デュオライブを聞きに行ってきた 俄然演奏したくなった
今日は久しぶりに友人と生の演奏を聞きに出かけた。
サックスとギターのデュオであった。
場所は老舗のジャズバーで、お酒を健康上の理由で飲めなくなった今でも時々顔を出す。CDも出されているお二人なので、息もぴったりで、様々なジャンルの音楽が聴けて楽しかった。
サックスの方は都会で働きながら演奏活動を続けられていたようで、脱サラをして拠点をローカルに移し、演奏の舞台を広げて活躍されているようだ。最近は拠点を都会からそれほど遠くない地方に移して、都会と地方両方で演奏されている方々のお話をよく聞くようになった。
アルトとソプラノできれいな落ち着いた音色で、クラシカルな旋律やジャズのフレーズを丁寧に吹いておられた。
ギタリストの方は英国に長く住んでおられた日本人で、向こうでクラシックもジャズ学ばれているようだ。ナイロン弦を指弾きされていたが、音色が美しく、音の粒を消えるまでしっかり響かせていて素晴らしかった。
音楽の理論はクラシックとジャズの理論がある。以前にも書いたような気がするが、基本的にはこの二つしかない。ポップスもロックも理論的にはこの二つで成り立っている。両方を学ばれているのは強いことだと思う。
今日のセットリストは本当に多種多様な選曲だった。バッハやベートヴェン、サティからビートルズ、スティング、ピアゾラ、ジョビン、ジャズのスタンダードから日本の歌唱曲に至る。
楽曲数が多かったので一曲のサイズは短めで、アドリブ部分は通常のジャズライブより短かった。お二人のコンセプトは幅広いジャンルの名曲をギターの複雑なバッキングとサックスの美しいメロディラインで聞かせる所にあったように思われる。一般の音楽ファンには延々と繰り返される複雑なアドリブにお疲れの状態も見受けられるので、とても楽しめたと思う。
ライブはしっかりコンセプトをもって組み立てることが重要だ。
私が現在音楽を一緒にやっている仲間は年齢が若い(私よりも!)ので、仕事や子育ても忙しい時期であり、なかなか演奏する機会がとれない。
この局面を打破するには、少しばかり工夫が必要となる。
思いっきり演奏を楽しみところだ。温かくなってきたしね。
【REG's Diary たぶれ落窪草紙 3月17日(日)】