トランプ再選 内戦は避けられたが・・・
トランプ大統領が返り咲いた。接戦が伝えられていたのだが大方の予測を覆してあっという間に結果が出た。またトランプ氏に振り回されるのかと思うと先が思いやられる。多くのアメリカ人にとってはやはり経済が最も重要な論点だったようだ。昔、米国人の友人にクリントン氏の女性スキャンダルについて尋ねたら、彼が何をしようと経済が良ければかまわないと言っていた。大統領の人格はあまり関係ないようだ。
ウクライナとロシアは混迷しそうだ。トランプはビジネスマン時代からロシアとパイプを持っていた。先の大統領選ではロシアが米国の票を動かしたのではないかというロシア疑惑も噂された。強引に遺恨が残るような停戦を進めればNATOでの欧州との関係も懸念される。武力による現状変更が認められたという既成事実をニンマリしながら眺める国もあるだろう。
トランプがイスラエル寄りなのは前回の大統領任期中に明らかになった。イスラエルはトランプとはうまくやるだろう。また彼は対中国には強気の姿勢をとっていた。同じような対応なら経済摩擦は避けられない。中国も台湾問題は一時お預けになってくれるといいのだが。
日本の安全保障にも大きな影響を与えるかもしれない。在日米軍に対するより多くの費用負担を要求されるかもしれないし、日本から米軍が撤退するようなことになったらたいへんだ。太平洋戦争を始めた日本を無力化するために与えられた平和憲法に縛られた日本がここで放り出されたらひとたまりもないと考えるのは私だけだろうか。
北朝鮮は韓国を敵国とみなした。相手にしてくれない中国を見限ってロシアに舵を切った。といってもウクライナを相手に苦戦気味なロシアに利用されてるとしか思えないのだが。北は核兵器やミサイルに関する技術をロシアから供与されているだろう。しかも、北朝鮮軍は演習ではなく、現在実戦を体験し始めている。韓国にとっても日本にとってもたいへんな脅威となる。
彼は、ロシア、ウクライナ、北朝鮮とどう付き合っていくのだろう。
米国第一のトランプの下、米国の物価高や経済はどうなるのだろうか。
ドル安を誘導し、日本は円高に向かうのだろうか。
トランプは有罪判決を受けていたし、係争中の刑事事件もある。
移民排斥の壁をまた作るのだろうか。
日本のリーダーはうまく立ち回れるのだろうか。
米国大統領は2期8年しかできない。
最後のトランプ大統領は4年間何をするのだろう。
【REG's Diary たぶれ落窪草紙 11月8日(金)】