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瑞牆合宿 二日目

漫喫で一夜を明かして六時に起床。全然ぐっすりじゃなかったけどメチャ疲れてたのでまあボチボチ寝れた。

軽い朝食を食べて8時ごろに現着。この日の駐車場はすでに残り数台程度しか空いておらず、ハイシーズンを感じさせられる。

今回はたけちゃんがスイッチをやるつもりらしいので僕は近くの雨の弓と重力の虹を狙うことにした。

K名くんも現地で合流して、3人で行動する。

雨の弓(1級)

こちらは虹岩の1級課題。rainbowだから雨の弓ってことだろうな。

虹岩。でかくて迫力がある。

デカいしスパッとクラックが入ってるしオシャレっぽい名前だし、名作感溢れてるので前々からやろうと思っていてようやくトライする時が来た。

スタートはガバクラックから。

一手クロスして、遠めで小さいカチ。が、取れなくて落ちた。小さくて狙いにくいし思ったより遠い。

何度か試してガストン中継して固め気味に止めたほういいらしいことを発見。


小さめカチ持って左手寄せたところ

そこから一手寄せる。抜けそうで怖いからちゃんと握って、カチに送る。

ここから普通はガバにクロスらしいけど、遠いしヒールが抜けそうな気がしたので上の方のガスポッケを取ることにした。

こっちもそこそこガバくて持ちやすめ。

足解除して振られに耐える。

しっかり振られるので頑張って耐える。

そこからあんまり足が無い。
もたついて結局キャンパでマッチ。

その後も足が見つからずもたつく。結局スラブの基部にあるガバにヒールした。
そこからスラブに合流する一手が遠く、ここで力尽きた。

大分モタモタしてヨレ落ちしたのでレストしたら行けそう。ということでスイッチやってる2人を冷やかしつつレスト。

20分くらいのんびりして再度トライ。

序盤のカチ取りをこなして振られも耐えて、ここからはさっさとキャンパでこなす。

スラブの基部へもヒールじゃなくて結局キャンパになった。

木が激被りだけど、スラブの基部にキャンパしてるところ。

そこから手にヒして遠いガバにデッド。今度は届いた。

あとは9級のスラブなのでゆっくり落ち着いて登る。

抜けが怖いということは事前に聞いていてめちゃオブザベしたので安定して突破できた。

これにて完登。1級にしては悪めな気がする。名作感出してた割にかなりゴリゴリしてた。僕がゴリゴリ登ってしまって悪目に感じただけかも。

重力の虹(二段)

K名くんはスイッチ完登し、たけちゃんがまだ打ち込んでる最中だったので本命の重力の虹へ。

マイナーすぎてネットの情報がめちゃ少ない。

下地が岩だし斜めっていて嫌な感じ。その割にはスラブ面が高くてメンタル系っぽい。

スタートはカンテのモヤッとしたカチと薄被り面のクソカチ。

左側が悪くて右下に落ちそう。そして右下の下地が悪いので離陸だけでかなり緊張する。

右ヒールしてスタートすると振られが大きそうでかなり怖い。全く手が出せない。

右下の下地が悪くて怖い

数少ないネットの動画を漁ると左のくぼみがあって、そこにヒールしてた。岩をよく見れば普通に気づいてたと思うけど先入観で右にしかホールドがないと思い込んでいた。

そこにヒールすれば恐怖感は少し軽減されそう。

左ヒールして一手目取ろうとしているところ

で、意を決して手を出したら見事にすっぽ抜けた。

でも綺麗に真下に落ちて変な落ち方はしなかった。これでまた少し安心。こんな感じで少しずつ安全な範囲を探っていけばなんとかなりそう。上部は行ってみないとわからないけど。

スイッチ出来なくて激萎えのたけちゃんが移動したそうなので今回はここまでの下見として移動することにした。

とりあえず重力の虹はマット2枚プラスサブマットで大丈夫そうな気がする。欲を言えば3枚ほしいかも。

また今度再挑戦しよう。

いったんK名くんと別れて、僕らは言葉と物の岩へ。

物(1級)&言葉(初段)

こちらは近いのにほとんど来てない岩。

2年くらい前に物をやってド敗退したのでそのリベンジから。

現地でダイバーさん夫婦も合流。行く先々で色んな人と会う。流石はハイシーズン。

スタートは段々になってるガバの上の段で、左足を傾斜面のエッジ、右足は気持ち粒踏んでるけどほぼスメア。

めっちゃ振ってバビョンと出て届いたらビクトリーな一手もの。

正直こういう課題は取り組んでても試行錯誤しにくくてあんまりやりがいが無い。だから放置してたというのもある。

数回試して、完全に引ききるつもりくらいじゃ届かないので、ちょっと押すくらいの気持ちで出る必要があることがわかった。


引ききれないとちょっと届かない

あとはコーディネーションみたいに外から中に入る軌道を描くイメージ、タメで息を吸って出る時に吐く、みたいなよくある動作を意識する。

すると4回目でなんと止まった。

ちょっと焦ったけどそのままトップアウト。

届いたところ

意外にもさっくり終わってしまった。動く系は前より上手くなってるかもしれない。

たけちゃんとダイバー夫妻は物も少し打ってからダブルカンテに移行してた。僕はトライしなかったけど、見てた感じダブルカンテの方が面白そう。

僕は続けて言葉をトライ。

窪みの中のカチを持って、足は深めのエッジ。

そこからカチ持って、手にヒしたりして次に進んでいくらしい。

一手目は問題なさそう。手にヒするところはよくわかんないけど線が入っている部分に押し付けて信じると意外と抜けない。

ヒールしたところ。何故かかってるかは謎

そこから一手送るとかなり悪い。ヒールが悪いし、送り先も悪い。

他の人のトライを見てたらスタート左手のカチに右手を寄せて、ヒールもスタート右手に乗せ直していた。

なるほどとムーブをパクる。確かにこのほうがヒールが安定していて、一手送りやすい。

とはいえ送り先が悪い。インカットはしてるけど6ミリくらいなんじゃないだろうか。

何度かやって、止まるかどうかは半々くらい。そして止まったとして、右手を寄せようとした瞬間に何故かヒールが抜ける。しかも抜けると同時に右手もすっぽ抜けて確実に猫パンしてしまう。

いい感じに見せかけて猫パンする直前

1回くらいならめげずにトライするけど、連続4回猫パンして流石に心が折れた。

とりあえず後半はバラしなら問題ないことは確認して敗退。

4回猫パンしなければな〜登ってるんだけどな〜4回はつらいなあ〜(言い訳)

とりあえず猫パン対策して今度リベンジしよう。

たけちゃんはスイッチと物に連続敗退してダークサイドに落ちてたけど、ダブルカンテをダイバーさんたちより先に登って一気に元気になってた。それどころか元気を取り戻しすぎて岩の上でずっこけてた。ウケる。

僕は心が折れたし、たけちゃんも完登したのでふたたび移動。

十六夜(初段)

すでに夕方だしヨレてるけどスラブなら大丈夫だろうということで十六夜をトライすることにした。

アプローチで疲れ果てたけど先客が帰るまで休憩してトライ開始。

十六夜の岩。西日に照らされて木漏れ日が綺麗な壁。

こちらは2年くらい前にトライして敗退している。

スタートは上の段の穴をカチって、腕でサイファーする要領でハイステップの足に乗り込んでいく。

スタートしようとしているところ。これは失敗トライだけど。

ここは割とすぐに再現できた。

そこから一段上の水平クラックに上がる。

壁に近すぎてどこに乗っているかよくわからない。足の感覚でいいところを探る。

いいところがよくわからなくて落ちた。

足を探っている。夜になるとライトで照らしても自分の影で余計わからない。

また何度かやって水平クラックの部分は越えて、クロスハイステップで膨らみに乗れたけどビビって落ちた。

たけちゃんはスタートに苦戦していて違うムーブを探ったりで沼っていた。
スタートのコツを教えたらすぐに掴めたらしく、めちゃくちゃ安定して離陸できるようになっていた。でもその後で足がすっぽ抜けるらしい。

一方の僕はどんどんスタートが安定しなくなってきて、ついに全く出来なくなってしまった。

K名くんも合流してきて、2人でスタートに沼る。

1時間くらい沼り続けて、日が暮れた頃にスタートのカチをめっちゃ持てば剥がれないことに気づいた。結局ムーブが下手なのを保持でカバーした感じ。

その後少し打ったけど高度はあがらず。途中たけちゃんに押してもらってクロスハイステップから立ち上がれたくらい。

前は自力で同じところまで来てたと思うから若干後退してるかも。

たけちゃんは足が抜けまくっててクロスハイステップから立つところは出来てなかったと思う。

たけちゃんの靴はインスティンクトVSで僕はスクワマだけど、この課題は若干柔らかい靴の方がいいんだろうか?

それにしてもこの課題は打ち込んでると足が痛くなってくる。締めに通ってそのうち登れるのを待つのが良い気がする。

結局ライトをつけて18時半くらいまでトライして終了。

帰りは小仏が猛烈に渋滞していたので釈迦堂で休憩がてら晩ごはんを食べた。同じ考えの人が多かったのかご飯物が全て売り切れ、結局ラーメンを食べた。

釈迦堂のラーメン

帰りの渋滞はブルージャイアントを見ながらやり過ごした。天才に食らいつく玉田が一番カッコいいわ。

渋滞が凄すぎて帰宅したのは深夜2時前くらい。なかなかハードな2日間だった。

宿題もたくさんできたから近いうちに回収して回りたい。

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