらい落ちてきたけど僕とは違うムーブを出して気合いで決めきっていた。すごい。

この課題はお買い損でもないし程よい高さで今後人気が出そう。

一方で中間部はジャリジャリだったしホールドが安定しきっていない感もあったから少し欠けることもありそう。興味ある人はお早めに。

帰宅

結局悪の煌めきだけ触って暗くなってしまったので撤収。黄金とかはまた今度やろう。

K名くん達とお別れして、また下道をチンタラ走る。

帰りはほとんど下りでめちゃくちゃ燃費が良かった。

温泉行った分を含めてもガソリン代4000円以内に納まってハッピーだった。

帰りに食ったラーメン。もうちょい粘って街に降りたらもっと美味そうなラーメン屋があったけど、まあいっか。

食費も(最後のラーメン以外は)かなり抑えめにしたので総額で見れば普段2,3人で乗り合わせる時とあんまり変わらない程度に出来たと思う。

瑞牆くらいだったら下道でも頑張れることも分かったし、高くつかずにソロで行く選択肢が増えて良かった。


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