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東映版ゲッター無印Gメモ

……アマプラ見放題から無印Gが消えた……。
ので、自分用に書き出してた気になった点とか台詞とか。沼ってたG後半くらいが多い。ハヤト関係に偏っている。(どんだけハーモニカ吹いてんだとか何回足怪我したんだお前と少しカウントしていた名残がある/途中から忘れてた)
リョハヤの腐女子なので二人の会話をよく書き出してる。謎の距離感が掴みたかった。(結果としては想像以上に近すぎて私の中の腐女子すら戸惑った)
台詞書き出し部分など読みたいと言う方がおられたので場所に困りここに置いておく。


無印【1話~13話】

1クール目。
3人の個性や背景を描いた話が多い。
当時のセルアニメは2、3か月前には脚本が上がっていなければならなかったはずというフォロワーさんの話からするに、この1クール目は放映前には殆ど出来上がっていた可能性が高い。

1話→1974年4月4日開始。ハヤト超高校生級のキック力といわれてる。スポーツが嫌いと言ってる。
ムサシ「新学期を機会に50年の伝統を誇る我が柔道部に入らんか?」=番組開始時と同じ四月、浅間学園は戦前(学制改革前)から存在する事となり元来男子校であったと思われる
浅間学園のマドンナ、ミチルさん
達人はサッカー部コーチだったが死亡する。パイロットスーツは他の二人のパイロット含めリョウと同じっぽい。
早乙女博士ゲッター計画に30年間費やした。→研究開始が終戦前に被る可能性がある
宇宙開発のみに使いたかった。初代ゲッター(本物のゲッターロボには武器がある)は戦闘用。
「ムサシ、力を貸してくれ! ミチルさんが危ないんだ!」「なに、ミチルさんが!?」
「なっ、ハヤト、頼むよ。僕達三人でゲッターロボに乗ろうじゃないか」(無視してハーモニカ吹き続ける)「そうか、人の命に関わる時でもお前はそうやって平気でいられるのか。わかったよ、もう頼まないよ! ハヤトの馬鹿野郎!」
(十字架を見つめる。母の遺影にミチルが重なる)
「ハヤト! 一緒にやってくれるのか!」「なんだ、お前みたいな冷血漢でもモナリザのミチルさんなら助けようって気になるのかよ!?」「ふふっ、俺はボインちゃんが大好きでな」(ウインク。どうも彼なりの照れ隠しと思われ)
2話→達人を亡くしミチルさんを怪我させてまでやる必要あるのかというミチル母と早乙女博士の会話が印象深かった。何故メモらなかったのか。
「リョウ、教えてくれ。どうすりゃ爬虫類が怖くなくなるか。えっ、どうすりゃ良いんだよ」「知るもんか、そんなこと」「頼むよ。俺たちは同じ学校で同じクラスでよ、それからまた同じ寮の同じ部屋に住んでるじゃねえかよ。なんとかしてくれ! おいら男の誇りを取り戻したいんだ! なっ、リョウ」「お前みたいな意気地無しは、どうなろうと知ったことじゃねえや」
ハヤトこの辺のやり取りはずっと黙ってみてる。リョウのこういう悪ガキっぽい感じは後には殆ど見られなくなる。
ムサシは実力四段と言われるキャプテン
ハヤトが爬虫類ならなんでも一匹100円で買ってくれる。(ハーモニカ吹きながら元気達にやって貰ってる)
この時点でリョウが既にハヤトはムサシの恐怖症直そうとしただけって笑い浮かべながら理解してたり、ミチルさんへの「お前ちょっと目がおかしいんじゃねえのか? こんなお転婆娘を女神なんてよ」発言に「違いねえや」って言ってたりする。
4話→ハヤト母3年前死亡、年に一度姉と墓参りしてる事がわかる。ムサシの情緒が忙しい。ハヤト足負傷(一回目)。忘れ物だとだけ言ってハーモニカを返すリョウとか既に君ら仲良くね?の片鱗がある。
8話→リョウの代わりにハヤトが喧嘩買う回。色々ツッコミどころは多い。そもそもミチルさんを人質に取った時点でハヤトの虎の尾を踏んでる事には割と最後まで敵側が気付いてなかったななどと見終わってから思う。
ミチルさんを人質に取るという卑怯な仕業に腹を立てただけでは無く、リョウに心配かけまいとしたように取れる台詞もある。
9話→ラドラ回。何故恐竜だったんだみたいな、敵側にも人道的な者がいる話がこの辺から定期で入る。
10話→ムサシが「いつもカッコつけやがって」ってリョウにバチバチして、3で空飛ぼうとする回。
ムサシが力を誇示しようとしたり見栄っ張りだったり言い訳しようとしたり、悪い子ではないし友達も子分もいるけど、リョウと違って「どうしてモテなかったのか」が可視化されてる感じでもある。
バイクに持たれて腕組みしながら「お前の気持ちなんか昔からわからんさ、ははっ」と爽やかに笑ってのけるリョウお前。
リョウの声は落ち着いてくるけどシュート決めて鼻擦る仕草あったり悪ガキというかヤンチャ感ある。
冒頭とラストに女子の声援を受けるリョウの姿があるがまったくの無反応。の癖にラストその状況でハヤトには反応。
見返したらこの時点でもリョウハヤトで並んで似たポーズとかやってる。
もしこの話のラストが「リョウは誰を意識して格好つけてたの?」の答えなら、同時に「わからんさ」というのは単なる断絶ではなくて「竜馬に自覚がないだけで、武蔵と竜馬は似た者同士だった」という話にもなるかもしれない。
12話→サッカー回。ハヤト足負傷(二回目)。ハヤトの力を認めて任せようとするリョウとか。一度そう決めたらてこでも動かぬみたいなリョウの頑固さが見て取れる。リョウとハヤトの距離近くなった一段階目この辺?
13話→ムサシ回。寮の三段ベッド真ん中でコロコロしながら意地悪なこと言ってハーモニカ吹き始めるハヤト。ベッドは上がリョウ、下がムサシらしい。彼がハーモニカ吹いてる時は話したくないとか基本心の壁描写っぽい。この辺からキャラや基本筋固まってきた感ある。

無印【14話~26話】

2クール目。
ゲッターロボ大全24頁に強化案が掲載されており、大枯の登場を始め方向性はこちらに詳しい。ユラーもこの企画案にすでにあるが登場は3クール目冒頭となる。

14話→7月4日放映。皆違うから良いの回。花畑で寝転がってハーモニカ吹いてる。ムサシ腕負傷。
15話→心臓病の少女。漫画版での目を閉じてたって合体できるの台詞元ネタかと思われる回。リョウハヤト視神経麻痺、ムサシ腕負傷。噴射音を目印に合体するとかひえっ。
16話→ゲッター計画でロケット打ち上げはここから。リョウ達に宇宙訓練を始めてくれとの台詞あり。
漫画版の隼人がゲットマシンぶち込まれた時の描写に似通った「出してくれ」って言葉と「俺は自由だ」っての気になる。
7月18日放送。漫画版で隼人がゲットマシンぶちこまれるのは74年24号辺り=6月9日号?
んんんんん台本もらってたor打ち合わせとかでそういう話が出た? そうでもなければ不思議な偶然的なあれじゃのう。
内容はハヤト姉が催眠掛けられてスパイとして動いてしまう話。姉やミチル(要は彼にとって母に近い人物かもしれない)が絡むと冷静を失い飛び出していってしまうみたいな面はGでも続いた。
18話→達人の墓山にある。レコードに社交ダンス。タンクトップ姿みたらハヤトの首長かった。長髪でいつもシャツの襟立ててるのはあるだろうけど首が細長く見える絵面は割と多い。
19話→流家の話。九州出身、父が剣道の師範で先生、杉の子学園という学校の偉い立場らしいこと、母が病気で倒れたことなどがわかる。いきなり情報量増えた。
ゲッター線収集装置打ち上げここから。
久々にハヤトがハーモニカ吹いてるシーン。ムサシが隣にいて二人で寝転がってるので心の壁とは少し違う意味合いかもしれない。
リョウの父の台詞から殆ど寮にいないらしいとわかる。まだ基本の寝起きは学生寮設定のはずなので、早乙女研究所への呼び出しや泊まり込みが多い?
リョウ出立時のハヤトの台詞「寂しいぜ、喧嘩相手がひとり減ってよぅ」「達者でな」
20話→8月15日、終戦記念日放映「大空襲! 突然の恐怖」。脚本は田村さん。
リョウのお洋服違うのは珍しい。リョウの父親/父性属性はこの辺には既にあったように思う。
21話→8月22日放映。テキサスマック
22話→8月29日放映。ゲッターQ。
この二回は夏休み前提で人気出そうなの突っ込んだ感じあるなあ。
23話→9月に入り、大枯文次登場。国定忠治が先祖と自称。ハヤト曰く長髪ゴリラ。「なんだと馬面!」「やる気だな、ゴリラ!」(大枯煽った後喧嘩してるハヤト笑ってる)(全然本気では無い感あった)
20話くらいから多少ハヤトとリョウ達の物理的な距離近くなってきてる感じはする。
25話→テラスで白いテーブルクロスにセットアップされたランチとか。ここまでのこれらの描写やミチルの「お父様」呼びから早乙女家はかなり裕福で上流みたいな印象が強い。

無印【27話〜39話】

3クール目
2クール目強化案にあったユラーが登場しての開始となる3クール目。(そんなに出したくなかったんだろうか)
ゲッター線の平和利用としての発電所と発電機(28~30話)→放射能(ウラン)によるゲッター線の変質と被爆被害(31話)→ウランによる放射能被爆被害(32話)と続いている。
スーパーウラニウム爆弾(33話)→ナバロン砲の話が続く(34~36話)などもあり、どうもこの3クール目自体「原子力の平和利用側面と放射能被害」「戦争と核兵器、原子力、兵器」みたいな側面が強い気がする。

27話→10月3日放映。ユラー動き出す。久々にリョウハヤトの間でバチバチ。仲良くしようね回。
「君たちは普段仲がいい癖にどうしてそう喧嘩するんだ!?」とは早乙女博士の台詞だが、私もマジでそれは思う。
28話
→前話に続いて助け合いとか強調してるが喧嘩とかは起きない。ゲッター線発電所建設中。
リョウ「発電所は幾らでも作れます、だけど、命はひとつっきりです」
壊されたけど新しいの計画してる。
ラストナレ『厳しい戦いの中でリョウ、ハヤト、ムサシの三人はチームワークの必要性とお互いを心から信頼し合う尊さを学んだのだった。』
ここから30話までラストナレ入る。
29話→ゲッター線第二発電所。発電所くらいから恐竜側もマジ感出てくる。お前らのせいだ、あんたらが来たせいだ→ゲッターのお陰で助かった展開。
30話→ゲッターロボ、研究所半壊、ゲッター線発電機。恐竜帝国勝ったと思うと宴開きたがる。リョウ腕負傷。
31話→ハヤト被爆回。山の地下にゲッター線エネルギー貯蔵庫。山小屋で警備する三人。めっちゃハヤトハヤト言って心配してるように感じるリョウ。死を覚悟して戦闘を続行するなど、ハヤトは自分の死が目前になった時に身の安全よりもその死を前提に一番利が出る行動を選択しがち。(Gラストの行動とか)
放射線除去光線みたいので最終的には助かるが、行う前にまだ動物実験しか行えていないことから躊躇う早乙女博士にどうせこのままでも死んでしまうなら安全性が取れてない方法でも自分を使ってくれ、死にゆく自分の命を無駄にしないでくれみたいな台詞がある。
32話→珍しく前話の内容が伏線になる。冒頭大枯に文句付けに行く3人が見られる。ムサシが文句言うのは俺に任せやがってみたいな事を言ってたきがする。
33話→戸惑い激しすぎるリョウハヤト喧嘩回()。スーパーウラニウム爆弾もこの回。見ていて文脈が読めなかったので二人の会話をそこそこ書き出したがそれでも戸惑う。
冒頭からハーモニカ吹いてるハヤト。
マムシにハーモニカ投げて退治するという点はこの際つっこまない。
「だが神ならぬ身だ、外れるという事だって大いにありうる」「はずれっこないのさ!」
「あの自信が……あの自信が怖いんだ」
ハヤトの自信過剰ゆえに独断専行しやすいみたいな面は仲良くしようね回には特に出やすい。
「その自信過剰がチームワークを乱すんだ!」「へっ、そいつはどうかな?」「ゲッターチームのリーダーは俺だ! リーダーの命令には従うんだ!」「はっはっは。今日は、いやにリーダー風を吹かすじゃないかよ? ええ、リョウさんよ? そのリーダー殿が一体何機やっつけたんだい、俺が20機ほど叩き落とす間によ。へっ」「ハヤト!!」「そう突っかかるなって、俺にかなわなかったからってよ」「俺の言うことがわからんのか、ハヤト!!」殴るのはリョウが先。
確か口論の間にハヤトの行動の結果研究所のバリア装置が破壊されたことを伝えるシーンがあったはず。どこに挟まってたか忘れた。
「どうやら、はっきりさせなきゃならんようだなぁ、リョウ」「なにをだ?」「どっちが強いか、よ」
「さあ、リョウ、立て」「来い、来るんだ」「行くぞ、ハヤト!」
あの二人どこ行った、30分ほど前に連れ立って出たままと研究所での早乙女博士とムサシ。
「今のパンチは、すごくきいたぜ、リョウ」「お前のパンチだって重くて、こたえたぜ、ハヤト」「だがよ、勝負はまだ終わりじゃないぜ」(通信が入る)「来たな、メカザウルス! ハヤト、勝負はお預けだ、急げ!」
さっきまで殴り合いしてたのにハヤト先に呼ぶ……なんで……。戦闘でリョウの判断が特別冴えてたみたいなこともなさそうな……。
「なあ、ハヤト。俺とお前の、例の勝負の事なんだが」「その必要は無いぜ」「?」「勝負は、とうの昔に着いてるよ。お前は、立派なリーダーだよ。つまらん意地を張ったことが、恥ずかしいよ」「ハヤト、俺だって……ありがとう」「よせよ、リョウ。俺の方がよっぽど涙脆いんだからな」
34話→ユンケ/ジュン回。
ナバロン砲完成(1回目)。「ナバロンの要塞」という映画があるらしくそれが元ネタっぽい?
リョウ中学生の時に帰省した際、目前の事故で亡くした妹がいた。リョウの妹に似た姿で近付き催眠をかける。
リョウやらかし後のハヤト「すまんだと!? 僕は二度とこいつとは乗りませんよ」
そういえばハヤトやリョウは目上には一人称が僕になるしきちんと敬語使う。
ジュンの仕業とわかった時「どうせこんな事だと思ったぜ、この女狐め!」
35話→ムサシの母親が出てくる話。ゲッターナバロン砲再びの完成(再建)。
36話→ナバロン砲のある無敵要塞ナバロン(この呼称は大全参照)に敵が侵入の回。
30話前後位にもあった気がするけどハヤトがムサシの肩に手置いてたりする。リョウだけでなく大分打ち解けてきてる?
ミチルさんへ明確な恋心表してるのはムサシ、大枯。リョウハヤトは反応薄い。
37話→世界エネルギー会議。早乙女博士とミチルさん無双。
38話→サルガッソー海域に新火山。見ていて巨大シャコ貝に戸惑ったような。
「まったく世話の焼ける姫だぜ」とか「けっ、調子いいよ」とか割とリョウはミチルさんに対して皮肉がちだったりして恋愛感情みたいの見えない。素直に心配したりするのはやっぱりムサシ。ナバロン砲からこっち割と大枯目立つ。
39話→12月26日とクリスマス直後の子供たちにぶつけるにはどうかっていう余命3ヶ月の少女、サオリ回。脚本は上原さん。
山に拘りのある男ハヤト「山は人間が足で登る所に価値があるんだぜ」「ちぇっ、ひとりで行きたいんだから」諸先輩方の言い方とか。涙を滲ませるハヤトの表情や気付かれないように人差し指で涙を拭う所作などが細やか。
追悼の意味でのハーモニカは最終話にもある。
そして翌週(1月2日とかのはず)はお正月特番だったのだろう放映自体がなかった様子。

無印【40話〜最終51話】

4クール目
大全の放映リストをみると1月16日放映の41話以降に6週に渡ってまとまった再放送が入っている(無印はここにしか再放送がない)。
このため放送回数は全57回だが、実際の話数は51話となる。(1クール13話×4回とするなら基本は52話だが)
47話でゴールが地上に出てきてからは大全のあらすじを読むだけでも連続性があることがわかる話になっている。

40話→年が明けて1975年1月9日放映。地震で氷河の中から目覚めたキャプテン・ギルバ。一騎打ち回。
この頃にはリョウのお顔からも幼さがかなり消失してる時が増えてくる。青年だし男の印象。
41話→1月16日放映。1月なのに突如出現した積乱雲。ミチルさん捕まるも半ば自力脱出。

~ここに6週間の再放送(原因は下記事末尾などで記載した壮絶バトル可能性がある)~

42話→3月6日放映。放射能ガス隕石の話。隕石にゲッタービーム照射でガスは酸素に変化するが、その際には高熱を発し爆発する可能性があるので北極へ運ぼうとする。
ってこれゲッター線が放射能で変質する31話の逆の話じゃん?
45話→ハヤト父(神重工業株式会社社長)登場。完全な和解とは至らず。
ゲッター線研究所が世界中にできてる。通信中継衛星が乗っ取られる。依頼人が父と知り部屋を出て行こうとするハヤトを手を取って止めるリョウ。振り払って出て行く。完全に拗ねて出動はリョウムサシの二人となり、不安がるムサシ。
「来る!」「えっ?」「ハヤトは必ず来るよ」
リョウのハヤトへの確信じみた信頼はたまにいきなり突っ込まれてくるな……でもこれ割と最初からあるんだよな、12話とか……。
母が亡くなる時の回想。
崩壊した研究所に立ち尽くすシーン。呆然とするリョウハヤトと一拍置いて崩れ落ち号泣するムサシ。目を閉じ俯くハヤト、目を見開き上を見るリョウ。
リョウのぜっっったい許さないからなモードが轟轟と燃える背景で怖い。
楽しかった思い出的な回想が
リョウ→ふざける元気を見て笑う早乙女博士、ミチルと自分
ムサシ→元気を肩車し、後ろでミチルが笑ってる
ハヤト→ミチルに手を引かれて走ってる
46話→国連を動かしてゲッター計画を止める作戦。氷竜族。
「ゲッター計画は人類の幸福を願って進めてきたのだ。その人類が、計画を中止しろと言ってきた」「本日ただいまよりゲッター計画は中止する」
「世界を敵に回すつもりか!? それは許さん! 許さんぞ、ぜったい……」
47話→4月10日放映。地上に姿を表したゴール。三人揃いのジャージでマラソン。地震でイケメンに庇われるミチルの一方その頃支え合うリョウハヤトとか必要?ねえそれ要る??
(考えてみりゃ、俺は地球の平和のことなんてどうでもよかったのかもしれない)(ミチルさんと一緒にいる。それだけが楽しかったんだ……)
「リョウ」「なんだ?」「早乙女研究所にいるのはなんのためだ?」「なんだよ、急に」「人類と宇宙の平和のため、そうかい?」「ああ、そうだが?」「それだけか? 本当にそれだけか!?」ハヤト「ムサシ、言いたいことがあるならはっきり言えよ」「お前ら、何もわかっちゃいないんだ。俺は今日限りここをやめさせてもらうぜ」
これが最後のつもりでの出撃での
(ミチルさん、幸せになってくれよ……)「リョウ、ハヤト、あばよ!」
という死亡フラグは回避したのにこの四話後に特攻させるの酷くない? あとこれ読み返してて気づいたけど漫画版竜馬記憶喪失のあの台詞からじゃね?
48話→レントゲン装置で恐竜帝国基地マシーンランド発見も、突入時にはすでに別の基地に移動していた。レントゲン装置が壊される。
49話→レントゲン装置に代わりゲッター線ソナーを開発。マシーンランド破壊。
50話→5月1日放映。ミチルさん誕生日。ただし再放送により作中と実時間がずれているだろうことを考えると実際には3月半ば~4月頭であった可能性が高い。
3人で小遣い出し合って買ったパールっぽいネックレス。
誕生日から連続して最終決戦に入る。前回ユラーに助けられるも追い詰められた恐竜帝国の猛反撃。(侵攻をやめてくれ)
ナレーション入り次の話に続く。
51話→5月8日放映。ムサシ特攻だが漫画版も共通の自己選択、決定での行動だったという他に漫画版と比較して事故感が強い。
気絶させたミチルさんに告白し、刀とヘルメットを置いて行ってる。
どうでもいいがまたリョウは腕、ハヤトは足負傷。この負傷の原因がムサシの失敗だったこと、このためにゲッターロボが出撃出来なくなった事から特攻覚悟の選択をミチル、早乙女博士、ムサシの三人がしていた。

G【1話~13話】

切り替わり1クール目。
再放送余波で開始が5月15日からとずれ込んでいる。ムサシがいなくなり残された人物たちの関係性やベンケイの個性や人となりを描いた話が多い印象。
G移行時の番組強化案はゲッターロボ大全36頁にある。そこに至る前の初期案プロットは大全G110頁。

1話→1975年5月15日放映。無印終了からひと月後という設定となり、作中時間軸との差異が埋められている。これ以降はまたリアルタイム連動していると考えてよいだろう。
ムサシの葬式、初代ゲッターお焚き上げ、ゲッター線増幅炉、新早乙女研究所、新ゲッターロボ起動、新たな敵と野球部転校生ベンケイ登場。
お焚き上げ時ハヤト「ムサシ、できる事ならお前の代わりに俺があの世に行きたかったぜ」
喧嘩とか嫌いだというベンケイに
リョウ「ベンケイ、僕達の戦いは喧嘩なんかじゃないんだ。平和を守るためのやむを得ない防衛手段なんだ」
3話→ハヤト「ベンケイ、よく聞け! 百鬼帝国はな、人類を征服しようとしてるんだぞ!? 動物、動物と言って人間の命と動物とどっちが大切なんだ!? お前のその女々しいヒューマニズムなんてクソ喰らえだ!」ベンケイ「俺にとってはな、両方大事だ! しかし、今は動物達を助けることが先だ!」
4話→無印一話でハヤトは入部とか断ってたはずがリョウと仲良くサッカーしてるし帰り道も並んで歩いてる。Gは最初からリョウハヤトの距離がめちゃくちゃ近い。
「なんであいつあんなにいきがってるんだろ?」「さあね」
ベンケイもクラスメイト。ベンケイは最初から元気と仲が良い。
もしや三人色違いのお揃いパジャマ……上からベンケイ、ハヤト、リョウ。寝る時奥向くハヤト、上向いたまま手を組むリョウ。
「まだ起きてるのか、ハヤト?」「ああ、こう派手にガーガーピーピーやられちゃな」「ふふ、生まれつきの楽天家なんだろうなぁ、彼」「そいつぁどうかな、今日は一日酷く荒れてたぜ?」
Gから寮ではなく早乙女家に寄宿。脳波停止光線で目が見えなくなり身体も動かなくなるリョウハヤト(オートに切りかえ╱無印にも似たような話が……)
5話ベンケイが大食漢であるのも最初から。罠仕掛けてる大枯。
6話→ハヤト姉と婚約者(先輩)。改造された人間である事での悲劇もGには多い。姉はデザイナーを目指しパリへ。
7話→ベンケイと父大介(48歳)。リョウハヤト神社の階段で早朝トレーニング。
8話→7月3日放映。七夕回。百鬼の優しい娘と母の回。
殺し合うのは嫌だという優しいリサだが、鬼には不要な感情だと殺されかけ……。
「どこまでも逃げておくれ。幸せになるんだよ」
「さあ、早くお行き。行って親を安心させてやるんだよ」
リサの恨みを晴らしてから一緒にとか、戦うことを強制された者の悲劇が本当多いんだよな、G……ミチルさんの「許して、リサ」とか……。
10話→前話で敵が向かった方向から基地を探したり。ベンケイにはお弁当ひとりで大きい包みなのになんでリョウハヤトの包みは二人で一個にするんや元気ちゃん……。なお食べるシーンは無かった。
「俺たちはこれから百鬼帝国を相手に一戦混じえに行くんだぜ? そんなお荷物を背負って」「なあ、ハヤト! 助けを求めてる者をつかまえてお荷物とはなんだぁ!? 人間の命は何よりも尊いんだぜ」
リョウまた腕負傷。
11話→地雷鬼。ヒドラーはこの頃には既に仲間内で足を引っ張ってる。9話から続いた要塞島崩壊。
「早く、早くここを出るんだ! だが言っておく、俺はお前に負けたんじゃない。ヒドラーに、ヒドラーに負けたんだ!」
12話→ムチでしばかれて地面に貼り付けにされるリョウ(また軽度だが腕と足負傷)。そんな悠長な処刑法を取るから逃げられるんですよ!
ベンケイ西部劇にノリノリ。ハヤト野宿中久々にハーモニカ吹いてる。リョウも割とノリノリで二丁拳銃。
13話→ベンケイと鷹。「動物は嘘をつかないからな」
「でもベンケイさん、鷹に小鳥をとらせるなんて小鳥が可哀想だよ」「可哀想だって!?」「だってそうだろう、小鳥は殺されちゃうんだよ?」「元気くん、良いかい? 鷹は生きていくためには小鳥や鼠や野兎を捕えなきゃならないんだよ。それが自然界の法則というもんさ、そうだろう?」
鷹に肉あげたので晩飯からなくなり、不満なリョウハヤト。オムライス。ご飯は早乙女家の模様。
ベンケイは動物や子供に自分の命より大切みたいなの言いがち?

G【14話~26話】

2クール目。
終戦記念日前日放映となる14話地虫鬼から始まり、15話胡蝶鬼、16話鉄甲鬼、17話コロと戦争の悲惨さや悪とはなにか畳み掛ける構成から始まる……。
ちょうど半ばに当たる20話~21話で連続したシャインスパーク初登場回があるので、2クール目の目玉だったかも。
2クール目を締める暴竜鬼は多分G魔王鬼の翻案。

14話→8月14日放映。地虫鬼。風鈴……
「命がけで戦ってるんだから」と元気を諭す早乙女家のお母さんから始まってる……。
大枯発明インスタントプール。早乙女家に寄宿してるので朝っぱら起こされてる描写。
弁慶以外がいつもと違う私服。次話でも継続。
竜馬と隼人は靴が焦げ茶で同じ、ズボンが色ちがい(竜馬:薄いデニムっぽい青系色、隼人:灰かカーキみたいな薄い色)、上が竜馬:東映明っぽい黄色Tシャツ、隼人が薄緑の七分~長袖っぽい感じ。
水着は竜馬が黄色。他三人は赤。ミチルさんはラストに浴衣姿もある。
大枯が浮き輪取ったことに「非人間的なやり方だったわ」
人間に生まれ変われたら、元気に会える。
脚本が秀逸な回のひとつ。最後近くは特に言葉も無く見てしまったためメモってないという……。
15話→胡蝶鬼。
「浅間学園で貴方たち三人の名前を知らない者なんていないんじゃないかしら?」
まあ目立つ存在だろうなぁ。そういえばサッカーしてて女子に歓声あげられてるリョウの描写もあった(無印10話)。
胡蝶のバイク発進時の描写が細かい。
早乙女博士が読んでるのは「原子力の理論」。
「へえ、リョウのやつ、いやに張り切ってるぜ」「そういうお前はどうなんだいハヤト」「えっ? いや、俺は別に(めっちゃ怪訝な顔)」「? 照れてるのか? はっはっは。実はな、俺あいたっ!?」「やあ、ごめんごめん」「少し張り切りすぎじゃないか、リョウ?」「ええっ、なんの話だい?(怪訝な顔)」「そりゃなあ、勝敗に拘らないミチルさんも立派だけどよ、あの胡蝶って子さぁ、いかしてたもんなぁ」「へえ、そいつは意外だったな。子供にしか興味が無いベンケイかと思ってたぜ?」「そうなめたもんでもないぞ、ハヤト」「へえ、リョウ、どうやら三人で勝負らしいぜ?」「いいだろう、抜け駆けはやめてフェアにやろうぜ、なっ」「ああ、いいとも。最後は彼女が選ぶ、それで文句なしだな」「ふぅむ、二人とも二枚目ぶっちゃって自信たっぷりだな。だがこっちは心で勝負だ、どんとこい!」
リョウちょい吃る。「胡蝶か、いい名前だ」
翌朝バイクで集合。昨晩ホタル狩りすっぽかされた上に遅刻された(15分)と最初に不満言うのはハヤトだけど流されてる? 食いつくのはベンケイ。レディコマンド見てなんかあったんじゃないか?ってすぐなる。
「どうしてアタシに何も言ってくれないの? だってそうでしょう? アタシが真っ先にあの子を見付けたのよ、このゲーム、アタシが一番なのよ?」「ゲーム……?」「そうよ」「ふっ」「何故笑うの? アタシは勝ったのよ!」「いや、違うね。君の負けだ」「なんですって? どうして?」「その理由がわからない君に、俺たちは失望したって事さ」「ええっ!? あっ、リョウくん!」「君は勝負だけに拘って傷ついた少年を助けようともしなかった! 君は美しい、だが、君は心の冷たい人だ!」
リョウはド正論で力強く容赦無く殴ってくるきらいはあるが、さっきまでちらっとでれといてこの手酷さである。しかも声がめちゃくちゃ良い。
「胡蝶さん!? やっぱりな」「胡蝶鬼か、俺はすっかり騙されてたぜ」「道理で思いやりの無い女だったぜ」
ハヤトの言い方も大概だな……。
「私は、生涯でたった一度だけ負けた鬼よ。もう、人間に戻れない」
「リョウくん……私これでやっと、人間に……戻れたのね……」「君はもう、胡蝶鬼じゃない。美しい胡蝶さんだ」
16話→鉄甲鬼。
冒頭野球(ボール拾い)のはずが草咥えて寝転がるハヤト。だってここまで飛んで来ないじゃねえかというのが言い分らしいが。
リョウを狙った不良の喧嘩:木刀、棘付きメリケンサック、ベルト
「強がりはよせ! お前には二度までも助けられている。今度は……今度は俺がお前を助ける番だ」「百鬼帝国を裏切ったこの俺に、い、一体何処へ帰れと言うのだ……(汗とも涙とも取れる絵)。貴様を倒して、俺は堂々と帰ってやる……行くぞ!」「やめろ鉄甲鬼! お前だけは殺したくない!!」
この話もヒドラーが横槍を入れてなければ……なのでブライはさっさとあいつの首を切るべき。
「なんて奴だ。自分を犠牲にしてまで己の意志を貫くとは……」「百鬼帝国にもあんな奴がいたとはなぁ。まともにやってたらゲッターロボがやられていたかもしれねえなぁ」「……鉄甲鬼よ、今度生まれ変わってきた時には人間として生まれて来るんだぜ……そして今度はサッカーで正々堂々戦おうじゃないか」
17話→コロ。
「ハヤト、仔犬が目に入らねえのか!?」「こいつらは鬼だ、百鬼帝国の鬼なんだぞ、ベンケイ!」「そうかもしれねえ。けど見ろ、たとえ鬼でも仔犬の母親なんだ」「……リョウ、行こうぜ。出力回路を取り戻すんだ」
角さえ無ければ犬が戻れると思い石を投げるも殺してしまうベンケイ。「犬を殺しちまった心の傷がどれだけ痛いか、貴様にわかるか!?」
珍しくリョウのサイドカー乗るハヤト。この時だけだったような?
18話→火山島。
「気に入らねえなぁ」ベ「ん? なんか言ったか?」「気に入らねえって言ったんだよ」ベ「何が?」「火山島がさ」リ「ハヤト、どういう意味だ?」「気に入らねえ。それだけさ」「百鬼帝国の企みだって言うのか?」「ええっ、まさか!?」「ふっ、なんでも疑ってみなきゃ気が済まないハヤトらしいなぁ、だが、それじゃキリがないぜ」「そうだよ、考えすぎだよ、ははははは」「……」
思慮深く警戒心が強く敵の計画などを予見するハヤトみたいな描写はGこの辺から特に多い。
「ハヤト、ひょっとしたらお前の言った通りになりそうだぜ」「なあに、俺はただ気に入らねえって言っただけよ」「さすがハヤト、すごい勘だぜ」
19話→百鬼帝国に対する秘密国防会議。早乙女研究所の科学力で無ければまともに対抗できない。ゲッターロボと協力して戦う事となった。国防長官。
21話→10月2日。シャインスパーク初登場。20話から連続。ハヤト足負傷(骨をやられてるようだ)。研究所が襲撃され早乙女博士が崩落に巻き込まれ、元気が重傷。
「ミチルさん、しっかりするんだ。こんな事で、負けてたまるか!」
リョウがつよい。
「元気くん、しっかりするんだ! 早乙女博士が死んじまったらもう俺たちどうすることもできねえ!」「ベンケイ! 博士はまだ死んだかどうかわからないんだ! さあ、みんな博士を探すんだ! たとえ死体で見つかっても、このまま引き下がっていいもんだろうか。そんなことは俺はできない!」「……ベンケイさん……早くやっつけて……研究所が、無くなっちゃうよぅ……」「元気くん……! くそぅ、まだ負けちゃいねえぞ! 俺は最後まで戦う!!」「そうだ、まだ戦える! ゲッター線さえ収集できればエネルギーは補給可ッ――」「ハヤトくん!?」「ハヤト、大丈夫か?」「出血が酷いわ」「っ、なぁに、俺は大丈夫だ、早く作業を始めようぜ」「ハヤト、お前はここで休んでてくれ」「いや、俺も手伝う! これぐらい、大丈夫だよ」「ハヤトくん、ダメよ、休んでなきゃ。いざ出撃の時動けなかったらどうするの?」「そうだ、ミチルさんの言う通りだ。ここにいて元気くんを頼む」ハヤト、リョウの順に写りミチル「お願い、ハヤトくん」「……わかった。こんな時にすまねえ」
身の安全は第一に考えろって言われてるけどハヤトだからな……。
東京壊滅寸前。百鬼のボスは大阪に向かったようだ。
戦い終わって研究所が見える丘でみんなでいる。木によりかかりハーモニカ吹いてるハヤト。
「ベンケイさんひとりでいきがってるけど、シャインスパークは三人あってのものだからね」「それにハヤトくんだって骨にヒビが入っていながらこれだけ頑張ったのよ。今日の成果上々よ! ね、ハヤトくん?」「ハヤトが吹いてる時は何言ってもダメダメ」
22話→ハイジャック回。冒頭皆でBBQっぽい。この時はハヤトの勘は働かず。クイズに応募してないのがわかった後に察してるが当たらなければ良いと思ってたぽい。「予感が当たった……」
「博士、ゲッター線増幅装置は絶対に渡してはいけません」「……し、しかし……」「渡したら、こっちの負けです」「リョウ! 渡さなきゃ、ミチルさんと元気くんは殺されるんだぜ!? ……それでもいいのか!?」「黙れ、ベンケイ!」「なにぃ!?」「博士、ハイジャックされたジャンボ機は我々が命を懸けて見つけ出し、ミチルさん達を助け出します! だから、ゲッター線増幅装置を渡すことは、拒否してください!」「……わかった。リョウくん、君の言葉を信じよう」
23話→ピエロ回。
「いやあ、ここんとこずっと百鬼帝国の奴らも攻めてこないし、どうだい、退屈しのぎに皆でサーカスでも見に行くか!」「気に入らねえなあ」(かけ去るハヤト)「んん? な、なんだい?」「紅茶でも飲みながら静かにブラームスでも聞いていたいんだとさ」「へっ、柄かよ、ははっ、はは!」「あーあ、ベンケイくんってムード壊すなぁ」
「ってな事を言いながら、結局みんな来ちゃうんだよなぁ」
元気がケロリと人を食ったようなことを言う時は好調の証拠じゃよ。
早乙女博士もいる夕食風景。やはりハヤトがなにか気にする。
「どうした?」「博士、ちょっと研究所へ行ってきます」博「なに?」「どうも気になるんです」
以下仕掛けられた爆弾を解除してる時の早乙女博士の台詞。
「もし、ここでやめてしまったら、私の命は助かっても確実にゲッター線増幅炉は無論のことこの研究所もすっ飛んでしまう事になるんだ。いわば50%を選ぶことは初めから後の50%を放棄する事だ。それよりはたとえ失敗する事でゼロになる結果に終わるかもしれんが、でも、でも私は成功した時の100%に賭けたい」「一生に一度の人生に後悔を残したくない」
24話→ミサイル要塞島潜入工作回。船の舳先に立ってたり、甲板でハーモニカ吹いてるハヤト。リョウは運転。ベンケイは握り飯食べてる。
「何時まで泣いとるんだ、男は男らしく強くなくちゃ」

~ここからラストまで割りと定期で再放送が合計6回入る~

25話→ミチル回。自力脱出のち科学者達と無双。っょぃ。ハヤト霧に「気に入らねえなぁ」ってまた言ってる。脊髄が急所→背中が弱点では?→ドリルアーム届かない(当然)→頑張れ! ハヤト!じゃねえんだわwwwwwww
26話→11月13日放映、イサムの馬鹿野郎!! 漫画版G一話目魔王鬼/竜二回(週間少年サンデー 1975年第21号(5月25日号)~)と同じでハヤトの既知の人間が自ら鬼となる事を選び敵対する話。
車避けようとして飛んだ結果事故るとかも面白すぎるからwwww
新宿で出会った幼なじみイサムにハンバーガー奢るハヤト。新宿の目とか流行り取り入れてる。
「金だよ。金さえありゃ、なんでもできるんだ。だからがめつく稼いでるんだよ。今に、必ずでっかい事してやるからな」「でっかい事って?」「ああ、なにかでっかい事さ。俺はこの新宿の街が大好きなんだ。この新宿でなんかでっかい事やるんだよ」
回想など挟みながらハヤトとイサムの交流などが描かれる。ハヤトはイサムを応援したかったのだろうというのもわかるため、下記のラスト五分間の流れが……。
「俺は金と力のために、自分から望んで暴竜鬼になったんだ!」「本当に鬼になったというのか」「そうだ! 邪魔だてするな!」「目を覚ますんだ、イサム!!」「人にはそれぞれの生き方がある。ハヤト、お前にはお前の道がある。俺には、俺の道がある!」「そりゃわかる、しかしイサム、今自分のしてることがいい事か悪いことかの判断を間違えないでくれ、イサム!」「それは戦いが決めてくれる。勝ったものが正義で、負けたものが邪悪になるのだ」
ドリルアームで突っ込む中、柿を分け合う回想→イサムの名前を呼び、最後目をギュッと閉じ俯く
「嫌だ、嫌だ嫌だ、母ちゃん! 助けてくれよぅ、鬼なんて嫌だ!」「イサム!」「嫌だ、鬼なんて……せめて人間に戻って死にたかった」「イサム、君はもう、鬼じゃ無いさ!」「だ、だけど、角が……」「角なんかどこにある。お前は人間なんだ。そして、昔からの俺の友達じゃないか! 角なんか、ある訳無いよ」「角が無い……? そんな……」(十字架に写る姿、ハヤトの涙が角を隠す)
っていうかラスト五分間でここまで描けるのが秀逸では……。

G【27話~最終39話】

3クール目。
何度か読み直してようやく気づいたが、2クール目終盤から再放送を入れることで、全体の話数としては3クールで収まるように調整した疑いがある。(映画の製作による遅延などもあったかもしれないが)
37話から3話連続した最終決戦になっている。

27話→11月20日放映。ツバメ回。小笠原トライアングル。ソファの背もたれに腕掛けて覗き込んでるハヤト可愛い。こういう仕草はリョウもたまにしてる。
遅くまでツバメの世話をするベンケイと元気。
何故かベッドがリョウ真ん中、ハヤト下になってる。いつの間に交換したんだ。前のと違う漫画版に近いお揃い色違いパジャマ。
寝入ってしまった二人に毛布をかけるハヤト。
「あーあ、これだからな」「うん。さ、もう夜が開けるぞ。ハヤト、早く寝ようぜ」
どうやら二人寝たフリでもして様子を見ていたらしい。
28話→ミチル一人称回。「去年の今頃」の話。公害について。
29話→リョウが男前すぎる神家の話。ハヤト父と和解。
「おい、ハヤト、あれを見ろよ!」「ハヤト、あのマークはお前の親父さんとこのじゃないか?」
「ハヤト、久しぶりだな」「ん、どうしたんだね、お父さんに挨拶ぐらいしなさい」
以前から秘密裏にゲッター線の平和利用研究所を富士山麓に作っていた。百鬼帝国に気付かれないように誰にも話さなかった。
「ハヤトくん、そういう訳だ。是非、お父さんの研究所を守って欲しい。わかったね?」「はい、失礼しました」
「ハヤトくん、どうしてお父さんを送ってあげなかったの?」「親父は、仕事以外には何も無い人間さ。ガキの頃はまとわりつくと殴られたもんだ」「でも、まだハヤトくんとお父さんがこうしていがみ合ってるのを見たら、久しぶりにパリから帰ってくるお姉さんはきっとガッカリするでしょうね」「ええっ!?」「お父さんがこの手紙渡そうとしたのに、あなた飛び出しちゃったんですってね」
「姉さんがパリから帰って来るんだ! 明後日じゃねえか!」「急に嬉しそうな顔して」「そうさ、俺は姉さんとは一番気があった。親父にどんなに冷たくされても俺がグレなかったのは姉さんのお陰さ」
「お母さん、ただいま」「でも、またすぐ行っちゃうらしいけどな」「仕方がないわ」「バラバラだよな、うちの連中は」「あの時、お母さんひとりで死なせたんで、まだお父さんの事恨んでるの?」「もう、そんな子供じゃねえぜ」「じゃ、明日お父さんの新しい研究所に行ってみましょうよ。ね、ハヤト」「俺は嫌だ!」「どうして? ね、お願い」「……そんな事言うなら、俺は帰るぜ!」
「お、いたいた」「ハヤト、なんで帰って来ちまったんだよ」「おい、あんな喜んで迎えに出てったんじゃねえかよ。何があったんだい、え?」「っ、うるせえな!」「うるせえとはなんだよ!?」「ほっときなさいよ、ベンケイくん!」「ええっ!? そりゃないぜ、一番心配してたのはミチルさんじゃねえかよ」「いいえ、もう呆れちゃったのよ! こんな調子じゃ、とてもお父様の研究所なんか守れそうにも無いわね。また百鬼ロボットが襲ってきたらあたしひとりでライガー号に乗って戦ってやるから、いいわよ!」去るミチル、心配そうなベンケイに声をかけるリョウ「大丈夫、奴はこっから富士山の方の空を見ているのさ」
神家の話のリョウはやけにハヤトに理解があり、男前になりやすい気はするがこの先含め耳は疑った。
「おい、ハヤト! お前ひとりで飛び出して、どうする気だ!?」「グズグズ言ってねえで、早く追い付いて来たらどうだ!」
父の研究所が襲撃され姉が負傷したと聞くや出動しこれである。
「ようし、俺に任せろ!」「待て! 俺は着陸するぞ」「なに!?」「このまま逃がしちまうのかよぉ」
「姉さん!」「静かに。輸血中です。……ダメだ、血が足りない。なんとかもっと集められないだろうか」「俺の血を全部やる、とってください! お願いします!」「血液型は?」「A型です」「O型でないと駄目です」「俺の姉さんだぜ!?」「君、無茶を言ってはいけません。たとえきょうだいでも血液型が違っては駄目です」「姉さんの、バカ! こんな所に、来なきゃ良かったんだ!」「俺、O型です」「えっ」「とってください」「ああ、良かった。これで助かります」「おい、頼むから、水臭いこと言わないでくれよな」「ちくしょう、百鬼ロボットめ……」
リョウは水臭いの意味を辞書で引いてくれ……一応赤の他人だぞ……配偶者の血縁とかでは無いんだぞ……。
「リョウくん! ベンケイくん!」「どうした?」「ハヤトの野郎がひとりで戦ってるらしい」「なっ、ばっきゃろうめ」(貧血で倒れかける)「おい、無理すんなよ。人の倍も血を取られたんじゃねえか」「だからって、このまま放っておけるか」
馬鹿野郎とは言ったが結局終始ハヤトを責める事は無かった。
「ハヤト、リョウは血を取られたんで飛ばすのがやっとだ」
こんな状態にもかかわらず。
窮地のゲッター2を見ているハヤトの父。
「全員地下壕に退避せよ。君、バリアを解くんだ。そして百鬼ロボットが近づいたらゲッター線を収束して一気にアンテナから放射するんだ」「そんな事をしたらたちまち収束装置は溶けてしまいます、いや、そればかりかその熱でこの研究所もきっと」「吹っ飛んでも構わん!」「えっ!?」「ハヤトを救うためだ……」
この時、最後まで付き合ってた研究員さんも「自分はここの責任者ですから」ってかっこよかった。
「親父!?」
「ハヤトくん、安心したまえ。みんな地下壕へ退避した」「えっ」「今の気持ちが、君の本当の素直な気持ちなんだ。忘れるんじゃないぞ」
姉がパリへ立つ時に父から渡されたという写真入の時計。ずっと大事にしていた。お父さん、今でもお母さんを愛しているのね。
「すいません。命より大切な研究所だったのに……あ、これ姉さんから。励ましになるだろうって」「励ましに? 何を言うんだ。私にはお前と明日香がいる」「えっ」「研究所など、また建てれば良いのだ。お前と明日香に比べたら、物の数では無い」
始めて「父さん」呼びになる(戻る)。
30話→12月25日放映回。ドライスノー。スキーする三人。
青根峠のすぐ下。「あそこにゃあ、そんなでっかいスキー場に向いたスロープはねえはずだなぁ」山に関することであるためかそう知っていて首傾げるハヤト。リョウも訝しみ役所へ問い合わせるなどそういえばGはリアルっぽい動きをする事が増えたような。
31話→1976年1月8日放映。お正月(この前の週は1月1日)は特番だったのだろう、放映自体がなかった模様。リョウ回。またも一騎打ち。
父との思い出を回想する冒頭。
「それにしても今日のリョウはどうかしてたぜ。集中力が全くなってなかったなぁ」「そう、いつものリョウらしくなかったぜぇ。なんか、心配ごとでもあるんじゃないのか?」「心配ごと? いや、そんなもん無いよ」「百鬼帝国という化け物相手に戦いばかりやってると、家庭という平和の味が無性に恋しくなる。なあ、リョウ?」「ああ、そうか、ホームシックってやつか! そうだろ、リョウ? うはは、図星だろ、あはははは」「馬鹿みたいに大きな口開けて笑ってる場合か! 百鬼帝国はいつ襲ってくるかわからないんだ、整備をしっかりしろ!」「リョウ、そうムキになるなよ。俺たちだって人の子だ、親父やお袋を恋しいと思うのは、みんな、同じだろう」「ベンケイ、お前は口数が多すぎる! リーダーは俺なんだ、言う通りにしろ!」「んな事は関係ねえだろ! 俺が言ってるのはなあ!」「うるせえ!!(手袋投げ付ける)」「やるか、この野郎!?」「やめろよ! さあ、二人とも整備点検を続けるんだ」
このところ百鬼帝国がなりを潜めている。ハヤトベンケイはミチルと偵察。リョウは東京で待機。『我が国随一の居合抜き達人、流竜作(65)氏の模範試合はこれが最後と言われ~』
「こういう仕事をやっておると、いつ会えるかわからんぞ」「しかし、百鬼帝国がいつ攻めてくるかわかりません。僕だけが抜ける訳には行きませんよ」「リョウ、水臭いこと言うなよ。今日のところはな、俺たちに任せて行ってこい」「そうしろよ」「いや! 僕も出動します!」「リョウくん! これは命令だ! 所長である、私の命令だ!」
一度言い出したら聞かないリョウの性格を知ってて命令にしてるのかなこれ。
嬉しそうにバイクで向かうリョウ。回想と父の言葉。
「剣は己だ! 己の力で己の道を突き進めぇ!」
会場で父を見て(さすが親父だ)なので、素は親父呼びと思われる(普段は父さんなのでハヤトと逆。どうもリョウは素が荒っぽいが教育で優等生的な丁寧な言動に、ハヤトは逆に素の育ちがとても良いが頑張ってグレてこれみたいな雰囲気がある)
ラスト早乙女博士「あの連中、戦う度に成長してゆく。頼もしい奴らだ」
32話→ 怖いものから目を逸らさず乗り越えよみたいな回。いきなりのスパルタ教育ビビる。
ベンケイ眠気→いざと言う時戦えなくなったら困るから交代で仮眠しよう→ベンケイ朝までぐっすり→馬鹿野郎!起こしても起きなかったらしいがハヤトどうしてたん。
33話→クレイジービーム回。
「こいつはくせえぜ」とまたも訝しむハヤトだが大体本当に百鬼の仕業なんだよな、ここまで。
博士からうかつに出るなと言われ、反発するベンケイ。ハヤトは素直に従う。
「ちくしょう、また犠牲者が出るな」「リョウ、今飛び出せば海の上で叩けるぜ」「博士の命令が出るまで待つんだ」「ハヤト、お前平気なのか? 奴らの狙いはわかってるんだ日本中おかしな人間でいっぱいにして機能を麻痺させてしまう魂胆だ。指くわえて見てる訳にはいかんよ!」「そう焦るな、ベンケイ! 外の景色でも見て気を紛らわすのも良いぜ」
街を襲う百鬼ロボ、早乙女研究所に電話が入る。
『ゲッターロボは何をしてるの!? 私の坊やが、私の坊やが!!』「なにぃ、子供が!?」「……俺は行くぜ」「おい、待て!」「止めても無駄だ!」「リョウ、待て!」(馬鹿な奴だ……)
(博士、すいません……リーダーにあるまじき行動ですが、どうしても百鬼ロボットが許せないんだ!)
「リョウ、待てよ! リョウ、俺も一緒に行くぜ!」「いい加減にしないか、ベンケイ! 俺たちは闘犬とは違うんだ、戦うだけが能じゃねえ!」「子供までやられてるのに黙ってるっていうのか? えっ!?」「しかし、博士があれだけ念を押していったんだ、きっと何かあるんだよ」「いくら博士の命令だからといっても、俺は放っておけない! 皆ゲッターチームの出撃を待ってるんだぜ」「……ああ、わかったよ、リョウ。俺も付き合おう!」
リョウはこういう時謝るけど悪い事をしたとは思っていないみたいな面もある。
「すいません、出撃したのは俺のせいなんです」「リョウだけのせいじゃない! 俺も同罪です!」
最後まで止めてたハヤトが間髪入れずに擁護に入る……。
「博士、すいませんでした。もしもバリウム液が無かったらとっくにやられていました。本当に……」「おい! ひとりでいいカッコするな! 俺たちみんなの責任だ」「そう、そうだとも。どんなお仕置でも受けますよ、博士!」
熱いコーヒーを沸かしといてくれんか、疲れて帰ってくる連中のためにな
叱るもんか、君たちの心はあの夕焼け空が一番よく知ってるだろうさ
34話→ベンケイのライバル。
そんな学校聞いた事ないと首かしげるハヤト。
「ふあーあ、飯食ったら俺も眠たくなってきたよ」「しばらくベンケイのお供でもするかね」「ところがそうもいかないぜ。もうすぐ試験だ! 今日は三人で勉強するはずだったじゃないか」「おおっと、いけねえ、そうだったなあ。何しろここんとこ出動が激しくてろくに勉強してる暇が無かったからな。それじゃ俺はベンケイを起こしてくるぜ」
「おい、ベンケ――。……よっぽど疲れてるんだなぁ、ベンケイのやつ。もうしばらく、そっとしといてやるか」
「あれ? どうしたんだ、ベンケイは?」「あんまり気持ち良さそうに眠ってたんで、起こすのがちょっと可哀想になってな」「へえ、どういう心境の変化だ? ハヤトらしくないぜ」「一角とかいうやつも一緒だったし、ふっ、まぁ今日のところは良いさ」
度々忘れるが彼らは高校生である。テスト勉強するの可愛いね……。
「スポーツマンの友情を汚しやがって!」と怒るベンケイ。
ロボットでの戦闘を経て生身での勝負に。
「どうだ、男らしく1体1で勝負しようではないか! それとも皆さんにはひとりで戦う勇気は無いかな?」「くそう、言わしておけば言いたいことをほざきよって! よし、俺が相手だ!」「待てベンケイ、この勝負、俺がやる」「しかし奴は俺の手でやっつけたいんだ。俺にやらせてくれよう」「ベンケイさんよ、真打ってのは一番最後に登場するもんだぜ。そう慌てなさんなって」「真打ぃ? この俺がか? なるほどぉ、言われてみればそれもそうだな。よぉしリョウ、最初はお前やれ。後にこの俺が控えてるからな、思う存分戦ってきな!」「それじゃお前たちは後ろへ下がってろ」
石をバットで打って当てるベンケイ。
マフラーで血を拭い納刀するリョウ。
「はあ、すげえ戦いだったぜ」「これからも、もっとすごい戦いがあるだろうさ」「ハヤト、ベンケイ!」
夕日の中、手を差し出すリョウ。三人で手を重ねて終わる。
35話→百鬼老兵は死なず
冒頭テレビ見るベンケイ、勉強するリョウ、新聞読むハヤト。
勇敢な牛剣鬼の息子らしく勇ましく戦え。とはいえヒドラーも止めてるな。
「無茶な野郎だ。まだガキじゃねえか」「子供をやる訳にはいかない、早いとこ追っ払おう!」
「おい、百鬼の若いの! 強いのはわかった! それぐらいで早く帰れ!」「うるさい!」「よおし、一発脅かしてやるか」
脱出しろってリョウベンケイが叫んでるな。
風吹く枯れ野に寝転がるリョウ。
(ダメだ、あの顔がこびりついて離れん!)
「卑怯者め、離せ!」「卑怯者だって?」「そうじゃ。ワシの息子を3機合体して撃ち落としたそうじゃが、子供に一対三でかかるとは卑怯でなくてなんじゃ」「いや、それは違う! あの少年を撃ち落としたのは戦艦シーホース号の自動レーザー砲だ」「逃げ口上は許さんぞ」「いや、事実を話しているだけだ」
(事実説明省略)
「そんな仲間を置き去りにしていった、ヒドラー元帥の方が卑怯だ! これが、事実だ」
この回のリョウは既に貫禄みたいなのが出始めてる感じがある。
「リョウ、この勝負は俺たちに任せろ!」「いや、俺がやる!」「ダメだダメだぁ! 心に引っ掛かりのある奴は戦う資格はねえ!」「お前さんひとりの命じゃねえぜ」「……うん」
またピンチの時に頑張れ!って言って丸投げしているがリョウはよくやる。
「よし、1体1の勝負じゃ」「まだ俺を息子の仇だと思っているのか」「遺恨はない! 牛餓鬼はワシの息子らしく、勇ましく戦って死んだのだ」「だったらこれ以上無益な戦いは寄せ」「黙れ! 男なら正々堂々と戦え!」「そういう態度が息子を死に追いやったんだ!」「なに!?」「戦うことしか男の生き方が無いという、そういう考え方が息子を無謀な戦いに駆り立てたんだ!」「黙れ!」「息子を殺したのは本当はお前だ!」「なんじゃと……?」「お前は息子に、戦うことしか教えなかったんだ!」「黙れ!若造に親の気持ちがわかってたまるか」
「立て! 戦うのじゃ。男は戦って戦って、戦い抜くのじゃ!!」
「どうした! 男なら戦え! 戦い抜くのじゃ!」「やめろ、やめるんだ!」「戦え! 戦え!!」「息子にもそう言い続けてきたんだろう!」「!?」(さっきのリョウの言葉)
ド正論でぶん殴ってくるリョウのある種の優しくなさがぶっ刺さる回でもある。
「トドメをさせ!」「……」「何してるんだ、相手は百鬼だぞぅ!?」「どうした、シャインスパークは使わんのか!?」「勝負は決まった。これ以上戦っても同じ事だ。百鬼帝国へ帰れ!」「若造め、バカにしおって。百鬼老兵は死なぬ!」
「ワシは死なぬ! ワシは戦う! まだまだ戦ってやるわ!」「やめろ、やめるんだ!」
「リョウ! 奴は普通じゃないぜ、やれ!」
「馬鹿な百鬼老兵士め」ってシャインスパークの時になんか言うのは始めてじゃないかな……。
「あのお爺さんじゃ参ったぜ」「全くだ。しかし、何故逃げようともせず、仁王立ちで動かなかったんだろなぁ」「わからんなぁ。ただあの時、がむしゃらな生き方は自らを滅ぼすだけだと気付いてくれれば、避けられた戦いかもしれない。今更どうしょうもねえ! さ、引き上げるぞ!」
36話→ベンケイ暗殺計画。
ベンケイ遅れるのに博士も「またか」って言ってる。
戦闘で少女の愛犬が死んでしまったと知り落ち込むベンケイ。
「おい、元気出せよ、ベンケイ。お前だけの責任じゃないんだ」「大体、お前はやられっぱなしでよぉ、反撃の拳ひとつだって出せなかったんだぜ?」「それにこういう怒りは平和を乱す百鬼帝国にこそ向けなくちゃならないんだ」「それにしてももっと注意していれば……」「そんな事は不可能だ!」「慰めはよしてくれぃ!」
ベンケイは本当子供と動物に優しい。
「もしやこの子とさっきの爺さんはベンケイの命を狙う百鬼の回し者ではないのか」「ハヤト!」「ま、まさか……」「違う! チコちゃんは絶対にそんな!」
「ハヤトさん、証拠も無いのにそんなこと言うなんてあんまりじゃないかっ!」
半分当たってたんだけどそのせいでチコちゃんが逃げ出し危険な目に逢うという、なんでもかんでも疑うのもよくないみたいな描写。
「やっぱりチコちゃんは利用されてたんだわ」「いやぁ、俺はチコちゃんに、とんでもねえ事を言ってしまったぜ……」
きちんと悪い事をしたと思って反省してる様子。
37話→残った百鬼ロボットを集め世界に総攻撃開始。この辺から戦闘機の立体感とか異様によかったりする。
日曜日、リョウの運転する車で研修会。
どの国の軍隊も百鬼ロボットにてんでかなわなかった。
伊豆大島で合体百鬼ロボット計画。
ミチルさんの肩掴んで止めるハヤト。
雛鳥作戦。
君が命懸けでタンカーに隠れていたお陰だ。成功を信じていたわ。という会話もあったり、ハヤミチ描写はこの話より前からG終盤に増える。
この話からラストの続くテロップで最終話まで連続。
38話→合体百鬼ロボットが東京進撃。日本を世界制服の基地にする企み。
「いやあ、けど百鬼ロボットは吹っ飛ばしたからこれで一安心って訳だな! いやぁ、よかったよかったなぁ、がはははは」「本当にそう思ってるのか? 幸せな野郎だぜ」「どういう意味だい、そりゃあ!」「まだ安心はできないって事さ。確かに、百鬼ロボットは爆破した。だが、これで百鬼帝国が全滅した訳じゃあ無いからな」
既に予見しているハヤト。戦いが激しくなり自分の命が無いかもしれないとも思い始めているっぽいのが下の会話に出てくる。
「……嫌な夕焼けだなぁ。まるで血が流れてるようだ」「おい、やめろよ! そんな言い方!」「そう見えるから仕方がねえよ」「~~っ、いい加減にしろってんだい! お前は神経質というかなんというか、考えすぎなんだよ!」「だが、無神経よりは良いだろう?」「なんだって!?」「よせよ! 二人とも」「そりゃ、俺にだってわかってるさ。百鬼帝国の奴らが今度こそ総攻撃を掛けてくるかもしれねえってことくらいはな! だからよ、こうやって静かに出動を待ってるんじゃないかい! それを、何もイライラさせるようなこと言わなくたって、いいじゃねえかよ! そうだろう!?」「もう良いよ、ベンケイ。何もしないでじっと待ってるってのは落ち着かないもんだ。それよりどうだ、外へ出て、ひと汗かこう」
リョウはサッカー、ベンケイは素振り。ハヤトはバルコニーの手すりに腰かけひとりハーモニカ。眺めるミチル。
「へえ、リョウさんもベンケイさんも張り切ってんなぁ! 百鬼帝国の奴らと最後の決戦だもんなあ!」「元気」「え?」「あんたなんかにリョウくん達の気持ちがわかるはずないわよ!」「なんだよ、なに怒ってるんだよ」
「これだから女は嫌なんだよ、すぐにヒス起こすんだから」「元気っ!!」
ここの元気とミチルの会話は重い。ヒスじゃないんだぜ……。
確かに、今朝やっつけた百鬼ロボットだ(場面は夜)
強襲される研究所。リョウ達に連絡を入れようとするミチルを止める博士。向こうは向こうで戦っているからこっちは自分達だけで。
シャインスパークで一体倒すもエネルギー切れ。ミチルがレディコマンドで向かう。
「しまった、敵に気付かれた! ミチルさんが危ない!」ハヤトヘルメット投げ捨てて外へ。「ミチルさん!」「ハヤト、何処へ行く!? 戻ってこい!」
「大丈夫か、ミチルさん!?」「私はかすり傷だけよ! それより早くエネルギーの補給を!」「ああ、後は俺がやる。ミチルさんは早く研究所に戻ってくれ。はっ!? 来たな!」「ハヤトくん、気をつけてね!」手のひらの十字架を見つめるハヤト、ギュッと握り締めた手が震える。鎖を引きちぎる。ミチルとの会話からここまでBGM無音→「戦いははてしなく」が流れ始める。
「ミチルさん、これを! 鎖が切れたんだ、直しといてくれ」コマンドを見送り両手で握った十字架を見つめるミチル「……ハヤトくん、死なないで……」
ミチルが乗っていると思い生け捕りにしようとするヒドラー。
「ハヤトくん!」「ハヤト! 助けに行くにもエネルギー切れだ、どうすりゃいいんだぁ!」「ハヤトの事だ、きっと、自分でなんとかするさ……」
「しまった、捕らえられたか……。ミチルさん、俺の最後を見ていてくれ!」
台詞からして既に死ぬ気。ロープを張り百鬼ロボットに乗り込もうとする。落ちそうになった時、右目の端に一筋涙が流れている。機関室に乗り込んだ時点でBGMフェードアウト。暴れた後格納庫でヒドラーを待ち受ける。
「動くな!」「ハヤト!?」「待っていたぜ、ヒドラー。最早逃げられないぞ!」顔に血が滲んでたり服もボロボロ「くそう、いつの間に忍び込んだ! 例えこのワシを倒したところで、お前も生きてはここを出られんぞ!」「そんな事は覚悟の上だ。貴様ら百鬼帝国にこの美しい地球を汚されてなるものか!」「!?」「うろたえるな、ヒドラー! さっき、動力室を破壊しておいたのよ。間もなくこのメカは爆発する。貴様も最後だ!」
崩落に巻き込まれるヒドラーとハヤト。墜落していくメカにハヤトの名を叫ぶベンケイとミチル。
「ハヤト……何故なんだ、何故……」何故と言うのはリョウだけ。
39話→3月25日放映。東京は百鬼帝国に占拠された。
珍しく長椅子にだらしなく寝転んでるリョウ(普段こういう仕草をよくしてたのはハヤト)。座っているベンケイ、ミチル。
ベンケイ、夕焼けを思い出す。
「あの時は俺もちょっと言いすぎたかなぁ……」「ううん、ハヤトくんは死を覚悟してたのよ」ミチルの首にかかる十字架。回想。「ハヤトくんは、私の身代わりになって死んだんだわ」「よしてくれ、二人とも!! そんな話をするのは! あのハヤトが死んだりなんかするものか! ハヤトは……ハヤトは、きっと生きている!」
漫画版では無印終盤で最後までリョウの死を受け入れてなかったのは実はハヤトみたいな描写があるが、ここでは逆になってるのは興味深い。
「もちろん戦うんだ、最後まで! 午前10時をきして国防軍の一斉攻撃が開始される。それと呼応してゲッターロボも出撃してほしいと要請された」「しかし博士、東京にはまだ逃げ遅れた人や百鬼帝国の捕虜になった人々が大勢いるんですよ?」「ああ、わかっておる。だが、政府が決定した事だ。我々はそれに従うしか、仕方がないんだ」「嫌でい(行きません?)! おいらにはできないよ! 大勢の人間を巻き添えにするなんてことは!」「ばかもん! 何を言うか! 今はそんな事を言ってる時では無いんだ!」「博士、こいつもよくわかってるんです。ただ、ハヤトの件があったもんですから……」「わかってくれればいいんだ。ハヤトくんのためにも我々は頑張らねばならん」
ライガーにはミチルが乗り込み出撃。
ヒドラー、ハヤトを捕虜にして帰還。改造して手先として研究所に送り帰す算段
どうしても自分でハヤトの仇を、と言うミチル。
グラー博士シャインスパークで撃破。ブライ直接出撃。重力制御装置により要塞島浮上。
燃え盛る東京。要塞島ビル群へぶつかり衝撃でハヤト覚醒。状況から百鬼帝国の中と察し。
研究所をなぎ倒す要塞島。(地下に待避済)
ビーム効かず、シャインスパークだけが頼みの綱。海上へおびき出し。
研究所の通信機破壊、ゲッターロボへは通じず、腕時計型通信機で直接→ハヤトも受信
『今のままでは、シャインスパークは効かないかもしれん。要塞島の一部を破壊してそこにシャインスパークを叩き込むんだ!』『わかりました、なんとかやってみせます!』『頼んだぞ、リョウくん!』「博士! リョウ!! こうしちゃおれん」大暴れ
「くそう、いくらやってもかすり傷ひとつつかねえや」リョウたまに言葉荒いんだよなぁ。
ハヤトが爆破した穴からシャインスパークで決着。派手に爆発する要塞島。
「やったぜぇ、ついに百鬼帝国をやっつけたぞぉ!」「おお? あそこに誰かいるぞ!?」「くたばりぞこないがまだいたのか、やってしまおう!」「待って! あれはハヤトくんじゃないかしら!?」「そんな、馬鹿な!?」「おーい!」「やっぱりハヤトくんだわ!」「なんだぁ、あの野郎生きてたのかぁ!」「ハヤト……!」
それまでも度々あったハヤトの理不尽さがMAXだった瞬間。何故生きているのか。
崩壊した研究所の前に集まっている皆。
「ハヤトくん、無事でよかった!」「百鬼帝国も全滅したし、これで地球にも平和が蘇りますね、博士」「ハヤトくん、はい、これ! 直しといたわよ」「いや、それは、ミチルさんに持っていてほしいんだ」「見てみろよ、この夕焼けを」「真っ赤だなぁ。まるで血が流れてるようだなぁ、ハヤト」「いや、今日の夕焼けは実に美しい。まるで我々の心そのものだぜ」「ちっ、現金なヤツだぜ、お前は!」
全員が笑う姿で終わり。

〖漫画版との関係性が疑われる部分など〗

無印Gは原案を同じにし、相互にやり取りもあった。
特に漫画版の竜馬はイマイチ掴みにくい部分があるが、ベースイメージにあったのが東映版と考えるとメンタルのくそタフさや真っ当なモラルを背景にした熱血漢ぶり、神谷ボイスのつよつよ感など補間になる部分がある。
竜馬も死なせるつもりだった初期案汲んだ結果が記憶喪失展開だったりという噂もあるが真偽は不明。
弁慶がコクピットでおにぎり食べてたりするのも東映版から。
漫画版の早乙女博士は結構お年を召していそうにも関わらずゲッターに乗れるくらいには頑強だが、東映版の早乙女博士も自分が乗ろうとしたり敵をちぎっては投げしてるシーンもあったりして案外武闘派だったり。

上で書いたが無印16話のハヤト錯乱描写は漫画版からかと思ったけど74.7.18が放映日だから微妙かもしれない。(当時は手書き時代で三ヶ月くらい前には脚本できてるとかなんとか)漫画版掲載が6月半ばくらい? どっちかがどっちかを拾ったとかやり取りしてるうちに共通する元があった可能性はあると思う。

漫画版G魔王鬼→東映版G暴竜鬼
のように逆に東映版が漫画版から影響を受けたと思われる話もある。
この「もう一人のリョウ╱ハヤト」という話は元を辿ると無印9話没シナリオから東映と漫画でリレーするように続いたモチーフの疑いも後に出てきた。
東映版無印ラドラ没シナリオ(もう一人のハヤト)→ミユキ╱ゲッターQ(もうひとつのゲッターロボ)→漫画版G魔王鬼(もう一人のリョウ)→東映版G鉄甲鬼(もう一人のハヤト、もうひとつのゲッターロボ)→暴竜鬼(もう一人のリョウ)
って感じではな疑いがある。

放映と同時連載していた無印G以降にも東映版から拾ったところはあったように感じる。
號ランドウ基地壊滅事件→G最終話近辺の敵基地に一人乗り込んで結果壊滅させるハヤト
號くんたちに「闘犬」という言葉が使われているのも気になった。
號竜馬登場時「隼人のやつはしつこい」→漫画版では一切他者へしつこいような描写は無い。東映版では母が亡くなった事を三年引きずり父を恨んでる事を姉から指摘されるなどがあり該当する。
真での「犠牲を無意味にしないため戦う」(やはり他者の死を引きずって/背負っている)は號の後に描かれたのも考慮すると東映版のイメージが根底にある疑いはないだろうか。
ゲッターVSゲッターG「目を閉じてても合体できる」→東映版無印に竜馬隼人の視界が失われエンジン音を目安に合体するエピソードがある。それに影響を受けたのか学年誌版Gに光で視界を奪われ、音をヒントに敵を捕縛する話がある。これらが根底にある台詞では?
真以降での無印追加エピソードで恐竜帝国基地に直接攻撃仕掛ける話があるが、あれも見た時の絵面の印象に東映版無印の話に被るところがあった。


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