
わたしにとって絵とは
自分の絵を観ていると見えてくる
風景が
行ったことも見たこともない風景だけど
どこか懐かしく好きだ
わたしは形にこだわらない
色で描いてる
形は丸や三角とかなんか飾ってあればいい
色がわたしの心を揺さぶるから
その色を探してる
この色じゃない
あの色味がだしたいと空想しながら
混ぜたり混ぜなかったり
原色のまま塗りたくったり
命につながる
鼓動につながる
なにかを描きたい
出来上がった絵を見ていると
必ず空と海が見えてくる
茜色の空
青空
紺碧の空
緑色の空
曇り空
風の音が聞こえてくる
生き物の息吹が聞こえてくる
木々の揺れる音がする
見ているのはわたしだけ
題名がつけられない
それでもまた描き続けたい
まだ途中
乾燥までがもどかしい
でもそれもまた爆発させる力になる
ピカソもそんなことを考えていたのかもしれないな
皆とは違う視点でモノを見、皆とは違う色を見ていたのかも
人と違うとはこんなにもわたしを豊かにするのかと思ったり思わなかったり。
ただ目の前の絵がわたしに教えてくれる色の深みを。
感じる自由を。
あなたの感性は何に使っていますか?