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日本を巻き込む戦争は起こるのだろうか②経済大国中国は本音が見えない

 かつては中国大陸に、日本の傀儡国家と言われた満州国が存在しました。1945年の日本の敗戦直前に参戦してきたソ連の侵攻で消滅します。そrれまで日本はアメリカやイギリスだけでなく、同時に中国とも戦争をしていました。これらは昭和の出来事であり、日本が敗戦していることも忘れてはならない事なのでしょう。

 大戦後1949年に社会主義国家として中華人民共和国が建国されます。
今や経済でもアメリカと肩を並べ、GDPは世界第二位、人口はインドに抜かれるものの14億を超える世界第二位、核を保有する軍事大国でもあります。

 ソビエト連邦の崩壊を見て、世界は社会主義、共産主義の限界を感じたでしょうが、中国は、政治は共産党一党体制、経済は国の規制の中での資本主義みたいな独自の複雑な体制で成長してきました。
 天安門事件を見て、この国の体制はそう長くは持たないだろうと考える人が多かったのですが、中国の経済発展は急速に進みました。

 ここへきて中国経済は陰りを見せていると言われています。コロナ、不動産バブルの崩壊、中国系の株式や資産を海外へ移している人も多いと聞きますが、中国の本当の状況はよくわかりません。様々な中国に関する数字もどこまで信憑性があるのやら。国内に対する情報統制も厳しく実施されいます。中国バブル崩壊は噂になって久しいですが、なかなかどうして。

 2017年から習近平指導で始まったアジア、中東、欧州、アフリカにまたがる経済圏一帯一路、中国は鉄道、港湾設備を中心に海外投資を推進するのですが、各国とのトラブル、イタリアの離脱など先行きは不透明です。

 1895年に日本は尖閣諸島を沖縄県に編入し、正式に日本の領土と決めます。この時世界は注目しなかったのですが、(世界にきちんと言ってないと中国は申しております)1970年に国連の海洋調査結果が発表されると一変します。尖閣諸島周辺には大量の石油などの資源がある可能性が報告されたのです。この辺りは豊かな漁場でもあり、中国、台湾が様々な歴史的証拠を挙げ領有権を主張し始めます。韓国に実効支配されている竹島の様にしてはならずと日本は、領有権を主張して毅然と領土問題なしと突っぱねますが、中国が毎日のようにちょっかいを出していることは、御存じのとおりです。

 大きな懸念は、ひとつの中国構想による台湾の併合を中国がどこまで本気で考えているのか。様々な憶測が飛びかっていますが、習近平の頭の中まではわかりません。香港の状況をを見ると、台湾も大人しく中国の言うとおりにはならないでしょうし、今回の総統の選挙結果を見ても民意も同様です。

 本当に中国が武力を使って台湾併合を始めたら世界はどう動くのでしょう。アメリカが動けば日本も知らん顔はできないと思うのですが。日本には米軍基地もありますので攻撃対象になりますよね。中国は台湾と共に尖閣諸島、いや沖縄辺りまで狙ってくるかもしれません。
 
 日本の社会の仕組みや文化の元は中国大陸から渡って来たものが多く、古来中国は日本の手本でもありました。島国である日本はほとんど他からの侵攻を受けることがなかったのですが、科学の発展により、近代には戦争の歴史も重ねることになります。
 第二次世界大戦より80年ほど経過して、新たな世界戦争が起こらないことを祈るばかりです。
【REG's Diary   たぶれ落窪草紙  3月5日(火)】

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