【3度の離婚を振り返る①】最初の人、最初の結婚
26歳で初めての結婚。相手は2つ年下、同じ会社で別の部署に勤める外国人だった。
これだけ聞くと若いうちに勝ち組ゴールインしたかのように聞こえるが、実は結婚前からDVに悩んでいた。いや、正直に言うと悩んではいなかった。あの頃既にDVの異常性に心がやられ、それでも彼を手放してたまるかと顔や身体に青あざをつくりながらも、その結婚に縋りつく日々を送っていた。
最初の暴力がいつ始まったかは、もう覚えていない。お互いの携帯は何度壊し合ったか分からない。顔へのグーパンチは当然、腹部への膝蹴り、包丁で首を切られる寸前までいったり、家の中ももちろん無事では無かった。ケンカして家を飛び出し、コンビニに助けを求め警察沙汰になった事もある。その後家に戻ると、家の中で一人逆上した元旦那が家具という家具をひっくり返し、床の上で私の部屋着を焼き、窓や風呂のドアガラスも割れ、まるで家の中が一回転宙返りをした後のような惨事だった事もあった。
ここから先は
1,549字
¥ 100
いただいたサポートは別の方の記事購入などに使わせていただこうかな。アリガトウゴザイマス。