日本を巻き込む戦争は起こるのだろうか③北朝鮮 しんどいテーマの最終編
私の稚拙な文章を読んでくださり、心より御礼申し上げます。
昨今の世界情勢を見ても、日本の周囲を見渡しても、いろいろ不安材料ありますね。戦争に巻き込まれたくないという思いで書いているのですが、読んでくださる方々が明るくなれるような話題でなくて恐縮です。しかし、賢く勤勉な日本民族のはしくれとしては、自分の国や国民の命を自ら守ることは、やはり忘れてはならないとも思います。
ロシア、中国と浅い考察を述べてきた訳ですが、もうひとっ忘れてならない国が有ります。日本が第二次世界大戦に敗戦し生まれた国、北朝鮮です。これには違和感を持たれる方も多いでしょう。実際はソ連、中国の共産主義国とアメリカの対立により南北に分断され、独立した国であります。
ところが日本の平安時代から昭和の日本の敗戦まで、朝鮮半島は一つの国だったことを考えると複雑です。というか、朝鮮半島の人たちが日本を目の敵にするのは、この昭和の戦争に起因するからだと思うと悲しくなります。
日本に併合され統治下にあった朝鮮半島は、日本の敗戦により連合国の支配下となります。南下してくるソ連に朝鮮半島を奪われることを恐れたアメリカは、ソ連に南北分割占領を提案し、北緯38度線を境に北をソ連、南をアメリカが占領することで合意します。1948年に北側は朝鮮民主主義人民共和国、南側は大韓民国として独立します。この二国は3年間に渡る朝鮮戦争に突入しますが、決着がつかず休戦協定を結び、現在に至ります。
北朝鮮の最高指導者は、金日成、金正日、金正恩の親子孫3代が占めています。恐怖、独裁で国を支配し、手段を択ばず国家存続の為に核、ミサイル等の武器開発に忙しいことはご存じのとおりです。日本、韓国、アメリカは北朝鮮を国とは認めておらず、国交もありません。かつては日本が統治していたこともあり民間の行き来はありましたが、日本人にとっては許すことのできない拉致を北朝鮮が認めて以来、北朝鮮との関係は一変します。
今年に入って北朝鮮は初めて朝鮮半島の統一を不可能とし、韓国を第一の敵国と明言しました。またロシアのウクライナ侵攻においては、ロシアに武器供給をして軍事的な情報を得たとされます。金一族は朝鮮戦争で支援を受けた中国には最初から頭が上がりません。ロシア、中国、北朝鮮の三国は日本にとって地政的にも脅威です。しかも皆核兵器を持っています。
敗戦国日本は、持ち前の真面目さ、勤勉さで、戦後驚異の復興を遂げました。世界で唯一の被爆国の日本は非核三原則を掲げ、国連を始めとして世界の平和と繁栄に貢献もしてきました。バブル崩壊、少子化、デフレで一時の勢いはなくなったものの、円安もあって多くの外国人が日本を訪れ、リピーターも多いと聞きます。平和で安定した世の中で最後を迎えたいものです。
戦争だけは避けて通りたいと切に願うばかりです。
【REG's Diary たぶれ落窪草紙 3月6日(水)】