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今日は彼岸の法要に出かけました。明日はお墓に行ってきます。

 まだまだ寒い日が続きますが、明日は春のお彼岸の中日となります。
 私は両親のお墓に出かけます。うちのお墓にはまだ私の両親しか入っておりません。亡父は次男であり実家を出ておりますので、お墓と仏壇を新たに購入してそれを私が守るという感じです。高台に位置していますので、冬の寒い間は風も強く、雪が降ったりすることもありますので、お墓に出向くことはありません。少し春らしくなる春分の日にお花とお線香を供えに行ってきます。今年は意外に寒さが残っており、明日のお天気も心配です。

 私の地域では骨壺というものがありません。お墓の内部の下は土になっており、そのままお骨をお墓に入れて、骨を土に戻します。眼下には盆地が広がり、眺めもよく、周囲は自然にあふれていて、とても気持ちの良い場所です。私はこの場所がとても気に入っており、死んだらここに葬って欲しいと思います。ここにはお墓しかなく、お寺は少し離れた場所に有ります。

 何だかんだ言っても、両親とは仲良く暮らしておりました。もちろん喧嘩もよくしましたが、大切には思っておりました。ただもう少ししてあげればよかったなと思うことは沢山あります。これも多くの人がよくおっしゃっております。そんなものです。

 時々父や母に聞いておけばよかったと思うことに出くわします。亡くなってしまうと二度と話すことができません。当たり前ですが。
 これが結構やっかいで、今となっては知る方法がないこともあります。

 墓参りなど無意味だとおっしゃる人もおいでですが、お彼岸やお盆にお墓に行くことが私は大好きです。報告するようなこともないのですが、久しぶりに自然の中のお墓の前で、手を合わせてぼーつとしたり、時には話しかけたり、お墓を掃除したりすると、なぜか気持ちが和らぎます。

 決して立派な息子ではありませんでしたが、何となくこんな風に関係を築けてきたことには少し満足しています。
 
 明日は温かいといいな。
 今日はいつになく穏やかに眠れそう。

【REG's Diary     たぶれ落窪草紙   3月19日(火)】

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