私的3V立ち回りの解説(基本攻撃時ローテーション編)

初めましての方は初めまして、そうでない方はお久しぶりです、Regです。


今回は今私がメインにしている立ち回りの考え方についてまとめていこうかなって思っています。

おそらくこれまで日本で主流とされてきた立ち回りとはかなり異なる部分が多く
「これ違くね?」とか「今までそんなこと聞いたこともないんだけど」と感じる方も多いと思います。

ただそこには私なりの「理論」が存在しているので「こういう考え方もあるんだな」ってくらいに思ってください。
これを見て自分の立ち回りにどう活かすかは個人次第だと思ってます。

まずは絶対に大事にしている価値観を挙げておきます。
今後書く内容はすべてここに通じてると言っても過言ではありません。

①相手に自由なプレーを絶対にさせない
②より早く、より速く
③一人で点が取れればベスト、二人で点が取れればベター、三人使ったら点を取るのはマスト
④攻撃の継続は最大の防御

この価値観を常に持って私はプレイをしています。

攻撃時の基本フォーメーションについて

フォーメーション

従来だと「ファースト」「セカンド」「サード」という呼び方でポジショニングをしていたと思いますが、私はここを現在「ファースト」「カバー」「ミドル」という呼び方をしています。

そしてこれは呼び方だけでなくポジション、担当する役割が大きく違ってきます。

「カバー」の選手の動きについて


まずシューター(シュートを打つ担当)は「ファースト」もしくは「ミドル」の選手になります。
この時点で従来までの立ち回りとは違うと感じる方も多いかもしれないです。
おそらくこの場面であれば「セカンド」がシューターになることが多かったと思います。
なぜここを「セカンド」と呼んでいたかにも繋がるんですけど、「ファースト」のプレイ以降次に反応すべきポジションだったから「セカンド」という言い方をしていました。

しかし、この場面で考えるべきことは
・「ファースト」の選手が個人で点を取る
・「ミドル」の選手に横パスを通す

の二つです。

この「横パス」という存在が出てきたことによって、より早く敵陣地前のフリースペースを奪いに行く必要が出てきました。

つまりこのタイミングで攻撃に参加するのは「ファースト」と「ミドル」であって、この「カバー」の選手は従来で言う「サード」の役割、よりディフェンシブな動きが求められます。
だからハーフラインよりも深い位置、手前側で待機し絶対に抜かれない必要があります。

ただしこれは攻撃が上手くいっている時の話です。
もし「ファースト」の選手がフィフティ等で壁側にボールを流した時は、「カバー」の選手がいち早くそのボールを拾いに行かなければなりません。
これが「カバー」という呼び方の意味です。味方のベストプレイ以外の対処を担当するポジションです。

そしてその時「カバー」の選手が考えるべきことは先ほどと同じく
・自分で点を取りに行く
・「ミドル」の選手に横パスを通す
の二つになります。


そもそもなぜ横パスをしなきゃいけないのか?
という疑問が湧いた方もいるかもしれませんが、相手のランク帯が上がれば上がるほど壁の対処が上手くなっていきます。
バックボードに当てるパスは基本的に通らなくなっていくため、横パスという選択肢が必要になってきます。

ここまでが「カバー」の選手の意識、動き方です。


「ファースト」の意識、動き方について

特に1プレイ終えた後の帰り方が従来と違うものになっているので要注意です。

従来であれば画像左のように邪魔にならないように反対サイドに回る帰り方をしていたと思います。
しかし私的立ち回りでは同じサイドから帰ります。

帰り方1

この帰り方をする理由は
・「ミドル」の選手を残す必要がある
・プレイに関与できない時間を減らす

といったあたりが挙げられます。

先ほど「カバー」の選手の動きでも説明しましたが、「ミドル」の選手は常に敵陣地前のフリースペースを狙ってないといけません。
しかし「ファースト」が大回りで帰ると、その「ファースト」はしばらくの間ディフェンスもオフェンスもできない浮いた状態になってしまいます。
この状況では例えどんなにチャンスでも「ミドル」の選手が飛び込むのはリスキーになります。

帰り方2

「ミドル」の選手が安心してシュートを打てる環境を作るためにも最速同サイド帰りをする必要があります。
ただ同サイドから帰るパターンとそうでないパターンがあり、その判断は自分の一個前のプレイに依拠します。

自分でゴール前までボールを運べたor自分でミドルにパスを出せたパターン
この場合は相手ゴールキーパーのバンプや、逆サイドの敵陣地ブースト奪取を優先し、大回りで帰ります。
自分で運べたということは「カバー」の選手が余裕を持てている状態なので、その人がシューターになることもできますし、万が一の場合もディフェンスできる状態ということです。
その時は相手をより苦しくさせるための動きをした方が攻めの継続につながります。

相手とフィフティになってしまった、もしくは前には運べたが相手がクリアできそうな状態
この場合は基本的に「カバー」の選手が前に出なければいけなくなるので、最速同サイドで帰る必要があります。
常にシューターとディフェンスがいる状態を維持するのがこの帰り方の目的となります。

もし間違えて大回りで帰ってしまった場合は、ボールの行く先と「ミドル」の選手が残っているかカバーに入っているかを見て、シューターの位置に入るか自陣まで帰るか判断します。
味方の位置、ボールの動きは絶対に確認しながら帰るようにしましょう。


「ミドル」の選手の動きについて


先ほどまでも何度も言っていますが、このポジションの役割はシュートを決めることです。
そしてこの人が一番瞬時の判断を求められるポジションでもあります。

「ファースト」の選手がもし大回りで帰ってしまったら?
この場合「カバー」の選手が確実に横パスを出して、それをシュート出来るという確信があるのであれば残ります。
ただしフィフティになりそう、抜かれそう等、少しでも危険を感じたらシュートよりもディフェンスに切り替えなければいけません。

反対に味方が同サイド帰りをしていた時は絶対に「ミドル」のポジションを捨てないようにします。
万が一に対応してくれる選手はいるので自分はゴールを決めることに集中して、より早くより強いプレイをします。

また「ファースト」のプレイ後ルーズボールになった際、従来でもそうですし私もこのNote上で「カバー」の選手が対応すると書きましたが、実はこれは絶対ではありません。

もし味方がボールに対してかなり遠い位置にいた場合や、相手の寄りが早い時などは横入りしてでもボールに先に触りにいきます。

従来であれば
「味方の邪魔をしないように横入り等はしない」
という意識があったと思いますが、私的立ち回りでは
「例え横入りだろうが、被ろうがその人よりも早く、より良いプレイが出来るのであれば奪って良い」
という意識になります。

なぜこのような考え方をするかというと、誰もプレッシャーに行けない、誰もキープできないという状況が出来てしまうと、相手が自由に運べてしまいます。
これだけは絶対に阻止しないと、苦しいセーブを要求され、結果ジリ貧になり失点します。

ここまでが主な攻撃時の立ち回りの考え方になります。
この立ち回りは特にディフェンス切り替え時に一人でなんとかする技量が求められます。
イージーミスは基本しない前提で話してます。


思ってたよりも長くなってしまったので今回は基本の攻撃ローテーションのみの解説で終わろうと思います。
今後ディフェンス時の意識、ローテーションや、攻守の切り替え時についても解説していこうと思いますのでよろしくお願いします。

またここはこうじゃない?って意見等ありましたら是非ともお願いします。



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