【京都】円安で国外がダメなら歴史のテーマパークへ
昨年の11月に京都へ一人で出かけた。前日は金沢に宿泊し翌朝早いサンダーバードで京都へ入った。11月にしては暖かな秋晴れの下、実に久しぶりの京都観光であった。
京都は修学旅行以来、仕事で素通りしたり、宿泊だけして蜻蛉返りは何度もあったが、観光するのは実質初めてのようなものだ。
いろいろと調べてみると、京都は結構広い。とても一回の旅行で全部を巡ることは難しい。そこで、今回は少し的を絞ってみた。京都市は11の行政区に分かれている。今回は街中の上京区、中京区、下京区、南区と東山区の五つの行政区を回ることにする。他にも行きたい所は数々あるが、三泊四日では体力的な限界もある。
794年に桓武天皇は長岡京から平安京へと都を移す。以来明治維新まで、代々の帝は千年に渡りここで暮らしてきた。
藤原氏が栄華を誇り武士が台頭してくる平安時代、政治の中心は関東に移るが、東側の左京を中心に貴族や高級武家が発展を維持した鎌倉時代、室町時代になって政治は戻り、伝統的な文化が隆盛するも、応仁の乱によって荒廃する。戦国時代も国家統一への動向の拠点となり、信長も秀吉も数々の物語を残す。江戸時代、政治は再度関東へ移るが、河川等も整備され商業都市として栄えた。そして幕末の動乱の重要な舞台となる。
歴史好きな私にとって、これ以上ないテーマパークだ。しかも、田舎者にとって都への強い憧れは実に名状しがたい。
中国の洛陽城や長安城がモデルとなった平安京、街全体は四角形左右対称、街路は碁盤の目の様に直交するように造られた。今もその面影を感じることができる。その外側では自然豊かな四季折々の景観をを楽しめるのも京都の特徴の一つ。
烏丸線と東西線、二本の地下鉄とこの路線と交差する私鉄も複数あり、バスも頻繁に動いているので、これらを主な移動手段とする。私は体の都合で車の運転ができないので、困ったらタクシーを使う。お天気が良ければレンタサイクルという手もある。
11月は紅葉の時期で行楽客も多いのか、様々な寺社で特別拝観も行っている。外国人旅行者と修学旅行生が多いのは、これも京都の風情なので、様々な反応や初々しいグループの楽しい様子なども微笑ましくていとおかし。今回紅葉にはまだ早かったようである。
さぁ、ゆっくりと古の名所を見て回ろう。
何と本日はここまで。
【REG'S Diary たぶれ落窪草紙 1月30日(火)】