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静寂と音



朝の静けさが気に入っているが

とはいえ、音はある

布団の中からでも

ストーブが室内の温度を上げるため
増幅された温風の音

雪道の上を走る
車の音

音はあるけど、人々の動きは少ない

あの一月一日の朝も好きだ
空気だけがツンと冷たくて
深夜まで賑やかだったであろう
家々はシーンと
静まり返っている

六時になるスマホのアラームを止める
のはわたしじゃない

札幌にいた頃は
新聞配達員さんのバイクの音が
朝を知らせてくれてた

ネパールに行った時は
ニワトリが朝を知らせた

ネパールの朝のしじまは
人々の礼拝から始まるようだった
砂ぼこりくさくて
ニンゲンは温かくて
神への崇敬を表していた

朝早くホテルのオーナーに
連れて行ってもらった。
眠い目をこすりながら
朝日が昇るヒマラヤ山脈はとても綺麗だった

ネパールの中心地カトマンズから
ヒマラヤ山脈を望める観光地ポカラへの山路を五時間かけて腹痛に耐えながらも、マイクロバスのようなものに乗って、現地の音楽ガンガンにかかった車内、左は断崖絶壁、一台すれ違うのが必死、いつも崖から落ちてる車あり
ニュースにもならない。
幸い運転手は運転が上手くて
さながら、ゴーカートか、ジェットコースターを味わってる気分だった。気分は最高だった。

途中、山の休憩所でペーターのような少年が働いていた。ネパールカレーを食べた気がする
ネパールの主食だ。わたしは気に入ってる。地元の味は日本ではなかなかお目にかかれない。

ネパールは野良犬の王国、そこらじゅうに犬が歩いてる。ワクチンを打って行った。
向こうの服装はクルタだ。
色も様々
刺繍が施してあるのが大好きだ
首に長ーいストールを巻く

ネットから引用

クルタを着れば現地の人だ
「ナマステ🙏」と人々に挨拶し、
現地の人も笑顔で返してくれる

旅は違う世界を教えてくれた
井戸の中の蛙でいたくないと思わせてくれた。
貧しい国だが、日本人がどこかで忘れている崇敬や人の温かさを教えてくれた旅だった。

良い旅だった、代わりに、現地の食事で多分、水で腹を壊し、帰りの韓国の旅客機で微熱を出し、帰ってきてから急性大腸炎で入院したことなども旅の醍醐味かもしれない 笑

あ、もう朝か。二度寝しようかな。

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